映画「メンインブラック3」は2012年公開のアメリカ映画です。
MIBシリーズ3作目で、JとKの物語の完結編です。
本作はタイムスリップものです!!
タイムトラベル映画と言えば感動のラストが待っていると相場が決まっています(笑)
もちろん、本作も例にもれず感動のラストで幕を閉じます!!
JとKの過去に迫り、シリーズをまとめるようなラストは号泣間違いなし!!必見です!!
個人的にもシリーズ3部作の中では1番好きです。
この記事ではあらすじやネタバレ解説はもちろん、タイムトラベルものにはつきものの矛盾点にも触れています。
また、レディー・ガガやジャスティン・ビーバーといった数々のセレブがカメオ出演しているシーンもご紹介。
そしてもちろん恒例の個人的感想も書いていますので楽しんでいただけたらと思います。
記事の最後にはBlu-ray/DVD情報や本作を動画配信サービスで視聴する方法もご紹介しています。併せてどうぞ!!
では、さっそくあらすじとネタバレ解説いってみましょう!!
レッツ・ムーヴィン!!!!
もくじ
「メンインブラック3/MIB3」のあらすじとネタバレ解説!
ここでは本作あらすじやポイント解説をしていきます。
まずは作品情報とキャストから。
作品情報とキャスト
映画「メンインブラック3」は2012年公開のアメリカ映画です。
MIBシリーズ3作目で、1作目、2作目同様「J」と「K」を中心とした物語です。
興行収入は全世界で6.24億ドルとなっており、シリーズ最高の興行収入となっています。
脚本 : デヴィッド・コープ、ジェフ・ナサンソン、イータン・コーエン、マイケル・ソッチョ
原作 : ローウェル・カニンガム
製作 : ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
製作総指揮 : スティーヴン・スピルバーグ、G・マック・ブラウン
音楽 : ダニー・エルフマン
K : トミー・リー・ジョーンズ
若いころのK : ジョシュ・ブローリン
O : エマ・トンプソン
若いころのO : アリス・イヴ
ボリス・ジ・アニマル : ジェマイン・クレメント
グリフィン : マイケル・スタールバーグ
リリー : ニコール・シャージンガー
エージェントX : デヴィッド・ラッシュ
ジェフリー・プライス : マイケル・チャーナス
他
監督は前2作に引き続きバリー・ソネンフェルド監督。
スピルバーグも製作総指揮に引き続き名を連ねています。
脚本にはジュラシックパークシリーズやミッションインポッシブル、スパイダーマンなど数々の名作を手掛けたデヴィッド・コープが新たに迎えられて製作されています。
キャストの方はウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが引き続き「J」と「K」を演じています。
本作はタイムスリップ物で、基本的には「K」が若いころの時代の話がメインです。
ですので、ジョシュ・ブローリン演じる「若いころのK」も主演扱いとなっています。
ジョシュ・ブローリンと言えば、近年ではアベンジャーズシリーズのサノスを演じたことで有名ですね!
前作ではマイケル・ジャクソンの出演が話題でしたが、本作にもレディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、ティム・バートン監督、ビル・ゲイツ、元サッカー選手のベッカムなどがカメオ出演しています。
では、次はあらすじです。
あらすじ
エージェント“J”と“K”のコンビは今日も奇想天外なエイリアンたちを監視し、その暴走を取り締まるべく奔走していた。ある日、Jは単独で事件を追うKを不審に思い、その真相を問い詰めるも全く取り合ってもらえない。翌日、不信感を募らせたJはKを探すが、どこを探してもKの姿が無い。さらにMIBの上司からは、「Kは40年前に亡くなった」という理解不能な発言が飛び出す。混乱するJ。何者かが過去を書き換えたのか?そして、時を同じくしてエイリアンの侵略が一斉に始まり、地球は未曽有の危機に陥る―。一体、Kの身に何が起こったのか?そして、黒幕はいったい誰なのか?すべての謎を解き明かし、地球の危機を救うため、Jは40年前の世界にタイムスリップを試みる―。果たして、Jは未来を救うカギを見つけることが出来るのか?そして、過去の世界で明かされる、JとKの関係にまつわる衝撃の真実とは!?
公式サイトより引用 : https://www.kadokawa-pictures.jp/official/mib3/
次はポイント解説です。
ここがポイント!!
ここでは本作のポイントをピックアップして解説していきます。
本作はタイムスリップもの
本作のストーリーはいわゆるタイムスリップものです。
ボグロダイト星人である凶悪犯のボリスが、かつて片腕を失い逮捕される原因となったエージェントKを過去に遡って殺害します。
地球の平和に重要な役割を果たしたKが過去で死んだことによって現在が変わってしまい地球滅亡の危機・・・そこでJはKが殺される1日前にタイムスリップし若いボリスを殺そうと計画します。
若いボリスを殺せば現在から過去に戻ったボリスもいなくなる・・・そうなればKも殺されない・・・そんなお話です。
キーとなるアイテム「アークネット」
本作のキーとなっているのはアークネットなるもの。
アークネットとはボグロダイト星人から地球を守るシールドです。
過去で予知能力をもつ宇宙人・グリフィンがKに託したものです。
未来が変わる前の歴史ではこのアークネットをKが設置し、ボリスを逮捕したことによって地球をボグロダイト星人の侵略から救っています。
しかし、ボリスは逮捕するだけだと未来で脱獄して過去に戻っちゃうってんで、今度は殺しましょうってお話ですね。
つまり、Jの目的はKがアークネットを設置できるようにすることとボリスを殺すことです。
因みに宇宙人・グリフィンの星はボグロダイト星人に滅ぼされており、地球が同じ運命にならないようにとアークネットをくれるのです。
単純だが秀逸なストーリー
本作の基本的なストーリーは超単純。
ボリスがタイムスリップして過去を変えたから自分も過去に行って修正してこよう!ってだけです。
しかし、そこにKとJの秘密を上手く盛り込んでとっても魅力的なストーリーにしていますね!
グリフィンが見せた未来
クライマックスでアークネットをロケットに取り付けようとするJとKとグリフィンの3人でしたが、ジェームズ・ダレル・エドワーズ大佐に捕まってしまいます。
そこでグリフィンは大佐に「ある未来」を見せています。
この未来を見たことによって大佐は態度を変え、3人がアークネットを取り付けられるように計らってくれるのです。
一体何を見せたのでしょうか?
グリフィンは「見なくちゃいけないもの」と言っています。
また、何を見たのか大佐に問うJに、大佐は「君たちの活躍だ!君たち2人の」と言っています。
これに関しては明確な答えはありません。
ただ、2人が地球を救う未来を見たのは確かですね。
しかし、アークネットを張った時、Kが大佐に「こういうのを見たいならいい極秘機関を紹介してやろう」と言うと、大佐は「見たいが・・・」と言葉を詰まらせています。
なので、これは自分がその後に死ぬと知っていたのかもしれませんね。
それから、Jが自分の息子だと知ったのかどうかも不明です。
でもあそこまで急に態度を変えるということは息子だと知ったと個人的には思っています。
全てが明らかになる感動のラスト
本作のラストはシリーズをまとめるような感動的なラストになっています。
撃たれて死んだ大佐には息子がいて、その息子がJだったことが判明します。
父を亡くした幼いJにKはニューラライザーを使い、記憶を消すのです。
だからJには父親の記憶がないんですね。序盤でKがJに「父親を悪く言うな」とたしなめるシーンも伏線になっていて感動的です。
Kは自分のせいで父を亡くしたJを幼いころから見守っていたのです。
1作目でKがJをスカウトしたことへ繋がるような秀逸なラストです。
このことがJに知られないようにと、ボリスの件については極秘扱いにしていたことも分かりましたね。
Kが無口になってしまった理由
饒舌だったKが無口になってしまいます。
「一体あんたになにがあったんだ?」とJは何度もKに言うくらいです。
これについては明確な答えがありませんでした。
Jの父親の死からなのか・・・Jに対する罪悪感からなのか・・・。
かなり不明です・・・。
この辺は見た人に委ねられているようです。
人種差別への警鐘
過去に戻ったJは警察官に対して黒人を差別するなと言っていますね。
こういったことを笑いにできてしまうほど黒人の人たちへの偏見は薄くなってきました。
しかし、こういったシーンからは、差別があったことを決して忘れてはいけないこと、そしてそういった中で戦い勝ち取ったからこその現在だということを改めて感じさせます。
また、現代に残る様々な差別への警鐘のようにも聞こえます。
これを黒人のスターであるウィル・スミスが言うことにとても意味を感じますね。
パグ犬フランク
1作目には鍵屋にいる情報として、2作目ではエージェントFとして登場したバグ犬のフランク。
本作では電話をするJの後ろに大きな写真として登場しています。
劇中では語られていませんが、なんとなく死んじゃったかのような演出で寂しくなりますね。
実は、1作目2作目と出演していた実際のバグ犬は、亡くなってしまっていたのです。
ですので劇中でもそのように描かれています。
一般的にバグ犬の寿命は12~15年と言われています。
2作目撮影当時でもう7歳だったのでMIB10年ぶりの新作への出演は叶わなかったようです。
次は一流セレブがカメオ出演していた件です。
一流セレブがカメオ出演!あなたはいくつ気付いた?
1ではシルベスター・スタローンやデニス・ロッドマンなどのスターが、2にはマイケル・ジャクソンがカメオ出演し話題となりましたが、本作にも多くのセレブたちがカメオ出演しています。
皆さん気付きましたか?
本作にはレディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、ティム・バートン、ビル・ゲイツ、ベッカムとそうそうたるセレブが出演しています。
出てくるのは全員一緒くらいで、映画が始まって20分15秒くらいのところです。
モニターに映っていますね(笑)
それから、アンディ・ウォーホルが実は宇宙人で、エージェントWでもあるという設定も面白かったですね!!
もちろんアンディ・ウォーホルは本人じゃありませんが、映画ならではの設定で楽しませてくれました。
次はタイムスリップものとしての矛盾についてです。
タイムスリップものとしての矛盾
本作はいわゆるタイムスリップものです。
こういった映画につきものなのが矛盾点ですね(笑)
僕はタイムパラドックスについて詳しく分かりませんし、そういったことを指摘するのは野暮なことだと個人的には思っています。
そもそもタイムマシンというこの世に存在しないものが話の基盤となっている以上、確かな正解などないと思うのです。
だから、製作者が決めたルールでOKだというのが僕の個人的な考え。
とはいえ、気になった点はありますのでその辺を書いていきます。
まず、本作は基本的に過去を変えると自分がいた現在も変わるという設定のようですね。
ドラゴンボールやアベンジャーズ方式ではなく、バック・トゥ・ザ・フューチャー方式です。
そのうえで疑問に思ったことは2つです。
1つ目は、序盤でボリスが過去に行きKを殺したことで現在が変わってしまうのですが、何故Jだけは全く変化がなかったのか?ということ。
「なんで俺だけ?」とJは言っていましたが、こっちが聞きたい(笑)
タイムマシーンをくれた男が「あんたもそこにいたってことさ」と言っていましたが・・・思いっきり「?」ですよね(笑)
いたからなんだって話(笑)
それともう一つ。
クライマックスのJとボリスの戦闘で、Jはボリスに攻撃され発射台から落下・・・死を避けるために少しだけ前の時間に戻っています。
そして直前のボリスの攻撃を覚えていたので全部かわす・・・といったシーンがあります。
でも、これおかしくないですか?
だって、タイムマシンであって時間が巻き戻るわけじゃないですよね?
タイムマシンを使って少し前に行ったらもう一人の自分がそこにはいるはずなんですけどね・・・。
この映画の設定で行くと、ちょっと戻って自分を助けてまた元の時間に戻らないとダメなんじゃ・・・。
このシーンだけ時間を巻き戻しちゃってるのが「ん?」と思いました(笑)
まぁ、僕もタイムパラドックスとかよくわからないのでこの指摘自体が間違ってるのかもしれませんが・・・。
まぁ、でもニュアンスは伝わってきましたので、この辺はご都合主義でも全然OKなんんですけどね!!
楽しければそれで良いんです(笑)それがハリウッドです(笑)
次は続編についてです。
続編について
本作はMIBシリーズ3作目で3部作の完結と思って良いと思います。
JとKの物語の続編製作情報は今のところありません。
ただ、2019年にスピンオフとして「メン・イン・ブラック・インターナショナル」が公開されました。
主演はアベンジャーズシリーズのマイティ・ソーで有名なクリス・ヘイムズワースです。
これまでのMIBシリーズをまとめるとこんな感じです。
- メン・イン・ブラック(1997年公開)
- メン・イン・ブラック2(2002年公開)
- メン・イン・ブラック3(2012年公開)
- メン・イン・ブラック・インターナショナル(2019年公開)
次は評価と個人的な感想です。
評価と感想
ここでは世間での評価と個人的な感想を書いていきます。
まずは世間での評価から。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中3.6点といったところ。
思ったより評価が普通でビックリですが、トミー・リー・ジョーンズの出番が少なかったことなどが原因かもしれませんね。
でも高評価の意見も多いです。
実際の声はこんな感じ。
おまけ↓↓
こんなんあったのね(笑)
次は個人的な感想です。
個人的感想
さて、ここからは個人的な感想を書いていきます。
個人的にはシリーズの中では3がダントツで好きです。
そして完成度もシリーズで一番高いと思います。
分かりやすいストーリーの中にJとKの人間ドラマも盛り込んで感動させる・・・ベタですがこういうの大好きです。
タイムトラベルものは切ない感じに仕上がるから個人的に好物なんです(笑)
案の定、本作もラストは号泣です。
JとKの過去にこんな話があったなんて!!!
後付けとはいえ秀逸なストーリーですね!!
なんでもこのタイムスリップのアイディアは、2の撮影の時にウィル・スミスが言い出したものだったそうですよ!
ウィル・スミス、ナイスです!!!
この映画のテーマは恐らく、未来が見えるエイリアンのグリフィンが言ってた「全てのことは影響し合っている」ということだと思います。
例えばラストシーン・・・Kがチップを忘れなければ地球は滅亡しない・・・的な感じで終わりますよね?
一見全くかかわりがないことのように思う出来事同士が実は複雑に絡み合って現在を作っている・・・。
小さな変化がその後影響し大きな変化を生む・・・蝶が羽ばたいた程度の風でも遠くの天気に影響する的な?・・・こういうのバタフライ効果っていうらしいです。
こういったことがテーマになっていると思います。
つまり、ぼくらが今生きてここにいるのは本当に奇跡のようなことなんです。
だから今を大切に生きて欲しい・・・そして今ここにいることに感謝してほしい・・・そんなメッセージもこの映画からは感じます。
最後、JとKはお互いに感謝をして敬意を表する形で終わっています。
あのラストこそが本作で伝えたかったことなんだと思います。
単純なストーリーではありますが、何気に深い映画だなって個人的には思っています。
また、映像の方も前作から10年経っていることもあり飛躍的に向上していて嬉しいですよね!
発射台で戦うシーンも迫力満点でした!!
強いて言うならもう少しインパクトのある敵キャラも欲しかったところ。
ボリスはあれでも良いんですけど・・・なんかもっと巨大なエイリアンとか可愛い奴とか見たかったです。
とはいえ概ね満足ですね!!
シリーズの原点としてその要素が全て詰まっているのは1作目だと思いますが、3の方が完成度は高いと個人的には思っています。
まぁ、1も2も3もかなりコンパクトな作りなので、観る時は一気に観るのがおススメですね!
次はBlu-ray/DVD情報です。
メンインブラック3をBlu-ray/DVDで観よう!
本作を購入するならBlu-rayがおすすめ!!
また、3部作を一気に観れて特典も満載のBlu-ray-BOXもおススメです。
次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法をご紹介します。
メンインブラック3を動画配信サービス/VODで視聴する方法
Hulu ×
U-NEXT 〇
dTV 〇
FODプレミアム ×
amazon プライムビデオ 〇
配信が終了している場合もありますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。