死霊館は実話!記念すべきシリーズ第1作目をネタバレ解説!

映画「死霊館」は2013年のアメリカ映画です。

どんどん広がりをみせている死霊館ユニバース!

本作はその記念すべき1作目です。

時系列的には最初ではありませんが、本作から観始めるのはやはり王道ですね!

監督はあの「ソウシリーズ」の生みの親ジェームズ・ワン監督です。

個人的にはグロシーンが多くて苦手なソウシリーズですが、そのストーリーは練られていましたよね?

この死霊館シリーズもそういった監督の特徴が出たのか、ストーリーがとても魅力的になっていると思います。

エロシーンやグロシーンがほとんどないので、安心して観れるのも良いです。

この記事では、ストーリーをネタバレで解説している他、実話との関連や、実際のウォーレン夫妻のその後や現在についても触れています。

また、恒例の個人的感想も勿論書いていますので是非楽しんでください。

記事の最後にはBlu-ray情報や動画配信サービスで視聴する方法もご紹介していますので、併せてチェックしてくださいね!!

 

では、早速解説に入っていきます。

死霊館は実話!記念すべきシリーズ第1作目をネタバレ解説!

作品情報とキャスト

映画「死霊館」は2013年のアメリカ映画です。

死霊館シリーズの第1作目です。

興行収入は全世界で3.195億ドル。

 

スタッフ

監督 : ジェームズ・ワン
脚本 : チャド・ヘイズ、ケイリー・W・ヘイズ
製作 : トニー・デローザ=グランド、ピーター・サフラン、ロブ・コーワン
製作総指揮 : ウォルター・ハマダ、デイヴ・ノイスタッター
音楽 ジョセフ・ビシャラ

 

キャスト(役名 : 俳優 : 役どころ)

ロレイン・ウォーレン : ヴェラ・ファーミガ : 霊能力者
エド・ウォーレン : パトリック・ウィルソン : 悪魔研究家でロレインの夫
キャロリン・ペロン : リリ・テイラー : 怪現象に悩まされている女性
ロジャー・ペロン : ロン・リビングストン : キャロリンの夫
アンドレア・ペロン : シャンリー・カズウェル : 長女
ナンシー・ペロン : ヘイリー・マクファーランド : 次女
クリスティーン・ペロン : ジョーイ・キング : 三女
シンディ・ペロン : マッケンジー・フォイ : 四女
エイプリル・ペロン : カイラ・ディーヴァー : 末っ子
ドルー : シャノン・クック : エドの助手
ブラッド・ハミルトン巡査 : ジョン・ブラザートン : ハリスヴィル署の警官
ジュディ・ウォーレン : スターリング・ジェリンズ : ロレインとエドの娘
ジョージアナ・モラン : マリオン・ギュヨ : ロレインの母
ゴードン神父 : スティーヴ・コールター

 

本作の監督はジェームズ・ワン監督。

ジェームズ・ワン監督と言えばホラー映画の金字塔「ソウ」シリーズの生みの親としてあまりに有名です。

無名時代に「ソウ」の脚本を自ら映画会社に売り込みヒットさせたという伝説の持ち主。

その後は「ワイルド・スピード SKY MISSION」でシリーズ最大のヒットを記録するなど、まさに実力派の監督。

そしてシリーズの中心人物であるウォーレン夫妻を演じるのは、ヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンです。

ヴェラ・ファーミガは名作「ディパーテッド」やこれまたホラー映画の名作「エスター」に出演している人気俳優。

パトリック・ウィルソンはジェームズ・ワン監督作品の常連となりつつある実力派。

ジェームズ・ワン監督のホラー映画「インシディアス」でも主演を務めていたりします。

個人的にジェームズ・ワン監督作品はストーリーが良く練られている印象で、好感を持っています。

また、ヴェラ・ファーミガは個人的に好きな俳優ですので、大活躍で嬉しい限りです。

 

さて、次はあらすじです。

あらすじ

心霊学者として著名なウォーレン夫妻。数多くの怪奇現象を解決した彼らが、あまりにも邪悪すぎるために極秘にしてきた事件がひとつだけあった。

1971年、アメリカ、ローズアイランド州。両親と5人の娘たちが、人里離れた地に引っ越して来た。辺りには何もない古ぼけた一軒家だが、中は館のように広く、家族にとっては夢のマイホームだ。しかし、その館で次々と奇妙な出来事が起こり始める──。

決して家に入ろうとしなかった愛犬の突然の死。
なぜか外より気温が低い部屋に漂う、異様な臭い。
なぜか、午前3時7分に止まる家中の時計。
毎朝、母親の身体に浮かぶ、覚えのないアザ。
誰もいない空間に語りかける、まだ幼い末っ子。
鬼が目隠しすると、ひとり増えている隠れんぼ。
真っ暗の地下室から聞こえる、手を叩く音。
家に体当たりして、自殺する鳥たち。

──遂に娘たちに危害が及び始め、一家はウォーレン夫妻に助けを求める。夫妻が周辺の土地を調べると、そこには耳を疑う血と闇の歴史があった。家族を救おうと立ち上がる夫妻を迎え討つ凄絶な力が、彼らの娘にも魔の手を伸ばす。果たして、館に巣食うものの正体とは──?

公式HPより抜粋 : http://html5.warnerbros.com/jp/theconjuring/synopsis.html

 

次は本作のポイントをいくつか挙げてみます

ここがポイント!!

本作のポイントとなる点をいくつか挙げていきます。

シリーズ第1作目ということ!

本作は死霊館シリーズの記念すべき第1作目です。

死霊館シリーズはスピンオフも製作され、スピンオフもシリーズ化・・・しかもそれが本編とも絡んできたりしていますので、ちょっと分りにくいですが、本作から始まるウォーレン夫妻のストーリーが本編と言える基本となるストーリーです。

ですので、なんにせよ本作が一番最初に観るべきストーリーとなります。

ウォーレン夫妻

シリーズの本筋での主役はウォーレン夫妻です。

夫のエドは悪魔研究家、妻のロレインは霊能力者です。

2人は協力し合い悪魔についての研究や困った人の相談に乗っています。

悪魔は『出没』『攻撃』『憑依』の3段階の手順を踏む

エドは講義のシーンで「悪魔は『出没』『攻撃』『憑依』の3段階の手順を踏む」と話しています。

このことはシリーズを通して危険度のバロメーターとなっており、ペロン一家を襲う悪魔ももちろんこの手順を踏んでいます。

ペロン家にいた悪魔は何者?なぜ屋敷にいるのか?

ペロン家にいた悪魔は何者で、なぜ屋敷にいるのか解説していきます。

ペロン一家が引っ越してきた屋敷・・・この屋敷は、ジェドソン・シャーマンという人物が1863年に建てたものです。

ジェドソンはバスシーバという女性と結婚しましたが、このバスシーバが魔女の一族だったのです。

バスシーバはやがてジェドソンとの子を出産し、生後7日目の我が子をいけにえの儀式に使おうとして、魔女であることが夫にバレてしまいます。

追いつめられたバスシーバは、「土地を奪う者は呪う」と言い、庭にある大木で首つり自殺をしました。

死んだ時刻が、午前3時7分です。

これがそもそもの原因です。

また、1930年代にはこの屋敷にはウォーカー夫人が住んでいました。

ウォーカー夫人の息子ローリーが森で失踪をし、ウォーカー夫人も地下室で自殺します。

これもバスシーバの仕業です。

その後、200エーカーあった土地は分割されて売却されましたが、少年が池で溺死したり、近隣の家のメイドも自殺したりと、その土地では以降も数え切れないほど、死人が出ています・・・。

ペロン一家を狙っているのは悪魔のバスシーバですが、バスシーバの他にもバスシーバの呪いで死んだ者が、幽霊となって屋敷にいます(ローリーやウォーカー夫人の幽霊など)。

どうしてとっとと悪魔祓いしないのか?

悪魔祓いができるのは聖職者である神父さんのみです。

更にペロン一家は信仰心がないので、悪魔祓いをしてもらえません。

信じるものしか救わないのですね・・・。

なので証拠を得て説得しよう作戦なわけです。

悪魔がいるという証拠を得るためにカメラを設置したりして奮闘しています。

バスシーバーの目的は?

バスシーバの目的はペロン家の母キャロリンに取り憑き、わが子を殺させることです。

生贄ってやつですね。

アナベル人形について

死霊館と言ったらアナベル人形が有名だと思いますが、本作にアナベル人形はさわり程度でしか登場していません。

アナベル人形にまつわる話はスピンオフとしてシリーズ化されています。

実話なんです!

この映画で描かれている事件は実話が元になっています。

エンディングでは実際の写真やら音声やらが登場しています。

 

さて、次はその実話についてです。

映画の元になった実話について

本作は実話に基づいて製作されています。

なのでもちろんウォーレン夫妻やペロン一家は実在する人物です。

エンディングでは実在した人物が写真と共に紹介されています。

そして、本作はウォーレン夫妻が扱った扱った中でも「最も邪悪で恐ろしい事件」だったそう。

ただ、この映画で起こったことが実際に起きたという証拠は残念ながら見つかりませんでした。

製作に際してジェームズ・ワン監督はペロン一家にインタビューをしています。

そのインタビューによると何者かが憑依したことが裏付けられるような内容です。

また、ペロン一家は実際の屋敷で撮影が行われた際に見学に来たそうです。

しかし、母親のキャロリンだけは決して屋敷に近づくことはなかったとか・・・。

しかし、本作で描かれたことがすべて本当かどうかは謎ですね・・・。

 

次はウォーレン夫妻のその後と現在についてです。

ウォーレン夫妻のその後と現在

ウォーレン夫妻はその後も様々な事件を調査、また講演や執筆活動などをしています。

夫であるエド・ウォーレンさんは2006年に、そしてロレイン・ウォーレンさんも2019年4月に92歳で他界されました。

 

次は続編についてです

続編

本作の次に公開されたのは「アナベル 死霊館の人形」です。

「アナベル 死霊館の人形」は本作の前日譚となっており、アナベル人形にまつわるストーリー。

ですが、この死霊館シリーズは公開順と時系列がかなり入り組んでいます。

どの順番で観るかはあなた次第なところがあります!!

シリーズの公開順と時系列はこちらからご確認ください。

 

次は評価と感想です。

評価と感想

本作の評価は5点満点中3.8点とホラー映画の中ではかなりの高評価です。

ストーリーがしっかりしており、ウォーレン夫妻のやさしいキャラなどもあって、ただただ怖がらせるだけの作品になっていないのが高評価の要因かと思います。

また実話だという点も怖さを煽りますね。

 

 

さて、ここからは僕個人の感想を書いていきますね。

僕は基本的にビビりですし、血とかグロシーンとか苦手なので、普段ホラー映画はほとんど観ません。

そんなホラー映画が苦手な僕ですが、本作は結構面白かったです。

まず、ストーリーが思ったよりしっかりしています。

ホラー演出もそこまで怖くないので、ストーリーの一環として観れるのも良かった点です。

また、ホラー映画にありがちなエロシーンやグローシーンもないので、本当に安心して観ることができました。

正直、悪魔とか全然ピンと来ないんですが、そこが逆にリアルな怖さを和らげていると思います。

多分、欧米の人って悪魔とか怖いんでしょうね・・・。

欧米の人って悪魔とかゾンビとかやたら好きなイメージありますし・・・。

そこはやはり宗教的なバックグラウンドの違いなんでしょう・・・。

とは言え、やはりアナベル人形は怖いです(笑)

本作はアナベル人形はさわり程度にしか出てきませんが、とんでもない存在感ですね。

主演のヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンがかなりいい感じなのも好感が持てる点でした。

2人がでてくるとめちゃくちゃ安心します(笑)

頼りになるぜ(笑)

また、2人の優しさや葛藤なども良く描かれていて、感情移入もしやすいと思います。

ホラー映画ですが、ちょっとヒューマンドラマ的な要素もあって、単に怖がらせるだけでないのが良いです。

最後は一応ハッピーエンドに落ち着くのもとっても後味が良かったです。

ストーリーは実話を元にしているようですが、結構しっかりしています。

そこは監督を務めたジェームズ・ワン監督の拘りでもあるのでしょう。

「ソウシリーズ」も、グロシーンは個人的に最悪ですが、ストーリーは何気に練られていてしっかりしたものでした。

本作もそういった監督の特徴が出ているように思います。

本作のストーリーはシンプルですが、よくできていると思います。

もちろんツッコミどころもありますが・・・まぁ、悪魔とか言われた時点で何でもあり感は否めませんからね(笑)

この死霊館は、シリーズものとしてどんどん広がりを見せています。

死霊館ユニバースなんて言い方もするようですね。

アベンジャーズのホラー版みたいな感じでしょうか?

話が広がって各作品が繋がっていくような展開は個人的に好きなのでとても楽しみです。

アナベル人形についてなど色々謎を残して終わるので、続編が気になりますね!

普段ホラー映画は観ないって方は結構多いと思いますが、この死霊館シリーズだけはおススメです。

僕も実は試しにこの1作目を観てみただけなのですが、まんまとハマりシリーズを一気に観てしまいました(笑)

ストーリー重視の方にも十分アピールできる作品ですので、食わず嫌いになっている方にこそ観てもらいたいそんな作品です。

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

死霊館をBlu-ray/DVDで観よう!

Blu-ray版には実際の事件を追った特典映像なども収録されていますので、更に深く知りたい方はブルーレイでの購入がおススメです。

 

次は動画配信サービス/VODで視聴する方法をご紹介します。

死霊館を動画配信サービス/VODで視聴する方法

Hulu 〇

U-NEXT 〇

FODプレミアム ×

amazon プライムビデオ 〇

dTV 〇

配信が終了している場合もありますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。

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