デュー・デートはハングオーバーより面白いのか?評価と感想

映画「デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜」は2010年公開のアメリカ映画です。

本作の監督はハングオーバーシリーズのトッド・フィリップス監督。

そして主演はこれまたハングオーバーシリーズのアラン役のザック・ガリフィアナキス!!

ハングオーバー同様、しょーもないギャグや下ネタ満載のコメディ映画です(笑)

それから、もう一人の主演はアイアンマンで有名なロバート・ダウニー・Jrです。

劇中のキャラも相まって、もうアラン(ハングオーバー)とトニー・スターク(アイアンマン)の共演みたいになっちゃってます(笑)

双方のファンには嬉しいかもしれません(笑)

内容の方もハングオーバーと同じような雰囲気(笑)

でも、実は結構違うところもあったりして・・・。

この記事ではあらすじやネタバレ解説の他に、ハングオーバーとの比較なんかも書いています。

また、恒例の個人的感想なんかも書いていますので、是非楽しんでいただけたらと思います。

記事の最後にはBlu-ray/DVD情報や本作を動画配信サービスで視聴する方法もご紹介しています。

併せてチェックしてみて下さい!

 

では、早速あらすじとネタバレ解説からいってみます。

あらすじとネタバレ解説

ここでは本作をネタバレでポイント解説していきます。

まずは作品情報とキャストから。

作品情報とキャスト

映画「デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜」は2010年公開のアメリカ映画です。

興行収入は全世界で2.118億ドルとなっています。

 

スタッフ
監督 : トッド・フィリップス
脚本 : アラン・R・コーエン、アラン・フリードランド他
原案 : アラン・R・コーエン、アラン・フリードランド
製作 : ダニエル・ゴールドバーグ、トッド・フィリップス
製作総指揮 : スコット・バドニック他
音楽 : クリストフ・ベック
キャスト(役名 : 俳優)
ピーター・ハイマン : ロバート・ダウニー・Jr
イーサン・トレンブレー : ザック・ガリフィアナキス
サラ・ハイマン : ミシェル・モナハン
ハイジ : ジュリエット・ルイス
ダリル・ジョンソン : ジェイミー・フォックス

 

本作の監督は映画「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス監督です。

実際に映画を観ると「あ~!」と妙に納得することでしょう(笑)

作品の雰囲気は「ハングオーバー」シリーズと同じですからね(笑)

主演は、 ロバート・ダウニー・Jrザック・ガリフィアナキスです。

ロバート・ダウニー・Jrは今や説明不要の大スター。

アイアンマンのトニー・スターク役として知らない人はいないんじゃないでしょうか?

そしてザック・ガリフィアナキスは「ハングオーバー」シリーズのアラン役のあの人です(笑)

トッド・フィリップス監督作品で、ザック・ガリフィアナキス出演ということでどうしても「ハングオーバー」シリーズが頭をチラつきます・・・というか、「ハングオーバー」観てるんじゃないかと錯覚します(笑)

 

次はあらすじです。

あらすじ

待望の初ベビーの誕生を5日後に控えたピーター(ロバート)は、仕事先のアトランタからロスの自宅へと急ぐため飛行機に乗りこんだ。ところが、ミョーな男のせいでテロリストと疑われ、搭乗拒否に! サイフも身分証も空の上、どうすりゃいいんだとキレる寸前のピーターの前に、例の男が車で現れ大陸横断を持ちかける。彼の名前はイーサン(ザック)、俳優志望でエージェントに会うためにハリウッドへ行くところ。しかし、フレンチブルドッグが友だちで父親の遺灰が宝物のこの男、実は地球上のあらゆるトラブルを奇跡のごとく引き寄せる、最凶のマイナスオーラ男だった! 妻の出産に間に合うのか? いやいや、そもそもピーターは、3,200kmの道のりを生きて無事に帰れるのか──?

公式サイトより引用 : https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=3058/index.html

 

次は本作をポイントで解説していきます。

ここがポイント!!

ここでは本作をポイントごとに解説していきます。

監督はハングオーバーシリーズの人

本作の監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス監督です。

映画を観ればそれも納得でしょう(笑)

作風というか映画の雰囲気がほぼ一緒ですね!!

期限内に目的地に向かうストーリー・・・そこに行き着くまでのドタバタ劇です。

なので「ハングオーバー」シリーズのファンの方は馴染みやすいでしょう!!

本作はロードムービー

本作はいわゆるロードムービーです。

空港で偶然出会ったピーターとイーサンが車で長距離移動をすることになる・・・性格も年齢も境遇も全く違う2人が共に同じ場所を目指すのです。

旅を通してピーターとイーサンの関係が徐々に変化していく・・・とりわけピーターの変化は本作の肝かもしれません。

初めのうちはイーサンを嫌っていたピーターでしたが、イーサンの常軌を逸しながらも真っすぐな気持ちに最終的には感謝すらするようになるのです。

全く違う2人だからこそ色々なことを感じさせられる・・・何気に深い映画になっています。

アランとトニースターク

本作の主演はロバート・ダウニー・Jrとザック・ガリフィアナキスです。

もう完全にトニー・スタークとアランにしか見えないです(笑)

キャラ設定がなんとなく同じなんですよね。

これ、わざとそうしてるんじゃないかなって感じます(笑)

もうまんま(笑)

常にアイアンマンがチラつくし、常にハングオーバーがチラつきます(笑)

アベンジャーズとハングオーバーどっちも好きな人はめちゃくちゃ楽しめる作品になっていると思います。

ザイオンス効果

ずっと一緒に同じ空間にいると相手を好きになっちゃう・・・皆さんはこういった経験ありませんか?

例えば、職場の同僚を好きになってしまったり、学校で隣の席の人を好きになってしまったり・・・。

こういうの、ザイオンス効果っていいます。

本作のピーターの変化はまさにそんな感じ。

先入観から見えていなかった相手の良さだったり、その人の本当の人間性だったりが共に過ごすことによって分かる・・・そんなことをメッセージとして伝えている映画なのではと思ったりもしますね。

 

次は本作とハングオーバーシリーズを比べてみました。

デュー・デートはハングオーバーより面白いのか?

ここでは本作とハングオーバーシリーズをポイントごとに比べてみたいと思います。

というのも、本作とハングオーバーシリーズは監督が同じで作風も似ているので比べる人や、どっちも好きだよって人が多いからです。

では、いってみます。

ストーリー

まずはストーリーです。

本作とハングオーバーシリーズの共通点として「期限内に問題を解決しなきゃならない」というのがありますね。

その中に笑いやギャグをふんだんに入れてくる点も共通しています。

ただ、本作はロードムービーとなっているという点がハングオーバーシリーズとの最大の違いでしょう。

ロードムービーで大切なのは人物の心理描写や人間ドラマです。

本作もどちらかというとピーターとイーサンの人物にスポットを当てているように感じます。

また、ハングオーバーシリーズにみられる謎解き要素もありませんね。

似たようなイメージですが中身は結構違うことに気付かされます。

ギャグ

本作もハングオーバーシリーズもバリバリのコメディ映画です。

なので全編にわたって下らないアメリカンジョークが満載の内容になっています。

どちらの作品も共通して騒動を起こしているのがザック・ガリフィアナキスが演じるキャラクターです。

ドタバタの中心は常にザック・ガリフィアナキスなんです(笑)

そしてギャグの性質も似ています。

下品な下ネタ、動物を使ったネタなど倫理的、道徳的にきわどいものが多いです。

この辺が受け入れられない人はどちらの作品も楽しめないでしょう。

逆にこれらをエンターテイメントとして受け入れられる人はどちらの作品も気に入ると思います。

登場人物の魅力

続いて登場人物の比較です。

本作の中心人物はピーターイーサン

ハングオーバーの中心人物は、フィルスチュアランです。

まず、イーサンとアランは共にザック・ガリフィアナキスが演じていて、キャラ的にもかなり被る部分がありますね。

常に問題を起こすようなことをしたり言ったり・・・でも純粋な奴だったりします。

でも最終的にはどちらも周りから理解され受け入れられ、愛されるような終わり方をします。

きっとは監督は、イーサンとアランといったイケメンでもなければ特別性格がいいわけでもなく、多少の劣等感さえ抱えたちょっとさえない人物・・・そんな人物の本当の魅力みたいなものを描きたかったのではないでしょうか?

また、イーサンとアランというピーターやフィルの対極にいるような人物を共に行動させることによって、本当はどっちもどっちなんだぞっていうことも言いたかったように感じます。

人ってちゃんと向き合わないと相手のことなんてわからないんです。

描き方は違えど、どちらもそんなことを共通して感じる映画です。

いずれにせよ、ザック・ガリフィアナキス演じるイーサンとアランこそが作品の肝だと思います。

興行収入

本作の興行収入は2.118億ドル。

ハングオーバー1は4.675億ドル、2は5.868億ドル、3は3.62億ドルとなっています。

やはり興行収入的にはハングオーバーの方が成功を収めていますね。

これは単純に映画としての評価も現れているような気がしました。

ハングオーバーシリーズの方がやはりストーリーの完成度や映画としての面白さなどは上回っているのかなって思います。

映画として

どちらの映画もイメージ的には同じような感じではありますが、映画としての完成度はハングオーバーシリーズに軍配が上がると思います。

観た人の好みの部分もあるはと思いますが、個人的にはハングオーバーシリーズのストーリーや構成の部分での秀逸さが作品を一段階上のものにしているように感じます。

まぁ、どちらも馬鹿すぎるので真面目に「こっちの方が映画として素晴らしい!」と主張する気は無いんですけどね(笑)

でも、どちらも観ている人を楽しませようと徹底してくるのはさすがですね。

 

次は世間での評価と個人的な感想です。

評価と感想

ここでは本作の世間での評価と個人的な感想を書いていきます。

まずは世間での評価から。

世間での評価

本作の世間での評価は5点満点中3.1点(Yahoo!映画)といったところ。

やはりハングオーバーからの流れで本作を観る人や、アイアンマンから本作に流れる人が多いですね。

ギャグが下品なのでその辺で笑えるかどうかが評価の分かれ目のようです。

実際の声はこんな感じ。

 

次は個人的感想です。

個人的感想

ここからは個人的感想を書いていきます。

僕は本作をハングオーバーシリーズを観た後にその流れで知りました。

監督が同じで、ザック・ガリフィアナキスも出てて、なんだかポスターや作品の雰囲気も似てる・・・これどうなんだろう・・・と興味を持ちました。

でも一番はロバート・ダウニー・Jrが出ているってことで「よし!観よう!」となった次第であります。

なんせアベンジャーズが好きなもんで(笑)

で、観てみると・・・もう印象としては完全にハングオーバー(笑)

本作はロードムービーなので違うと言えば違うのですが、印象としては同じですよね(笑)

なのでハングオーバーシリーズが受け入れられない人は本作も観ない方が良いです(笑)

肝心の内容なのですが、ちょっと作品として中途半端かなって個人的には思います。

特に最後だけでももっと分かりやすい感動があっても良かったのではないでしょうか?

旅の初めはイーサンが大嫌いだったピーター・・・途中で置いていこうとするも良心が痛み思いとどまる・・・そんなピーターが、徐々にイーサンの良い部分に目を向けるようになりラストではイーサンとの心の距離を縮める。

この映画はピーターの心の変化がとても重要な要素なので、ここをもっともっと分かりやすいように描いて感動させて欲しかったな。

ラストのピーターはらしいと言えばらしいけど・・・なんか地味。

イーサンが俳優になれた点は良かったけどね。

途中でピーターに「ハリウッドに行くのはやめろ。ハリウッドの大通りはオマエみたいな馬鹿で溢れている」みたいなことを言ってたのですが、それに対するカウンターですね。

というか、作品全体からふんぞり返った成功者に対するアンチテーゼみたいなものを結構感じる映画でした。

だからイーサンは最初から最後までそこまで大きくは変わらない。

初めから真っすぐで純粋な奴ではある・・・そんなイーサンが夢を掴むのはグッときますね。

作品のテーマとしては、「人それぞれ立場や地位の違いなどあるが、その人の根本を見ないとどういった人なのかは理解できない」みたいなことな気がします。

社会的や経済的に成功している人だけが人として素晴らしいのかというとそうとも限りませんからね。

結構いいテーマなのに、どうしてもコメディってんでしょーもないギャグや下ネタをぶち込んでくる為、なかなか中途半端になっちゃいますね。

ハングオーバーよりメッセージ性は強い気がしましたが、ギャグとの相性がちょっと良くないと個人的には感じました。

まぁ、でもハングオーバーシリーズが好きな人はこの映画も気に入ると思います(笑)

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

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次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法をご紹介します。

デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜を動画配信サービス/VODで視聴する方法

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