映画「ターミネーター3」は2003年公開のアメリカ映画です。
SFアクション映画の金字塔であるターミネーターシリーズ。
低予算ながら記録的大ヒットとなった1作目、シリーズ最高傑作の2作目・・・それに続くのが本作「ターミネーター3」です。
ところが、その評価はビックリするぐらい低い!!
え?
なんで??
そんなにか!?
個人的には「2の正統なる続編」として公開された「ターミネーター・ニューフェイト」よりこっちの方が好きなんですけど・・・。
でもね!
評価が低いのも解るっちゃ解るんです・・・悲しいけど(笑)
この記事では、マニアではないけどターミネーターシリーズ大好きな僕が、なぜ本作の評価が低いのかを解説・考察しています。
理由は7つです!
是非、記事で確認してみて下さい。
他にも本作のネタバレ解説や続編について、Blu-ray/DVD情報、動画配信サービス/VOD情報、世間での評価や個人的感想など盛りだくさんの内容です。
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。
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では早速、ターミネーター3の評価が低い7つの理由をファン目線で徹底解説していきます。
レッツ!!ムーヴィン!!!
もくじ
ターミネーター3の評価が低い7つの理由をファン目線で徹底解説!
ここからは「ターミネーター3」の評価が低い理由を解説していきます。
僕はターミネーターシリーズが大好きです。
世間での評価がめちゃくちゃ低いこの3作目も結構良いと思っています。
しかし、評価が低いのもなんとなく理解できるんですよね(笑)
ではなぜここまで評価が低いのか?
僕が考える「ターミネーター3の評価が低い理由」は7つです。
1つずつ解説していきます。
理由その1・ジョン・コナーがブサイク過ぎる
ターミネーター3の評価が低い理由その1は、「ジョン・コナーがブサイク過ぎる」です。
1作目では話のみで実際の登場は無いジョン・コナー。
そして2作目で満を持して登場!
演じたのは当時14歳のエドワード・ファーロング!
当時のエドワード・ファーロングは絵にかいたような超絶美少年でした!
その美貌から日本を始め世界中で大人気になりました。
ジョン・コナーと言えば2作目の美少年を思い浮かべる人がほとんどというくらいのインパクトを残しています。
そして3作目の本作・・・2作目から10年後のジョン・コナーを演じたのはニック・スタールです。
本作でのジョンの年齢は20代前半。
当時のニック・スタールも23歳~24歳。
年齢的にはピッタリなんですが・・・いかんせんブサイクすぎるんです(笑)
いや、もしかしたらフツメンかもしれませんが・・・2作目のジョン・コナーが美少年過ぎて、あのジョンが成長した姿としては全然ふさわしくなかった(笑)
2作目のジョンと本作のジョンが全く結びつかないんです・・・あのジョンが成長してこうなるとはどうしても思えず、多くの人が本作のジョンを受け入れることができなかったんです(笑)
絶対に認めたくない・・・2のジョンに思い入れがあればあるほどそう思ったはずです。
途中から単なるサルに見えてきたのは僕だけではないはずです。
ニック・スタールはその後大きなヒットもなく、2011年以降は映画に出演すらしていませんしね。
やはりここはイケメンを使うべきだったんじゃないでしょうか?
他にいくらでもいただろーに・・・。
理由その2・ギャグや不快なシーンが悪目立ちしている
ターミネーター3の評価が低い理由その2は、「ギャグや不快なシーンが悪目立ちしている」です。
最高傑作と呼ばれることの多い2作目にもクスッと笑えるユーモアが散りばめられていましたよね?
シュワちゃん演じるT-800の機械的な姿を時にユーモラスに描き、それがジョンとの絆に繋がっていく感じに多くの人は温かい気持ちになったと思います。
しかし!
本作はユーモアを通り過ぎて下品で下らない笑いをぶち込むという暴挙に出ています。
例えば、シュワちゃん演じるT-850が服を奪うシーンで、パリピよろしくなエルトンジョン風のグラサンをかけてみたり・・・女ターミネーターT-Xが胸を大きくして警官をやり過ごしてみたり・・・。
これ完全にアメリカのコメディのノリです・・・ターミネーターには相応しくないですね。
ユーモアの他にも不快なシーンが悪目立ちしています。
T-Xが血を舐めて誰の血痕か判別するシーンとか普通に気持ち悪いです。
敵が女ターミネーターというのも不快なシーンを生み出す根源です。
機械とはいえ、見た目は人間。
女性がシュワちゃんに殴られ、撃たれ、ぶん投げられ、壁に頭を打ち付けられ、挙句、便器に顔から落とされる・・・そんなシーンの連続ですので観ていて気持ちのいいものではありませんね。
理由その3・敵が女ターミネーター
ターミネーター3の評価が低い理由その3は、「敵が女ターミネーター」です。
これは理由その2と関連する部分もあるのですが、強い女性の描き方を間違えているかなって思います。
単純に女性がボコボコにされるのは観ていて不快なだけですね。
強い女性を描くのは良いのですが、精神的な強さを全く描いていない・・・というより、機械なのでそこが描けないので、強い女性としての魅力が全くありません。
それ以前に、そもそも女性である必要性を全く感じないというね(笑)
理由その4・サラ・コナーが死んだ
ターミネーター3の評価が低い理由その4は、「サラ・コナーが死んだ」です。
1作目、2作目と主役級の活躍で大人気となったリンダ・ハミルトンが演じたサラ・コナー。
なんと本作ではサラは白血病で死んだことになっているという・・・。
なんでも、本作の脚本を読んだリンダ・ハミルトンが「この映画にはドラマがない」と言い放ち出演を断ったそうです。
その結果、サラを殺してしまうという暴挙に出ています・・・。
サラは、余命半年と言われたが3年生きて審判の日が回避されたことを確かめて死んだそう・・・まぁ、この辺はサラらしいといえばサラらしいエピソードなんですが、ちょっとあっさり過ぎですよ。
本作までのターミネーターは、サラの物語でもあったんです。
みんなの思い入れが詰まったキャラなんですから・・・この展開はいただけませんね。
理由その5・ケイトがオバサンくさい
ターミネーター3の評価が低い理由その5は、「ケイトがオバサンくさい」です。
本作で初登場となるケイト・ブリュースター・・・未来でジョンの妻になる重要人物です。
演じているのはクレア・デインズです。
本作公開時は24歳。
ケイトはジョンと同級生なので物語の中での年齢も20代前半です。
なのにどうでしょうこの感じ?
クレア・デインズが元から大人っぽい顔だったのもありますが、ちょっと雰囲気がオバサンくさいんですよね。
クレア・デインズといえば、ディカプリオ主演の「ロミオとジュリエット」のジュリエット役のあの子ですよ?
ジョンがサル化してしまったのに、ヒロインまでこれじゃあね・・・。
クレア・デインズ自体は魅力的な女優だとは思います・・・個人的には髪型がイマイチだったんじゃないかなぁ~って思います。
ジョンとは真逆の真面目な清純派の女性がサラのような強さに目覚めていくような展開を狙ってのことなのは理解できますが、もう少しヒロインらしいビジュアルにしても良かったんじゃないでしょうか?
理由その6・ジェームズ・キャメロンがノータッチ
ターミネーター3の評価が低い理由その6は、「ジェームズ・キャメロンがノータッチ」です。
ターミネーターはジェームズ・キャメロン監督の出世作であり、代表作です。
もちろん1作目、2作目共に監督を務めています。
しかし、この3作目はジェームズ・キャメロン監督は完全にノータッチ。
なんとジェームズ・キャメロン監督は50%保有していたターミネーターの権利を1円で当時の奥さんに売ってしまっています。
脱字じゃありませんよ!
本当に僅か1円です。
1円というのが凄い話ですよね笑
まぁ、それは置いておいて、つまり、本作はジェームズ・キャメロン監督とは全く無関係なところで作られた続編なのです。
キャメロン監督は本当に面白い映画を作れる数少ない偉人です。
そんなキャメロン監督がノータッチで、名作の続きを作れるはずがありませんね。
因みに、キャメロン監督は本作について否定的な発言をしています。
そして、2019年にはキャメロン監督が製作に復帰して2作目の正統なる続編として「ターミネーター・ニューフェイト」が公開。
3以降を無かった事にするという、それはまたそれで暴挙に出ています(笑)
理由その7・2の幻影
ターミネーター3の評価が低い理由その7は、「2の幻影」です。
もしかしたらこれが最大の理由かもしれませんね!
本作は1991年公開の2作目から11年経った2003年の公開・・・待望の続編でした。
11年の間に何度となくテレビ放映され、シリーズ最高傑作に挙げる人も圧倒的に多いことから、初めて観たターミネーターが2作目の人も多いと思います。
僕もそうでした(笑)
そんな感じでターミネーターといえば2作目をイメージする人が大多数でしょう。
しかも2作目はロードムービーということもあり、サラ、ジョン、T-800に感情移入しやすい作り・・・3人とも奇跡的なまでの演技で完璧にそれぞれの役を演じ切っています。
ストーリーも秀逸なうえに、名言も多数、敵のT-1000も魅力的・・・。
アクション映画であり、SF映画であり、ロードムービーであり、ヒューマンドラマであり、コメディでもあり、サスペンスホラーでもある・・・映画の魅力が全て詰まっている、そんな作品だったのです!
感情移入しまくった作品の続編・・・。
幻影を求めるなという方が無理です。
本作で観ていたのは、あの2作目のサラの未来であり、2作目のジョンの未来であり、T-800がやってきて溶鉱炉に落ちた世界の未来なのです。
あの物語の地続きの未来を期待し、そう思って観ていたんですね。
みんな「ターミネーター3」というより、「ターミネーター2の未来」として観ていたのです。
ところが、蓋を開けてみればジョンはブサイク、サラは死んでるし、T-800は2作目の個体とは違う・・・2作目の幻影が見事に打ち砕かれるんです。
これは製作側としては良いことなのかもしれませんし、シリーズを新しい方向に進めるためにはある意味正解だと思います。
しかし!
多くの人はそんなこと求めていなかったのです・・・。
どのシーンにも2作目の幻影を求め、それが見え隠れし、チラつく・・・。
その幻影を消し去るだけのパワーが本作に無かったことが評価が低い大きな理由です。
以上、7点がシリーズのファンである僕が考えるターミネーター3の評価が低い理由です。
次は本作をネタバレで解説していきます。
ネタバレ解説
ここからは本作をネタバレで解説していきます。
まずは、作品情報とキャストから。
作品情報とキャスト
映画「ターミネーター3」は2003年公開のアメリカ映画です。
興行収入は4.334億ドルとなっています。
脚本 : ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス
製作 : マリオ・カサール他
製作総指揮 : モリッツ・ボーマン他
音楽 : マルコ・ベルトラミ
ジョン・コナー : ニック・スタール
ケイト・ブリュースター : クレア・デインズ
T-X : クリスタナ・ローケン
ロバート・ブリュースター : デヴィッド・アンドリュース
ピーター・シルバーマン : アール・ボーエン
本作の監督はジョナサン・モストウ監督です。
マシュー・マコノヒー主演の潜水艦映画「U-571」やウィル・スミス主演の「ハンコック」といったスマッシュヒットはあるものの、大きなヒット作はない、どちらかというと通好みな監督といった印象の監督です。
個人的には特別らしさもない、「普通の映画監督」といった印象。
そもそも、「U-571」は潜水艦映画ですので外れない題材として有名ですし、「ハンコック」はウィル・スミスのネームバリューが影響した気もします。
つまり、どちらもジョナサン・モストウ監督だからヒットしたわけではないような作品なのです。
これはそのまま本作にも言えることですね(笑)
ジョナサン・モストウ監督である必然性は本作にも見当たりませんね・・・。
キャストの方はターミネーターの代名詞、アーノルド・シュワルツェネッガーがT-850を演じています。
T-850は前作までのT-800よりちょっとだけ性能が良いだけでほぼ同じ・・・でもハッキリ言ってそこはどーでもいい要素(笑)
まぁ、シュワちゃんが出ると出ないではターミネーター感は全然違いますので、やはりシュワちゃん出演は嬉しかった。
当初は出ないなんて言ってましたけど、結局出ることになったという経緯があります。
そして、ジョン・コナーを演じたのはニック・スタール。
「こんなのジョンじゃない」と集中砲火を浴びました(笑)
俳優としても好きになれなかった人が多かったんじゃないでしょうか?
実際、その後も大きなヒット作もなく表舞台から姿を消しました・・・。
ヒロインのケイトを演じるのはクレア・デインズです!
ディカプリオ主演のラブストーリー「ロミオとジュリエット」のジュリエットやテレビドラマ「HOMELAND」で有名ですね!
しかし、本作ではその魅力を発揮できず・・・残念です。
それから女ターミネーターT-Xを演じるのはクリスタナ・ローケンです。
当時、ほぼほぼ無名だったクリスタナ・ローケンですが、1万人のオーディションを勝ち抜きT-X役に抜擢されています。
しかし、その後は目立った活躍は無し・・・。
ターミネーターシリーズは無名の俳優やこれからの俳優を起用して、俳優をブレイクに導いてきたシリーズでもありますが、本作は作品の評価が低かったこともあり、ニック・スタールもクリスタナ・ローケンもブレイクできませんでしたね。
次はあらすじです。
あらすじ
T2の結果“審判の日”は回避された。その後の平和な日々は授かり物だと言い残しサラ・コナーは病気で亡くなった。ジョン・コナーはと言うと、目標を失い抜け殻のようになっていた。自暴自棄に生きバイクで転倒、動物病院に不法侵入し犬用鎮痛剤を盗んだところを職員の元同級生女子に見つかり、拘束されてしまう。そこを、最強の女性型ターミネーターが襲う。やはり、運命は存在した。“審判の日”は避けられない運命だったのだ。
洋画専門チャンネル/・ザ・シネマより引用 : https://www.thecinema.jp/program/01767
次は本作をポイントごとに解説していきます。
ここがポイント!!ネタバレ解説
ここからは「ターミネーター3」をポイントごとに解説していきます。
審判の日
本作は2作目の戦いから10年後を描いた作品です。
2作目で、スカイネットを開発することになるサイバーダイン社を壊滅させたことによって、「審判の日」は回避されたかのように思われました。
が、しかーし!
「審判の日」は先延ばしになっただけで回避されたわけではなかったのです!
「審判の日」については「ターミネーター2」の記事に詳しく書いていますので、そちらを読んでください!
で、その先延ばしになった「審判の日」当日の出来事が本作で描かれています。
サラ・コナーとジョン・コナーのその後
本作にサラ・コナーは登場しません。
2作目の出来事の後、サラは白血病になり、約3年の闘病の末死んでしまっていたのです。
余命半年と宣告されたサラでしたが、自分の目で「審判の日」が回避されたことを確認するために必死で生きたとのこと。
サラらしいエピソードですね。
サラのその後については、本作の中盤でジョンとT-850によって語られています。
サラが自らの墓に隠した武器を取りに行くシーンですね!
シュワちゃんと共にシリーズの代名詞であるサラ・コナーの扱いがセリフで語られるのみなのが寂しいですが・・・そういうことです。
そして、ジョン・・・2作目の後は平穏な日常を送っていました。
しかし、平和な日常の中にいても「審判の日」とターミネーターの影に未だにおびえる日々・・・目的も見失い、その日暮らしのような生活を送っていたのです。
そんな中、再びターミネーター襲来・・・恐れていた「審判の日」が目前に迫っていることを知るのです。
で、また「審判の日」を回避するために奮闘するのが本作ですね!
ケイト・ブリュースター
本作で初登場となるケイト・ブリュースター。
未来でジョンの妻になる人物です。
本作の敵ターミネーターT-Xの狙いはこのケイトです。
なぜか?
理由は1作目でサラ、2作目でジョンが狙われた理由と同じ。
スカイネットにとって脅威となる存在だからです。
未来でジョンは死んでしまうんです・・・で、その後を引き継いで抵抗軍をまとめることになるのがケイトなんだそう。
2作目で語られていた未来は変わり、スカイネットにとってケイトこそが脅威となっていたのです。
過去作品同様、過去に戻って脅威になる前に殺しちゃえ作戦ですね!
また、物語の中盤で語られるように、実はT-850は未来でジョンを殺した個体です。
それを捕獲、改良してケイトが過去に送り込んだという設定です。
因みにケイトとジョンは同級生。
2作目の出来事が無ければ付き合っていたであろう関係性。
運命は変わらない・・・「審判の日」が回避できなかったように、ジョンとケイトが結ばれるのも運命だったような展開ですね。
ケイトの父とスカイネット
2作目で語られた未来とは多少異なり、本作では「スカイネット」と呼ばれるAIシステムが自我に目覚める形で「審判の日」が訪れます。
そしてそのAIシステムの「スカイネット」を管理する軍の指揮官がケイトの父であるロバート・ブリュースターです。
「スカイネット」を起動する前に止めようとするジョン達ですが、結局間に合わず・・・こうして「審判の日」はやってきたのでした。
衝撃の結末
本作には衝撃の結末が待っていました。
スカイネットを止めようとジョンとケイトが来た場所は、政府の核シェルターだったのです。
「審判の日」は回避することができなかったのです。
T-850の任務はケイトとジョンを救うこと・・・T-Xからはもちろん、スカイネットが発射した核ミサイルからも2人を守ることだったのです。
こうして2人は生き延び、これから来るスカイネットとの戦争に備える・・・そんな結末です。
クライマックスでT-Xを倒す場面・・・
すれ違い際に交わすジョンとT-850のセリフが素晴らしい!
ジョン「ありがとう」
T-850「また会おう」
これだけですが、色々な感情と想像が膨らむ素晴らしいシーンです。
以上がポイント解説でした。
次は「ターミネーター・ニュー・フェイト」の公開で無かったことになった本作についてです。
「ターミネーター・ニュー・フェイト」の公開で無かったことになった本作
本作は紛れもない「ターミネーター2」の続編です。
しかーし!!
2019年、「ターミネーター・ニュー・フェイト」の公開で、全てが無かったことになってしまいました・・・。
「ターミネーター・ニュー・フェイト」は「ターミネーター2の正統なる続編」という位置づけで製作、公開されました。
「ターミネーター2」の後はシリーズに関与していなかったシリーズの生みの親ジェームズ・キャメロンが、「こっちが本当の続きですよ!」と言って別の映画を作ってしまったのです・・・。
オイオイ・・・マジかよ・・・じゃあ始めから自分で作れよ!と言いたくなります(笑)
権利関係が複雑なアメリカの映画界では珍しくもない話ですが、個人的にはこういうのホントやめて欲しいんですよね・・・。
3作目も4作目も結構好きだったぞ!って人も結構いたと思うんですけどね・・・。
本作や4作目の続きを待っていた人には残念な話ですが、そういうことです。
今後シリーズがどう続くのかは現段階では不明ですが、本作と同一の世界観で物語が進むのは「ターミネーター4」までということに今のところなっています。
次は、続編やシリーズの時系列についてです。
続編について
ターミネーターシリーズは2019年現在、最新作「ターミネーター・ニュー・フェイト」まで6作品が公開されています。
複雑な事情を経て続編が製作されてきたシリーズですので、色々混乱しますね(笑)
シリーズの公開順や時系列は別に記事を用意しましたので、そちらから確認してください!
次は世間での評価や個人的な感想です。
評価と感想
ここからは世間での評価や個人的な感想を書いていきます。
まずは世間での評価から。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中2.8点(Yahoo!映画)となっています。
もちろんシリーズ中最低評価・・・。
実際の声はこんな感じ。
ターミネーター3はターミネーターの中で一番つまらない
— あたる@朱夏人 (@ataru_kamp) 2015年7月17日
ターミネーター3、ジョンのやさぐれたキャラ設定とかエンディングの情緒とかを思い出すと悪くなかった気がしてくるけど見返すとシンプルにつまらないんだ
— チン丸 (@I_am_TomCruise) 2019年2月12日
金曜ロードショーでやってたターミネーター3観てる。ジョンコナーもヒロインもブサイクで本当につらい。全体的なB級感はブレがなくてもはや一周回って面白いんだけど、それよりも応援したくなるようなイケメンと美女じゃないことがつらい。悲しい。
— 目覚めろ、その魂子@右手ちゃんだよ (@tamako48) 2015年7月26日
ターミネーター3は別にお話つまらなくないでしょ。イケメンだったジョンがブサイクなだけで。ジョンがブサイクなだけで。
— あまとき (@amatoki_hiropop) 2015年7月24日
「ターミネーター3以降は無かったものとする。 by ジェームズ・キャメロン」
とても正しい判断です。 pic.twitter.com/7gW572hXXn
— ▲かなみね▲ (@kanamine15) 2019年11月16日
やはりあまりいい評判は聞こえてきませんね・・・ジョンがブサイクというのはみんなが思っていることですね(笑)
次は個人的な感想です。
個人的感想
ここからは個人的な感想を書いていきます。
まず、僕が言いたいのは・・・そこまで最悪な作品ではないよってこと!
確かに評価が低いのは頷けます。
ジョンがブサイクなのも、ヒロインがブサイクなのも控えめに言って最悪でした(笑)
ラストが暗いのもその通りです。
サラが出てこないのも残念です。
この記事で評価が低い理由として7つの理由を挙げましたが、批判される要素は沢山あるのは事実です。
ですが、駄作と言われるほどのものでもない気はしています。
2019年の「ターミネーター・ニューフェイト」が「正統なる続編」として公開されたことによって、ターミネーターの歴史から抹殺されてしまった本作ですが、「ターミネーター・ニューフェイト」を観ると、むしろこっちの方が良かったんじゃないかとも思えるんですよね・・・。
良かった点も結構あるんですよ!
衝撃のラストはどんでん返し的でもあり、映画のラストとしては実に秀逸だと思いますし、バトルシーンも見応えがあります。
クレーン車でビルをなぎ倒していくシーンなんか、シリーズ中最高クラスのカーアクションですよ!
ストーリーもシンプルでなかなか良かったと思います。
まぁ、多少物足りない気もしますし、人間ドラマに深みがない気もしますが・・・「審判の日」当日を、緊迫感と焦燥感、絶望感を漂わせて描いている点はもっともっと評価されるべきだと個人的には思います。
人間ドラマというより、事実を追った展開になっていますが、それはそれでアリだと思います。
ラストの「また会おう」というT-850のセリフは色々な感情がこみ上げてくる名セリフだと思います。
で、思うんです!
要は、「みんなが期待していた続編じゃなかった」という話なんですよね、きっと。
思っていたのと違うから認めない・・・そんな雰囲気がある気がします。
過去作に思い入れがあればある人ほどそういった傾向にありますね。
でも、「ターミネーター・ニューフェイト」が「正統な続編」でいいのか?
本作を観て、今一度、冷静に考えてみるのもありだと思います!
で、結局、個人的には「ターミネーター・ニューフェイト」より本作の方が好きですね!
続編を無かったことにしてまで作る価値があったのか・・・これが「ターミネーター・ニューフェイト」を観た時に感じた1番の感想ですから。
3作目や4作目が無かったことにされてしまいましたが、今後、評価が上がり、「やっぱり元の方で!」となることを個人的には願っています。
因みに、本作の延長線で描かれた「ターミネーター4」は1作目や2作目に並ぶ傑作だと思っていますので、是非そうなってほしいです。
個人的満足度
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