アドアストラのネタバレ解説!評価が低い3つの理由!タイトルの意味は?

映画「アド・アストラ』は2019年公開のアメリカ映画です。

 

ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ共演で贈る感動のSFアクション超大作!

 

かと思いきや!!!

 

本作は内省的なヒューマンドラマ…宇宙は単なる舞台というだけ…

ぶっちゃけ、父親がいるのは海王星じゃなくて、隣町に引っ越したってだけでも成立しちゃうんです。

 

しかも暗いんだよなぁ〜笑

 

もう!!思ってたのと全然違うじゃねーか!!!

と、多くの人が映画館で叫んだであろう作品ですね!

 

もちろん、世間での評価もボロボロ。酷評の嵐。

 

この記事では本作の評価が低い理由を3つ挙げて解説しています。また、タイトルの意味や世間での評価、僕の個人的な感想、Blu-ray/DVD情報、動画配信サービス/VOD情報など盛りだくさんです。

 

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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では、早速本作の評価が低い理由3つに理由をネタバレで解説していきます。

レッツ!!ムーヴィン!!!

アドアストラのネタバレ解説!評価が低い3つの理由!

本作は評論家からの評価や映画紙など各媒体による前評判がとても良かった作品!

僕もかなり期待していました!

 

しかし!!

 

実際に鑑賞すると全然面白くない。

 

理由は主に3つあると思います。

1つずつ解説していきます。

評価が低い理由その1・淡々とした展開

本作の評価が低い理由その1は「淡々とした展開」であるということです。

 

本作は冒頭こそ国際宇宙アンテナの爆発事故で派手な演出がありますが、それ以降はなんとも淡々とした作り。途中、月面で略奪者達に襲われたりなどもありますが・・・基本的には派手な演出などなく地味な映画です。

また、静かな場面も多く、淡々とした展開と相まって眠くなる眠くなる(笑)

場面展開もすんなりいきすぎて全く面白みに欠けますね。

評価が低い理由その2・エンタメ性より心理描写に重きを置いたストーリー

本作の評価が低い理由その2は「エンタメ性より心理描写に重きを置いたストーリー」であるということです。

 

本作のストーリーは、周りとうまく関係を築けない主人公が、本当の孤独を知り、自分を見つめ直すというもの。

ストーリー的にはアッと驚くような展開や起伏に富んだ構成は皆無。最初から最後までなんとなく予想通りの展開(笑)

しかも前述の通り実に淡々とした展開です。

そういった物語の面白さより、ブラッド・ピット演じるロイの気持ちの変化の方に重きを置いた作りになっています。

 

ロイは父の死によって周りとうまく関係を築けずにいました。家族を顧みない父を憎んでさえいましたが、心の奥底では父親を求めていた・・・

旅の途中、自分の中にも父と同じようなものがあると感じるが、海王星への旅や父と会ったことを通して本当の孤独を知るのです。

そしてやがて大切なものに気付き自ら周りとの関係を求めるようになるというのが本作の大筋。

 

このロイの気持ちの変化を最小限のセリフで展開させていくのですが・・・これが圧倒的に地味(笑)

 

眠くなる眠くなる(笑)

 

楽しませようとする娯楽要素が全くないので娯楽作品を求める人には全然面白くないですね。

評価が低い理由その3・思っていた内容と違う

本作の評価が低い理由その3は「思っていた内容と違う」ということです。

 

恐らくほとんどの人がこれに当てはまるんじゃないかなぁ~。

ブラッド・ピット主演、宇宙もの、離れた父を探す家族の物語・・・これらから連想されるのはスケールの大きい感動的なハリウッド大作ではないでしょうか?

 

しかーし!!

 

本作の内容は全く違いますね(笑)

 

どちらかというと、本作の監督であるジェームズ・グレイが影響を受けたと公言している「2001年宇宙の旅」のような映像表現や心理描写に重きを置いた作風。

例えば同じ宇宙ものの「アルマゲドン」のように分かりやすく起伏にとんだ派手なストーリーで観客を引き込むのではなく、主人公ロイの感情の変化を深く読み取ることで様々な感情を呼び起こすような作風です。

 

気楽な娯楽映画だと思って観た人はその内向的で余白のある内容に眠くなること間違いなしです(笑)

そのギャップを感じてしまった人が楽しめるはずもなく、当然評価は低くなってしまいますね。

 

以上3点、僕が考える本作の評価が低い理由でした。

次はタイトルの意味についてです。



アドアストラのタイトルの意味は?

本作のタイトルは「アド・アストラ」。

これはラテン語「ad astra」のことで、日本語に訳すと「星々に向かって」といった意味になります。

 

聞きなれない言葉ですが、ラテン語というだけでどこか謎めいた不思議なイメージが沸き上がってくるから不思議ですね。

 

何故ラテン語なのか?

 

まぁ、印象として英語より洗練されたイメージにもなりますし、単に響きの問題もあるでしょう・・・ストーリーの中で重要な意味を持つ言葉でもありませんしね!

「Towards the stars」とか「Head to the stars」より全然いいんじゃないんですか(笑)

 

次は作品情報とキャストの解説です。

作品情報とキャスト

映画「アド・アストラ」は2019年公開のアメリカ映画です。

興行収入は1.328億ドルとなっています。

 

スタッフ
監督 : ジェームズ・グレイ
脚本 : ジェームズ・グレイ、イーサン・グロス
製作 : ブラッド・ピット他
製作総指揮 : マーク・バタン他
音楽 : マックス・リヒター
キャスト(役名 : 俳優)
ロイ・マクブライド : ブラッド・ピット
H・クリフォード・マクブライド : トミー・リー・ジョーンズ
ヘレン・ラントス : ルース・ネッガ
イヴ・マクブライド : リヴ・タイラー
トーマス・プルーイット大佐 : ドナルド・サザーランド

 

本作の監督はジェームズ・グレイ監督。大きなヒット作がある監督ではありませんので一般的にはあまり知られていない監督かもしれませんね。

『ジョーカー』の大ヒットで今をときめくホアキン・フェニックスとは、『裏切り者』(2000年)、『アンダーカヴァー』(2007年)、『トゥー・ラバーズ』(2008年)、『エヴァの告白』(2013年)と4回のタッグを組んでいます。

 

キャストの方はブラッド・ピットトミー・リー・ジョーンズドナルド・サザーランド共演!!

今っぽい感じはありませんが人気、実力共に申し分ない3人の共演は映画ファンには嬉しいですね!

 

ブラッド・ピットはここ日本でも大人気ですので説明不要でしょう!

 

トミー・リー・ジョーンズは『メン・イン・ブラック』シリーズを始め様々なヒット作に出演する名俳優!

 

そしてドナルド・サザーランド!こちらも60年代から様々な作品に出演する名優です。

あ、そうそう!

ドナルド・サザーランドといえば、人気海外ドラマ『24』でジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドのお父さんですね!!

 

どことなく顔も似ていますよね!

 

更にリブ・タイラーの出演は、あの名作『アルマゲドン』を思い出させます。

同じ宇宙物ということでのキャスティングなのかは不明ですが(笑)、『アルマゲドン』好きの僕としては嬉しかったです。

 

次はあらすじです。

あらすじ

近い未来。ロイは地球外知的生命体の探求に人生を捧げた父を見て育ち、自身も同じ道を選ぶ。しかし、その父は探索に旅立ってから16年後、地球から43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となってしまう。その後、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。さらに、父が太陽系を滅ぼしかねない通称“リマ計画”に関わっているという。父の謎を追いかけて、ロイも宇宙へと旅立つが…。

公式サイトより引用

 

次は世間での評価と個人的な感想です。



評価と感想

ここからは本作の世間での評価と個人的な感想を書いていきます。

まずは世間での評価です。

世間での評価

本作の世間での評価は5点満点中2.8点(Yahoo!映画)と低評価。

実際の声はこんな感じ。

次は僕の個人的な感想です。

個人的感想

ここからは僕の個人的な感想を書いていきます。

 

いやぁ~眠かった眠かった(笑)

これは世間で酷評なのも頷ける内容ですね・・・。

 

まず、多くの人がそうだったように、想像していた内容と違い過ぎて戸惑った(笑)こんなに暗い話だとは・・・。

 

勝手にエンタメ超大作の感動系だと思っていましたよ。全然違うのね(笑)

 

まぁ、でもそういうことは往々としてあることですし、内容が良ければ良いんですよ・・・でも実際の内容が本当に良くないのがこの作品の最大の問題点。単純につまらない。

 

冒頭の事故シーンは100歩譲って結構ハラハラドキドキ、映像も素晴らしく、期待感を煽るには十分な出来!しかし!その後がダメです。

宇宙ものにありがちな化学的な矛盾や描写のご都合主義は映画なんで全然OKなんですが、登場人物に共感できないってのは良くない気がします。

特にこういった話題作では共感部分は本当に重要。ロイにも父親にも「?」になっちゃう人多いですよね。意味わからん・・・自分勝手で思考も暗い・・・もう勝手にしてくれよって感じ。ちょっとナルシスト入ってるんですよね。

男ってこういう部分が少なからずある生き物だとは思います。男のロマンってやつです。でも価値観的にはちょっと古い気もします。

ロイは自分の中に父親と同じものを感じ、嫌いなはずなのにどこか求めてしまう・・・父親に対する微妙な感情や葛藤、そして自己の再生は、宇宙というスケールの大きいシチュエーションとは逆にめちゃくちゃスケールが小さいというね。まぁ、その対比が本作のポイントでもあるのですが、周りに迷惑かけないでくれよ!って感じはかなりありますな。

 

ロイの心理描写がメインなので、ストーリーに関してはホント大したことがないのも飽きちゃう理由かもですね。

ストーリーはめちゃくちゃつまらない・・・てか、もう観る前から予告で言ってるようなものだしね。

つまり、観なくても内容わかっちゃう映画なんですよね・・・ロイの心情にしても物語の展開にしても想定外のことが何一つ起きないから引き込まれない。

これは眠くなるのは当然かもです。

 

思い出したように猿が暴れる下りをぶち込んでみたりもありましたが、この内容ならあれはいらない気も…

 

良かった点と言えば・・・

 

やはり冒頭の事故シーンですかね!あれはなかなか良かった!まぁ、あの高さからの落下でパラシュートとか、ププって感じにはなっちゃいますが、まぁ良しとしましょう!

 

それから、美しい宇宙の映像はかなり良かったと思います。出来ればもっと見たかった!個人的に土星の描写とかもっと時間使って欲しかったなぁ〜!通りがかるだけなんで仕方ないですけど…個人的に土星好きなんですよ笑

 

そして、どんなに技術が進歩しても人間が抱える悩みや葛藤は永遠のテーマだというメッセージを投げかけている点もなかなか深いものがあり、考えさせられますね!

 

とはいえ、全体から受ける印象はつまらない映画だなぁって感じ。

ブラピが出てるのは、「これ、俺出ないとヤバくね?」的な理由なんじゃねーかと勘繰りたくなるくらい。

過去最高の演技と称賛されたブラピに救われたんじゃなかろーか。

 

個人的満足度

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

アドアストラをBlu-ray/DVDで観よう!

 

次は動画配信サービス/VOD情報です。

アドアストラを動画配信サービス/VODで視聴する方法

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