ハーレイ・クインが映画で伝えているたった1つの事!DCユニバースとの関連は?

 

※この記事はネタバレ全開です。未鑑賞の方はご注意ください。

 

 

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が公開され、その内容に早くも賛否の声が飛び交っていますね!

 

実はこの映画、女性による女性の為の映画なんです!←キッパリ!!

 

そして、本作が伝えようとしているメッセージはたった1つ!

 

具体的にどういうことか?

この記事で解説していきますね!

 

また、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』はDCユニバース8作目の作品ですが、過去のシリーズ作品との関連はあったのか?過去作は観ておいた方が良いのか?

こちらも合わせて解説していきます。

 

では、まずはハーレイクインが映画で伝えているたった1つの事についてです。

レッツ!!ムーヴィン!!!

ハーレイクインが映画で伝えているたった1つの事!

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』で主人公ハーレイ・クインや他の4人の女性登場人物を通して伝えているメッセージはたった1つです。

 

それは、「自立している女性は輝いていてカッコいい」ということ。

 

もうこれだけ。

 

もちろんその過程として「強い女性像」「男性と対等に戦う女性」といった男女格差に対する女性的な視点での描写も多く盛り込まれていますが、最終的に伝えているのは「自立した女性の輝き」です。

 

それを如実に物語っているのが主人公のハーレイ・クインの変わり様です。

映画の冒頭と、映画のラストカットではハーレイ・クインは180度違った印象を受けると思います。

それこそが本作のテーマの象徴であり、核心です。

 

映画は、ジョーカーと別れた傷心のハーレイ・クインからスタートします。

ジョーカーと別れたことの寂しさや悲しみから自堕落な生活になりますが、しかし、それでもジョーカーと別れたことは周囲に言わない・・・言わなければハーレイ・クインは「ジョーカーの恋人」として一目置かれる存在だからです。

でもそれはジョーカーという存在の影で生きること・・・ジョーカーに依存して生きていくことです。

結局ハーレイ・クインは、ジョーカーがいないと何もできない自分に嫌気がさし、変わろうと決意するのです。

男に依存しない生き方・・・自立への決意ですね!

 

ジョーカーとの思い出のペンダントを捨て、思い出の場所を爆破し、決意を固めるハーレイ・クインでしたが、現実はそう甘くない・・・ジョーカーの後ろ盾が無くなった途端に次々と困難が襲ってくるのです。

この問題を1つずつ乗り越えていくハーレイ・クイン。ここが変わる過程・・・「強い女性像」を表現しています。むしろ映画の大部分はこの「強い女性像」の表現に使われていますね。

 

最終的にジョーカーの幻影を吹っ切り、自立したハーレイ・クインはキラッキラの笑顔で輝く自分自身を手に入れるのです。それがあのラストカットです!映画を象徴した名シーンだと思います。

 

また、同様にしてハントレス、ブラックキャナリー、レニー・モントーヤ、カサンドラの4人もそれぞれ自分自身を信じて貫く、「自立した女性」として描かれています。

 

「自立している女性は輝いていてカッコいい」

 

自分を信じて困難を乗り越え、自立する・・・そうすることで今よりもっと輝けると女性に対してメッセージを送っている作品なんです。

 

以上、本作が伝えているたった1つのことについてでした。

次は本作が女性による女性の為の映画だということについてです。



女性による女性の為の映画

本作は「女性による女性の為の映画」です。

 

この記事の始めでも書いたように本作のテーマは「自立している女性は輝いていてカッコいい」ということ。

それを徹底的に表現するには圧倒的な女性目線が必要です。

この映画は男には作れないんです。

映画の主要キャラは全員女性、そして監督もキャシー・ヤンという新鋭の女性監督が大抜擢されています。

 

そして、ハーレイ・クインを演じるマーゴット・ロビーはプロデューサーとして制作にも携わっています。

なんでも本作の企画を最初に制作会社に持ち掛けたのはマーゴット・ロビー本人だったそう。

 

 

マーゴット・ロビーは、今ハリウッドで最も注目を集め、影響力がある女優です。そんな彼女がこういった映画を作ることに意味がありますし、それを自覚もしていたんでしょうね。

 

ほとんど実績もキャリアもないキャシー・ヤンという新人監督が抜擢されたのは、マーゴット・ロビーの意見が反映されやすくするためか?と勘繰りたくなってしまう人選ですが・・・きっとそうなんでしょうね(笑)

 

そして、ブラックマスクを筆頭に本作の男性は徹底的に悪者として描かれているのも印象的です。男で良いやつほぼほぼいないというね(笑)

本当に徹底しています。

まさに「女性による女性の為の映画」なんです。

 

ただ、個人的には、男性側の主張があって、女性側の主張があって、それでも負けない女性というような描き方の方が良かった気はしています。本作の男性キャラは無条件にクソ野郎ばかりですからね(笑)

でもここまで過剰に、そして徹底的に描かれると逆にあっぱれですね(笑)

本作は完全に女性向けの作品に仕上がっているように感じます。

 

以上、女性による女性の為の映画ということについてでした。

次は本作とDCユニバースとの関連です。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』とDCユニバースとの関連は?

本作はDCユニバースに属する作品で、シリーズとしては8作目となります。

そこで気になったのは、これまでのシリーズ作品とどう繋がっているのか?過去作を観ていないと本作は楽しめない作品だったのか?ということだったと思います。

 

結論から言ってしまうと・・・

 

過去作を観ていなくても全く問題なし!過去作品との関連はほぼゼロです。

 

もうこれ以上でもこれ以下でもありません。

本作はDCユニバースに属する作品であるにもかかわらず完全に独立した物語です。

ハーレイ・クインが初登場した2016年の『スーサイド・スクワッド』との関連すらほとんどありません。

なんせ、『スーサイド・スクワッド』のラストでは牢屋にぶち込まれたハーレイ・クインをジョーカーが助けに来て終わっているんですから・・・で、本作では既に別れたところから始まるというね(笑)

あの「まだまだ続きますよ~」的なラストは何だったんだ!?というくらい続いてない(笑)

関連と言えば、『スーサイド・スクワッド』に登場したキャプテン・ブーメランの手配書を見たハーレイ・クインが「この人知ってる」と言うくらいです。

 

そもそもDCユニバースは満を持して公開した2017年の『ジャスティス・リーグ』が大コケしてからクロスオーバーを意識しない作品作りに方向転換しています。

6作目『アクアマン』、7作目『シャザム!』も他のシリーズ作品との絡みはほとんどなく独立したストーリーでしたしね。

 

あ、そうそう!

2019年に大ヒットしたホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』はDCユニバースの作品ではありませんので、ホアキン版ジョーカーとはそもそもが全く関係のない作品です。

 

本作で言及されるジョーカーは、『スーサイド・スクワッド』に登場したジャレット・レトが演じたジョーカーの事です。

その辺のDCユニバースの作品や順番、時系列については記事にまとめてありますので、そちらでご確認ください。

 

以上、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』とDCユニバースとの関連についてでした。

最後にまとめです。



まとめ

この記事で重要なポイントは3点です。

この記事のポイント
  • 本作で伝えているのは「自立している女性は輝いていてカッコいい」ということ
  • 本作は「女性による女性の為の映画」だということ
  • 本作はDCユニバースの作品ではあるが、他作品との関連はほぼなく、過去作を観ていなくても全然OKだということ

 

以上、まとめでした。

次はBlu-ray/DVD情報です。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYをBlu-ray/DVDで観よう!

発売日未定。

次は動画配信サービス/VOD情報です。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYを動画配信サービス/VODで視聴する方法

配信前の作品です。




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