アメリカンスナイパーのあらすじとネタバレ!感想や実話との違い

アメリカンスナイパーは2014年公開のアメリカ映画です。

実在したアメリカ軍の狙撃手クリス・カイルを描いた実話映画です。

監督はクリントイーストウッド

そして主演は圧倒的な存在感を放つブラッドリー・クーパーです。

製作陣のクリスに対するリスペクトが画面いっぱいから溢れている本作は、「凄み」すら感じる世紀の大傑作に仕上がっています。

興行収入の面でもイーストウッド監督最大のヒット作であり、各方面の評価も良く、名実ともに名作と呼んで間違いありません。

僕も大好きな作品です。

 

実は本作、脚本完成後にクリスが殺されるという悲劇が起こり、脚本を変更する事態となっています。

それにより作品の意味合いも変わりより深いものになったという経緯があります。

 

いかにしてこの名作は名作になったのか?

 

この記事では、その名作誕生秘話や、あらすじ、ネタバレ解説、実話との違い、「クリスの死」、エンディングについてなどを詳しく解説しています。

また、評価や個人的感想、動画配信サービス/VOD情報など盛りだくさんの内容です。

この記事を読めばより本作を深く理解できるでしょう!

是非最後まで楽しんでください。

 

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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では、まずはあらすじとネタバレ解説です。

レッツ!!ムーヴィン!!!

アメリカンスナイパーのあらすじとネタバレ

作品情報とキャスト

アメリカンスナイパーは2014年公開のアメリカ映画です。

実在したアメリカ軍の狙撃手クリス・カイルを描いた実話映画です。

興行収入は5.474億ドルとなっています。

 

スタッフ
監督 : クリント・イーストウッド
脚本 : ジェイソン・ホール
製作 : クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー他
音楽 : クリント・イーストウッド
原作 : クリス・カイル「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」

 

キャスト(役名 : 俳優)
クリス・カイル : ブラッドリー・クーパー
タヤ・カイル : シエナ・ミラー

 

監督は実話映画には定評があるクリント・イーストウッド

そして主演にブラッドリー・クーパーという強力タッグです。

本作の主人公クリスを演じるにあたり過酷なトレーニングで体重を30キロも増やしたというブラッドリー・クーパー。

まさにクリス・カイルが乗り移ったかのような圧倒的な存在感を放っています。

 

次はあらすじです。

あらすじとネタバレ解説

本作の主人公クリス・カイルはテキサス州に生まれ、子供のころから父親に狩猟の技術を教え込まれ育ちました。

やがて青年へと成長したクリス。

カウボーイに憧れていたクリスは、日々ロデオに明け暮れる生活を送っていました。

 

しかし、アメリカ大使館爆破事件をきっかけに軍隊に志願、厳しい訓練を突破して特殊部隊シールズとなります。

その後、カイルは恋人のタヤと結婚、子供もでき幸せな生活を送ります。

程なくしてアメリカ同時多発テロ事件が発生、イラク戦争がはじまります。

クリスにも派遣命令が下り、戦地であるイラクへ向かうのでした・・・。

特殊部隊シールズとしてイラクに派遣されたクリス。

幼いころから父に仕込まれた狙撃技術もあり、優秀な狙撃兵となったカイル。

多くの戦果を残し、仲間達からは「レジェンド」と称賛される一方、敵からは「悪魔」と呼ばれ懸賞金をかけられていました。

イラクのテロ組織を率いるザルカーウィー捜索作戦へと参加したカイル。

度重なる激戦の中、元オリンピック射撃選手の敵スナイパー、ムスタファと遭遇、以後何度も死闘を繰り広げることになります・・・。

延べ1000日にもわたるイラク派遣で、同僚や親友の死を目の当たりにしてきたクリス。

イラクでの過酷な経験は徐々にクリスの心をPTSD(心的外傷後ストレス障害)が蝕んでいきます。

帰国するたびに妻タヤや、家族との溝も広がっていってしまいます・・・。

クリスは4度目のイラク派遣で、激闘の末、敵スナイパーのムスタファを狙撃することに成功。

クリスは戦争の悲惨さ、命の尊さ、家族の大切さを身をもって感じ、除隊することに。

帰国後もしばらくはPTSD症状が続き日常生活に戻れないでいましたが、医師の勧めで傷痍軍人たちとの交流をしていくことで本来の自分を取り戻していきます。

やがてクリスのPTSD症状は収まり、再び幸せな家庭生活を送っていました。

しかし、悲劇は突然やってきます。

退役軍人社会復帰プログラムで面倒を見ていた男に、出掛けた射撃訓練先でクリスは射殺されてしまうのでした・・・。

 

以上があらすじです。

次は実話との違いを解説していきます。



原作や実話との違い

本作は実話の映画化となっていますが、ところどころに脚色が見られます。

 

まず、ムスタファという射撃競技のオリンピック選手であったスナイパーですが、この人物が実在したのは事実ですがクリスは出くわしたことはなく、ムスタファを射殺したのもクリスではありません。

 

次に、作中のクリスは30歳でシールズの訓練を受けていますが、実際は20代のころの話です。

 

更にシールズになる前のイメージも原作と映画では異なっています。

映画では人を守るべきだという父の教えがクリスの心に刻まれているように描いていますが、こういった描写は原作にはありません。

 

それから、冒頭で女性と子供を射殺していますが、実際に撃ったのは女性だけだったようです。

 

以上のような相違点がありますが、基本的にはクリスに起こった事柄や人間性を忠実に描いています。

実際の妻タヤもクリスの人間性や魂が確実に伝わるとコメントしています。

 

次は撮影開始直前のクリスの死についてです。

撮影開始直前のクリスの死

実はクリスが殺されたのは映画の脚本完成後だったのです。

 

本来ならば、ハッピーエンドで終わるはずの物語でした。

しかし、脚本完成後にクリスが殺されたために、このようなエンディングに変更されています。

 

また、クリスが亡くなったことにより、妻のタヤが全面的に協力。

生前のビデオや写真を山ほど提供したそうです。

タヤの協力もあって、家族とのつながりや夫婦のストーリーもより正確にそして深く掘り下げることができたようです。

タヤは、「彼が生きていた10日前とはこの映画の意味合いは全く違う」とクリスの葬儀の際に考え、全面的に協力することを申し出たそうです。

 

次にエンディングについてです。

エンディングについて

脚本完成後のクリスの死によって付け加えられたエンディング部分・・・なんともやりきれず自然に涙があふれてきます。

実際の映像を使ったエンディングは本当に胸を打ちます。

 

そして無音のまま流れるエンドクレジット・・・思い出しただけで涙が出てきます。

 

悲しいエンディングですが、とんでもない余韻が襲ってくる素晴らしいエンディングだと思います。

この映画は戦争映画ではありますが、本質はクリスという人間を深く描いたヒューマンドラマだと思います。

ずっしり重くのしかかるエンディングにしばらく動けなくなりますね・・・。

 

次に撮影秘話です。

クリスを完全再現したブラッドリー・クーパー

本作でクリスを演じるにあたり、主演のブラッドリー・クーパーは並々ならぬ努力をしています。

ブラッドリー・クーパーは生前のクリスに会い、忠実に演じることを約束しています。

ブラッドリー・クーパーは「クリスになりきることが重要だった」と語り、話し方や歩き方を真似、肉体改造をし、射撃の訓練も受け・・・と妥協なく取り組んだようです。

 

結果、普段のブラッドリー・クーパーとは別人のような風貌になって登場します。

 

しかし、この成果もあり、本作でのブラッドリー・クーパーはとてつもない存在感を放っています。

アカデミー賞主演男優賞はノミネートのみでしたが、受賞しても全くおかしくない映画史に残る名演と言っていいと思います。

彼の努力と演技がこの作品を特別なものにしているのは疑いようがありませんね。

 

次は評価と個人的な感想です。



評価と感想

本作は評論家、世間共に高評価のようです。

もちろん世界的に大ヒットしました。

興行収入も5億ドル以上を売り上げ、イーストウッド監督にとって最大のヒット作となりました。

戦争映画に限ると「プライベートライアン」を抜き、歴代1位の興行収入です。

 

また、賞レースでも評価され、アカデミー賞では6部門にノミネートされています。

 

さて、ここからが個人的な感想です。

まず何と言っても主演のブラッドリー・クーパーでしょう!!

本当に素晴らしすぎます・・・画面から放たれる圧倒的な存在感。

本当にクリスという人間を観ているようでした。

並々ならぬ努力と気合が画面いっぱいから伝わってきます。

 

今では、イーストウッド監督とブラッドリー・クーパーは師弟関係のような感じなんですよね~!

きっと本作がブラッドリー・クーパーに与えた影響は大きかったんだと思います。

ブラッドリー・クーパー初の監督作品である「アリー・スター誕生」にもイーストウッド監督からの影響がめちゃくちゃ出ていましたしね!

 

ブラッドリー・クーパーと言えば、コメディ映画の名作「ハングオーバー」シリーズでブレイクした俳優ですが、その頃のイメージからは想像がつかないほど「映画人」としての階段を着実に上っていますね!

 

今後、監督として、俳優として、イーストウッドの遺伝子を受け継ぐのはブラッドリー・クーパーしかいないと個人的には思っています。

 

また、イーストウッド監督始め、製作陣のクリスへ対するリスペクト、妻タヤの想いが作品いっぱいに込められているようでもありました。

音楽など他の芸術もそうですが、名作と呼ばれる作品からはこの「ほとばしるような熱気や魂」みたいなものがガンガン放たれていて、それが観ている者や聴いている者に伝染するんです。

そういった一種のオーラみたいなものをこの作品からは感じます。

 

とても暗い映画ではあると思いますが、色々な思いが1つになり、「凄み」すら感じる崇高な作品に仕上がっていると思います。

 

PTSDや家族の問題など、戦争が人々に与える影響についても丁寧に描かれていて、単なる戦争映画に終わっていないところも僕は好きです。

 

僕、実は戦争映画は苦手なんです・・・でもこの作品はとっても好きです。

 

それは、やはりそういった人間ドラマが良く描かれているからだと思います。

 

あと、これは個人的に感じたのですが・・・

 

平和に生きてきた現代日本人の僕らに、愛国心をもって命を投げ出すことができるのだろうか・・・

ということ。

 

とてもじゃないができない人がほとんどではないだろうか?

この映画を観るたびに、平和に暮らせていることに感謝しています。

例によって「カッコいいアメリカ」を描いた映画であるとは思います。

しかし、そこから発せられるメッセージは、戦争の悲惨さや、平和のありがたみ、命の尊さ、家族の大切さです。

 

本当にずっしり重く、そして深く刺さる映画だと思います。

後世に残っていく名作であることは間違いないです。

僕も大好きな映画です。

最後にアメリカンスナイパーを動画配信サービスで視聴する方法をご紹介します。

アメリカンスナイパーを動画配信サービスで視聴する方法

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