マトリックス1作目を解説!これを読めば意味が理解できます!

映画「マトリックス」は1999年公開のアメリカ映画です。

マトリックスシリーズの1作目となる本作は、個人的にシリーズ最高傑作だと思います。

マトリックスは1を観れば十分です!!!

と、言い切ってしまいたくなるほど面白いです。

難解難解と言われるマトリックスシリーズですが、1作目の本作はそこまで難解ではなく、多くの人が楽しめるエンターテイメント作品になっていると思います。

この記事では、ストーリーや設定の解説、トリビアなんかを紹介しています

また、恒例の個人的感想も書いていますので楽しんでください。

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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では、早速解説いってみます!!

レッツ!ムーヴィン!!!

マトリックス1作目を解説!

ここでは本作を分かりやすく解説していこうと思います。

まずは作品情報とキャストから。

作品情報とキャスト

映画「マトリックス」は1999年公開のアメリカ映画です。

マトリックス3部作の1作目です。

興行収入は全世界で4.635億ドルとなっています。

 

スタッフ
監督: ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
脚本 : ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
製作 : ジョエル・シルバー
製作総指揮 : バリー・M・オズボーン他
音楽 : ドン・デイヴィス
キャスト(役名 : 俳優)
ネオ(トーマス・A・アンダーソン) : キアヌ・リーブス
モーフィアス : ローレンス・フィッシュバーン
トリニティー : キャリー=アン・モス
エージェント・スミス : ヒューゴ・ウィーヴィング
オラクル : グロリア・フォスター
サイファー : ジョー・パントリアーノ

 

本作の監督、脚本はウォシャウスキー姉妹です。

ウォシャウスキー姉妹にとってマトリックスシリーズは代表作。

日本のアニメやゲームの大ファンだという2人・・・本作にもその影響はいたるところに出ていますね!

そして主演にキアヌ・リーブス

キアヌ・リーヴスにとってもこのマトリックスシリーズは代表作ですね!

1994年公開の「スピード」の大ヒットで一躍スターになるものの、その後はヒット作に恵まれませんでしたが、本作で再ブレイクし現在の地位を確立しています。

今でもキアヌ・リーヴスと言えばマトリックスというくらい強烈な印象を残しました。

共演にはローレンス・フィッシュバーン、キャリー・アン・モス、ヒューゴ・ウィーヴィング・・・全員にとって本作で演じたキャラは「当たり役」となり、それぞれのキャリアの中でも代表作になっています。

個人的に注目したいのはモーフィアス役のローレンス・フィッシュバーン。

ローレンス・フィッシュバーンといえば脇役のイメージが強いのですが、本作では主役級の扱いです。

僕はクリント・イーストウッド監督の「ミスティックリバー」や「運び屋」が大好きなので、そこにも出ていたローレンス・フィッシュバーンが大活躍で嬉しいです!

 

次はあらすじです。

あらすじ

コンピュータプログラマーとしてニューヨークの企業で働くネオ。凄腕ハッカーという別の顔を持つ彼は、最近“起きてもまだ夢を見ているような感覚”に悩まされていた。そんなある日、自宅のコンピュータ画面に、不思議なメッセージが届く…「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」「白うさぎの後をついていけ」。正体不明の美女トリニティーに導かれて、ネオはモーフィアスという男と出会う。そこで見せられた世界の真実とは。やがて、人類の命運をかけた壮絶な戦いが始まる。

公式サイトより引用 : https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=1541

 

次は本作をポイントごとに解説していきます。

ここがポイント!!

ここからは本作をポイントごとに解説していきます。

用語や登場人物、設定やなど解説していきます。

そもそもマトリックスって何?

まずは、そもそもマトリックスとは何なのか?

解説します。

本作におけるマトリックスとは、一言で言えば「仮想現実」です。

機械と人間との戦争によって奴隷となった人間が、脳に電気信号を送られ見せられている世界です。

マトリックス内に暮らす人々はそのことに気づいておらず、現実だと思い込んでいます。

夢を見ているとき、それを夢とは思っていませんよね?

そんな感じですね。

しかし、「これは現実じゃない」と気付き、「覚醒」する人も中にはいます。

覚醒し現実世界で目覚めた人々は、地下都市ザイオンを築き反乱軍を組織しています。

この反乱軍のメンバーがモーフィアスやトリニティ達です。

つまり本作の冒頭はネオが「覚醒」するところを描いているんです。

マトリックス内の世界がコンピューターで、マトリックス内の人物がプログラムといったイメージで観ると良いかもしれません。

人間と機械との戦争

本作の舞台は人間と機械が戦争を繰り広げている世界です。

すでに人類滅亡の危機で機械側が優勢・・・多くの人が奴隷となっています。

奴隷となった人々は眠らされ、マトリックスの世界を見せられているというわけです。

マトリックス内での体験や刺激によって人間の脳はエネルギー信号を発します。

そのエネルギーを機械は使っているという仕組み。

一方、マトリックスから覚醒した人々は、反乱組織を作り機械を倒すチャンスを伺っているという状況です。

ネオとトリニティとモーフィアス

人間側の主要キャラはネオとトリニティとモーフィアスの3人。

機械に立ち向かう反乱組織のリーダーがモーフィアス。

モーフィアスはネオこそが人類を救う救世主だと信じています。

トリニティはネオに好意を寄せています。トリニティは予言者から、「あなたが好きになった人が救世主」と告げられています。

やがてネオは救世主として目覚めることになるのです。

エージェント・スミス

マトリックスの世界にいるエージェント・スミス。

スーツにグラサンのエージェントたちのリーダーです。

エージェントとは、マトリックスを守る監視プログラムです。

マトリックスを破壊しようとする者を排除する役目を担っています。

しかしエージェント・スミスは、マトリックスから解放されることを密かに願っています

マトリックスから出て自由になるためにモーフィアス達を襲うのです。

予言者

予言者オラクル・・・モーフィアスたちの未来を予言し、選択させ導くような役割を担っています。

予言者は、その時その時でその人に必要な言葉を投げかけ、相手を導くような発言をします。

ネオに救世主ではないと伝えていますが、ネオは救世主です。

これは嘘をついたわけではなく、その時に必要なことを言いネオを導いたのです。

結末

ネオはスミスとの戦いでマトリックスにさえ介入しえる力を手にしました。

救世主の誕生です。

そして、機械に対し改めて宣戦布告、人類の解放を宣言して映画は幕を閉じます。

 

次は本作にまつわるトリビアやなどご紹介します。

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トリビア

ここでは本作にまつわるトリビアなどを紹介していきます。

日本のアニメからインスパイアされた

本作で監督、脚本を務めたウォシャウスキー姉妹は日本のアニメやゲームが大好きです。

本作はその影響をかなり受けているようで、本人たちもそれは認めています。

まず、よく言われるのが「攻殻機動隊」の影響です。

それもそのはずで、ウォシャウスキー姉妹はマトリックスのアイデアを売り込む際、アニメ映画1作目「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を見せながら「こんなのを実写で作りたい」と製作会社にプレゼンしています

最も影響を受けているのは「攻殻機動隊」ですが、他にも「AKIRA」「ドラゴンボール」など多くの日本アニメからの影響を感じます。

七つの大罪

七つの大罪とはキリスト教の考えで人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指します。

マトリックスの登場人物たちはそれぞれが七つの大罪を象徴していると言われています。

それぞれの人物が象徴しているのは以下の通り。

傲慢の罪 : モーフィアス

傲慢の罪を象徴するのはモーフィアスです。

救世主を探すためなら何でもし、他人の意見に耳を貸しません。

怠惰の罪 : トリニティ

怠惰の罪を象徴するのはトリニティです。

自分が恋に落ちた相手が救世主だと分かっていながらモーフィアスに言わない。ネオにも想いを告げない。いつも行動が遅いです。

貪欲の罪 : エージェント・スミス

貪欲の罪を象徴するのはエージェント・スミスです。

エージェント・スミスはマトリックスの世界から出たいという強い欲求を持っています。そのためならなんでもします。

暴食の罪 : 人間

暴食の罪を象徴するのは人間です。

人類は他の種のために何ひとつ残さず、すべてを食らい尽くす存在です。

肉欲の罪 : マウス

肉欲の罪を象徴するのはマウスです。

マウスが作成した訓練プログラムに、「赤いドレスの女」を盗むシーンが出てくる場面が象徴的です。

憤怒の罪 : タンク

憤怒の罪を象徴するのはタンクです。

サイファーにより仲間や弟ドーザーが殺されたことで激高、弟の復讐をしようとします。

嫉妬の罪 : サイファー

嫉妬の罪を象徴するのはサイファーです。

サイファーは、トリニティとネオの関係に異様なまでに嫉妬しています。挙句の果てにはエージェント・スミスと取引を行い仲間を裏切っています。

以上7つを象徴として人物を描いています。

ネオが入っていませんが、ネオは全てを救う存在・・・神のような存在として描かれています

本作は場面を色で分けることによってその世界観を表現しています。

マトリックス内の世界は緑、現実世界は私たちが普段生活している世界と同じ色、そしてネオとモーフィアスの戦闘シーンでは黄色をしているといった具合にそれぞれの場面で画面の映像処理が色分けされています。

また、マトリックスの建物外では青色を排除して冷酷さを表現しています。

そして殆ど登場しない赤は「危険」を表しています。

気にしなければ気付かない演出ですが、言われるとなるほどと思うと思います。

ネオ役を断った俳優たち

本作はキアヌ・リーヴスがネオを演じ、彼にとっては当たり役となり大ヒットしました。

しかし、実はキアヌ・リーヴスに決まる前に、ウィル・スミス、ニコラス・ケイジ、トム・クルーズ、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ等々そうそうたるメンツが候補に挙がっていたようです。

ウィル・スミスとニコラス・ケイジには実際オファーを出して断られています。

ウィル・スミスは脚本が難しすぎて理解できなかったから断ったとか(笑)

なんにせよ、今となってはキアヌ・リーヴス以外考えられないほどハマっていますね!!

因みにモーフィアスに関しても、ラッセル・クロウ、ショーン・コネリー、サミュエル・L・ジャクソンといった候補が挙がっていたそうです。

 

次は続編についてです。

続編

本作のヒットで2作目、3作目が製作されています。

因みに2作目と3作目は同時に撮影され、同じ年に公開されました。

公開年と順番は以下の通り

  • マトリックス(1999年公開)
  • マトリックス リローデッド(2003年公開)
  • マトリックス レボリューションズ(2003年公開)

 

次は公開20周年の4D上映についてです。

公開20周年!4D上映

マトリックスの1作目は1999年に公開され、2019年には公開20周年となります。

20周年を記念して2019年9月6日から2週間限定で4Dによる上映が行われます。

この記事を書いている段階では未公開なので感想は書けませんが、4Dにはうってつけの作品だと思います。

また、20年経ってもファンが多いことは名作の証ですね。

 

次は評価と個人的な感想です。

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評価と感想

ここでは世間での評価や個人的な感想を書いていきます。

まずは世間での評価から。

世間での評価

本作の世間での評価は5点満点中4.1点(Yahoo!映画)とかなりの高評価。

実際の声はこんな感じ。

 

1作目の評価はとても高いですね。

2作目、3作目は難解になってしまいガクッと評価を落としてしまいますが、本作の評価は概ね好評です。

因みに本作は、1999年のアカデミー賞で視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞を受賞しています。

 

次は個人的感想です。

個人的感想

さて、ここからは個人的感想を書いていきます。

本作は日本でも80億円を超える興行収入を記録し、当時めちゃくちゃ流行っていましたね!

ネオがエビ反りで銃弾をかわすシーンは、本作を象徴するシーンとしてやたら話題となっていたのを覚えています。このマトリックスポーズは映画史に残る名シーンですよね!

そして内容の方も、公開から20年経った今観ても古さを感じることなく楽しめる内容となっていると思います。

ストーリーに関しては難解と言われることが多いですが、それが顕著になるのは2作目以降なので、本作はそこまで難解ではありません。

多くの人が普通に楽しめるエンターテイメントとしてしっかり成立していると思います。

宗教的、哲学的な内容が含まれてはいるものの、そういったことも全く気にせず楽しめますし、スローモーションを使ったカンフーちっくなアクションもスタイリッシュでめちゃくちゃカッコいいです!!

確かに、本作にも若干難しい部分や「ん?どういうことだ?」となる部分もあると思いますが、なんとなく理解していれば十分楽しめるレベルです(笑)

その難解度のさじ加減が絶妙だと個人的には思っています。

なんとなく理解すれば面白さは十分に感じることができる・・・でも、より深く理解しようとしたり、友人と語り出したら何気に奥が深い・・・この辺が多くの人を魅了した秘訣でもあると思います。

自分が生きている世界が仮想現実だったら・・・という設定が本当にワクワクさせられますよね!!

寝ている間に夢を見ているときに、「あ!これ夢だ!」って気付けるときが5年に1回くらいありません?よくあるって人もいると思います。

それ、明晰夢っていうらしいんですけど・・・あの時ってめちゃくちゃ楽しくないですか?

夢だって夢の中で気付いたら、とりあえず空飛びますよね(笑)

まぁ、空を飛ぶのは2作目ですけど・・・この映画はもうその感じですね。あの何でもできちゃいそうな雰囲気が最高にワクワクします。

ネオ、モーフィアス、トリニティの3人やエージェント・スミスといった登場人物も魅力的ですしね!!

スミスの「アンダーソン君!!」はかなりクセになります(笑)

吹き替えで観ると更にクセになります(笑)

映像に関しても当時にしては頑張っていると思います。個人的には全然OKなレベル!!

全てのバランスが絶妙でヒットしたのもうなずける内容です。

1999年公開でこのクオリティのSF映画はそうそうあるもんじゃありません。

20年経った現在でも多くのファンに支持されているのがその証拠ですね!

誤解を恐れずに言えば・・・マトリックスは1だけ観ればOKでしょ!!ってのが持論(笑)

2作目、3作目は難解になってしまって個人的には微妙なのですが、本作は本当に面白いと何度観ても思います。

本作は、間違いなくマトリックスシリーズ最高傑作でしょう。

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

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