映画「マン・オブ・スティール」は2013年のアメリカ映画です。
DCコミックスのクロスオーバー作品「DCエクステンデッド・ユニバース」の記念すべき第1作目の作品です。
本作の監督はザック・スナイダー監督ですが、あのヒーロー映画の金字塔「ダークナイト三部作」で監督を務めたクリストファー・ノーラン監督と脚本家のデヴィッド・S・ゴイヤーのコンビが深くかかわった作品です。
本作の始まりはクリストファー・ノーラン監督と脚本家のデヴィッド・S・ゴイヤーが原案を考え始めたことに端を発しています。
そのことが作品の方向性に大きく影響を与えたのは間違いないでしょう。
これまでのスーパーマン映画とは一線を画した重厚な仕上がりは、まさに「新しいスーパーマン」!!
そしてそれこそが製作側が意図した方向性です。
また、本作はDCエクステンデッド・ユニバースのスタートを飾る第1作目としても素晴らしい出来だと個人的には思います。
この記事ではあらすじやネタバレ解説はもちろん、なぜタイトルが「スーパーマン」ではなく「マン・オブ・スティール」なのかということにも言及しています。
そして更に、恒例の個人的感想や世間での評価、続編について、VOD情報など盛りだくさんです。
是非最後まで楽しんでください。
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。
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では早速ネタバレ解説からいってみましょう!!
レッツ!!ムーヴィン!!!
もくじ
マンオブスティールのネタバレ解説!
では本作をネタバレ解説していきます。
まずは作品情報とキャストから。
作品情報とキャスト
映画「マン・オブ・スティール」は2013年のアメリカ映画です。
DCコミックスのクロスオーバー作品「DCエクステンデッド・ユニバース」の記念すべき第1作目の作品です。
興行収入は全世界で6.68億ドルとなっています。
脚本 : デヴィッド・S・ゴイヤー
原案 : デヴィッド・S・ゴイヤー、クリストファー・ノーラン
製作 : クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス他
製作総指揮 : ロイド・フィリップス、トーマス・タル
音楽 : ハンス・ジマー
ロイス・レイン : エイミー・アダムス
ゾッド将軍 : マイケル・シャノン
ジョナサン・ケント : ケビン・コスナー
マーサ・ケント : ダイアン・レイン
ペリー・ホワイト : ローレンス・フィッシュバーン
ファオラ=ウル : アンチュ・トラウェ
ジョー=エル : ラッセル・クロウ
他
本作の監督を務めるのは「ドーン・オブ・ザ・デッド」や「ウォッチメン」などの監督として知られるザック・スナイダー監督です。
ザック・スナイダー監督はコミックやアニメ好きで有名です。
マーベルのアベンジャーズシリーズに対抗するべく始まったDCエクステンデッド・ユニバース、しかもその最初の作品で、ザック・スナイダー監督が選ばれたことは製作側の期待値の高さが伺えますね。
そして、注目は脚本のデヴィッド・S・ゴイヤーです!!
デヴィッド・S・ゴイヤーといえば、あのヒーロー映画の金字塔ダークナイト3部作の脚本家としてあまりに有名です。
バットマン映画史上最高傑作であるダークナイト3部作全てで脚本を務めたデヴィッド・S・ゴイヤーが本作の脚本というだけでテンション上がります。
そして更に、原案・製作にはクリストファー・ノーラン!!
クリストファー・ノーランはダークナイト3部作の監督を始め、「インターステラー」や「インセプション」、「メメント」など、手掛けた作品は全て名作という現代の巨匠です。
つまり、本作にはダークナイト3部作のデヴィッド・S・ゴイヤーとクリストファー・ノーラン監督が密接に関わっているのです。
本作はキャスト陣の方もかなり豪華俳優!!
まずはスーパーマンを演じるヘンリー・カヴィル。
ヘンリー・カヴィルに関してはこれからを見越した大抜擢という側面も感じられますが、アイアンマンのロバート・ダウニー・Jrもアイアンマン以前は今ほどのスターではありませんでしたしね。
しかし、脇を固める俳優陣が豪華なんです!!
「ダウト〜あるカトリック学校で〜」、「Junebug」、「魔法にかけられて」のエイミー・アダムス、「ボディガード」、「パーフェクトワールド」のケビン・コスナー、「運命の女」のダイアン・レイン、マトリックスシリーズのローレンス・フィッシュバーン、そしてラッセル・クロウまで!!
凄すぎます・・・。
個人的にケビン・コスナーとローレンス・フィッシュバーンは大好きな俳優なので嬉しかったです。
特にクラークの義理の父ジョナサン・ケントを演じるケビン・コスナーは最高でした!
個人的に本作のMVPはケビン・コスナーに送りたい(笑)
そんな万全の体制でDCエクステンデッド・ユニバースはスタートしました!!
次はあらすじです。
あらすじ
幼い頃から超人的な力を持つ少年、クラーク・ケント。彼は親との約束でその特別な力を封印し、孤独な少年時代を過ごした。成長し、クラークを守ろうとして死んだ父の「使命を突き止めろ」という教えに導かれて放浪の旅に出た彼は、遂に自分の真実を知る。爆発寸前の惑星クリプトンで、実の父親が生まれたばかりの彼を地球へ送り出したのだ。
己の正体に葛藤するクラーク。しかしその時、クリプトン唯一の生き残りであるゾッド将軍と反乱軍がクラークが地球にいることを突き止めた。それは、人類の存亡を賭けた闘いが始まることを意味していた――!公式サイトより引用 : https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=3949/index.html
次は本作をネタバレでポイントごとに解説していきます。
ここがポイント!!ネタバレ解説
ここからは本作をポイントごとに解説していきます。
ストーリーをざっくりと
地球を第2のクリプトン星にしたいゾッド将軍とクリプトン星人でありながら赤ん坊のころから地球人として育ったクラーク・ケント(スーパーマン)の戦い。
クラーク・ケントは、クリプトン星人としての自分と地球人としての自分の間で葛藤しながらも家族との絆やロイス・レインを守るためにゾッド将軍を倒すのです。
まぁ、ストーリーは意外にシンプルですね!
DCエクステンデッド・ユニバースの記念すべき1作目
本作はDCエクステンデッド・ユニバースの第1作目です。
DCコミックのヒーローであるスーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンなどの各作品がクロスオーバーするシリーズです。
マーベルのアベンジャーズシリーズみたいな感じですね。
そして、アベンジャーズが最重要ヒーロー「アイアンマン」で幕を明けたように、DCエクステンデッド・ユニバースも最重要ヒーローである「スーパーマン」で幕を明けます。
今後、スーパーマンがシリーズの中心となるのは間違いないでしょう。
スーパーマン誕生秘話
本作の冒頭からかなりの時間を費やして描かれるのは、主人公であるスーパーマンの誕生についてです。
クリプトン星でのこと、カル=エルが地球に来た経緯、クラーク・ケントとして地球で暮らすようになった経緯・・・そしてクラーク・ケントが自らの出生の秘密を知るまでを丁寧に描いています。
今後DCエクステンデッド・ユニバースの中心となるだけあり、かなりの熱の入りようですね。
これまでのスーパーマン映画のようにスカッとするヒーローものとは一線を画した展開にスーパーマンファンは戸惑ったことでしょう(笑)
単なるヒーローものにせず、背景や人間ドラマを盛り込んだ構成が個人的には好きですし、この辺りはダークナイト三部作コンビである脚本のデヴィッド・S・ゴイヤーとクリストファー・ノーラン監督の力が発揮されているのかなと思いました。
そして後半はスーパーマンとして人間とどう関わっていくかというテーマも加えて、その葛藤と苦悩を描いている点が物語に深みを与えていたように思います。
父と子の物語
スーパーマンには父親と呼べる人物が2人います。
まずは実の父親であるクリプトン星人のジョー=エル(ラッセル・クロウ)です。
滅亡寸前のクリプトン星から地球へ我が子を送ったジョー=エルは、息子であるクラーク・ケントことカル=エルにクリプトン星人と地球人との懸け橋になって欲しいとの願いを込めていました。
中盤、宇宙船の中でホログラムの父から出生の秘密を知らされることになるクラーク・・・実の父との再会やその思いを実現しようと葛藤する姿が感動的でした。
そしてもう一人の父親はジョナサン・ケント(ケビン・コスナー)です。
地球で赤ん坊のカル=エルを拾い、クラーク・ケントと名付け、我が子として育てたジョナサン・・・クラークが宇宙人で強大なパワーを持っていることに気付きながらも、厳しく、そしてやさしく育てました。
また、その強大なパワーの使い方や使うべき時、使った時の影響など大切なことは全てこのジョナサンから教わったと言っても良いでしょう。
個人的にはこのジョナサンとクラークの物語が本作で一番好きなところです。
特にジョナサンがクラークに初めて出会ったときのことを告白するシーン・・・「お前は俺の子だ」と言うジョナサンに涙が止まりません。
更に、ジョナサンが死んでしまうシーン・・・竜巻に巻き込まれそうなジョナサンをスーパーマンの力で救おうとするクラークを、「やめろ、その力を見せるのは今じゃない」と言わんばかりに右手を差出し死んでしまうジョナサン・・・完全にこの映画で一番の名シーンだと思います。
スーパーマンが人間とどう関わっていくかという葛藤と苦悩の裏には、この2人の父親の思いもあるんです。
物語に奥行きを持たせる2人の父親との物語は本作の肝だと思います。
まずは信じることから
人間は、未知のものや自分と違うものをなかなか受け入れることができません・・・このことがクリプトン星人でスーパーパワーを持つクラークを悩ませます。
地球人を信じ切ることができないのです。
しかし、クラークはやがて無条件に人間を信じることを選びます。
「まずは信じることから」・・・信じてもらうにはまずは相手を信じなくてはいけませんね。
これは僕らが実際に生活するうえでも大切なことかもしれません。
これは多くの人が共感するであろうテーマであり、本作の重要なテーマの1つになっています。
差別や紛争を無くすには「まずは信じること」がとても大切です・・・わかってはいてもなかなか実際にはできない・・・スーパーマンだって悩むことなんですから(笑)
でも、スーパーマンの選択は本作の大切なメッセージになっています。
戦うことや力の強さもヒーローには重要ですが、真のヒーローとは多くの人に影響を与える心の強さを持った人物なのではないでしょうか?
そういった意味で、本作のスーパーマンは紛れもなく真のヒーローだと思います。
ゾッド将軍
本作のメインヴィランはクリプトン星人のゾッド将軍です。
地球を第2のクリプトン星にしようと地球を侵略していきます。
黄色い太陽の光を浴びてスーパーマンと同じ能力を手にしているため、めちゃくちゃ強いです。
スーパーマンとゾッド将軍の戦いは完全にドラゴンボール状態ですね(笑)
多くの地球人を巻き込みながら建物もガンガン壊して戦います。
因みにこのゾッド将軍との派手な戦闘がDCユニバースの次作「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」への伏線にもなっています。
この戦いで英雄になったスーパーマンですが、その陰で流れた血や涙があるんです・・・まぁ複雑なところですよねその辺は。
最終的にゾッド将軍はスーパーマンによって殺されます。
同じクリプトン星人を殺したスーパーマン・・・クリプトン星人と地球人との架け橋にとの父ジョー=エルの思いを果たせなかったスーパーマン・・・ゾッド将軍を倒した時の雄叫びは葛藤の果てのくやしさがにじみ出ています。
単純に悪を倒してハッピーってだけじゃない結末も個人的にはお気に入りの点です。
結末
本作の結末はスーパーマンことクラークがゾッド将軍を倒して終わります。
ゾッド将軍は悪い奴ですが、クラークも同じクリプトン星人・・・ゾッド将軍を倒したクラークは、怒りや悲しみ、やりきれなさ、地球人とクリプトン星人の懸け橋になって欲しいという父の願いを叶えられなかった悔しさといった様々な感情が混じった雄叫びをあげます。
この雄叫びこそ本作の最大のクライマックスでしょう。
一言では表せない複雑な感情が本作に深みを与えているのは間違いありませんね。
また、地球人とのかかわり方にもクラークなりの答えを出しています。
その答えとは、スーパーマンとして自分は自分の考えで行動するから政府の監視や圧力は受けたくないというものです。
ただ、地球人と敵対する意思はありません。
まだ地球人を100%信じ切ることができない、しかし、それでも信じたい・・・最後まで複雑なクラークの心情が表れていますし、信じることの大切さを感じる深い決断のように思います。
そして、ラスト・・・クラークは「世界中の情報が集まっている場所で働きたい」という理由から、ロイスが働いているデイリー・プラネット新聞社に入社して物語は幕を閉じます。
エンドロール後のおまけ映像について
近年の大作映画やシリーズものではエンドロール後のおまけ映像が当たり前のようになっています。
次回作に繋げるような期待を煽る映像を本作でも期待していたのですが・・・本作にはおまけ映像はありませんでした・・・なんでだし!!!
これはちょっと残念でしたね。
以上がポイント解説でした。
次は本作のタイトルが「スーパーマン」じゃない理由についてです。
タイトルが「スーパーマン」じゃない理由
本作は紛れもなく「スーパーマン」の映画です。
しかし!!タイトルは「マン・オブ・スティール(Man of Steel)」となっています。
直訳すると「鋼の男」となります。
実はこの「マン・オブ・スティール(Man of Steel)」というのは、原作コミックスでのスーパーマンの別名なんです。
他にも「Big Blue Boy Scout(ビッグブルー・ボーイスカウト)」や、「Man of Tomorrow(マン・オブ・トゥモロー)」などと呼ばれたりしているんです。
これまでスーパーマンの映画は、クリストファー・リーヴ主演の4作品と、ブランドン・ラウス主演の「スーパーマン・リターンズ」の5作品が製作されていますが、その全てのタイトルに「スーパーマン」の文字が入っていました。
ではなぜここにきてタイトルから「スーパーマン」というタイトルを外したのか?
普通に考えたら「スーパーマン」のタイトルを入れた方が宣伝もしやすいですし、何より多くの人にわかりやすい形で何の映画か伝わると思います。
しかし、本作ではそれをやらなかった・・・これには理由があると思います。
本作はこれまでのスーパーマン映画とは世界観を共有していない全く新しい物語・・・いわばリブート作品です。
そして何より、製作陣はこれまでのシリーズとは一線を画した「新しいスーパーマン」を作ろうとしていました。
そんな意気込みがタイトルにも表れているのではないでしょうか?
そして、その意気込みはスーパーマンのスーツにも表れています。
スーパーマンと言ったら青いスーツに赤のパンツとマントを誰もが想像すると思います。
しかし、本作のスーパーマンのスーツは赤いパンツを履いていませんね。
これも製作陣の意図する「新しいスーパーマン」の表れです。
より現代的なスーパーマンを目指して製作された本作はタイトルも含めよりスタイリッシュになっている印象ですね。
往年のファンには不評かもしれませんが、個人的にはタイトルともども大正解だったと思います。
次は原作についてです。
原作について
本作の原作は、DCコミックスの出版するアメリカン・コミックス「スーパーマン」です。
1938年にジェリー・シーゲルによって生み出されたスーパーマンはアメコミを代表するスーパーヒーローです。
2018年にはなんと80周年を迎え、スーパーマン掲載誌であるアクション・コミックスは1000号を超えました。
2011年のDC社の「The New 52」に伴い、2011年10月号(#904)を最後に号数が巻き戻され、2011年11月号から#1となってはいますが、その歴史はとても長いスーパーヒーローです。
因みに、DC社の「The New 52」とはリニューアルみたいなもので、これまでのストーリーを一旦やめて新しくストーリーが展開していくことにになったという出来事です。これによって様々な作品が本格的にクロスオーバーすることになったんです。
DCエクステンデッド・ユニバースはこの「The New 52」以降からの影響も受けていますので、原作を読むならまずは「The New 52」を読んでみるのも良いと思います。
この「The New 52」は日本語翻訳版も発売されています。
次はDCエクステンデッド・ユニバースや続編についてです。
DCエクステンデッド・ユニバースや続編について
繰り返しになりますが、本作はDCエクステンデッド・ユニバースの記念すべき1作目です。
DCエクステンデッド・ユニバースとは、「DCコミックス」の実写映画化作品を、同一の世界観として各作品をクロスオーバーさせていく映画シリーズです。
本作を皮きりに2016年から2020年まで毎年2作品が公開され、その後もシリーズは続いていくようです。
因みに本作の次の作品は「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」となります。
DCエクステンデッド・ユニバースの順番については記事を用意しましたのでそちらで確認してみて下さいね!!
次は世間での評価と個人的な感想です。
評価と感想
ここからは世間での評価や個人的な感想を書いていきます。
まずは世間での評価から。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中3.4点(Yahoo!映画)となっています。
えっ!?
思ったより評判悪くてビックリしています(笑)
賛否両論といった感じ。
実際の声はこんな感じ。
「マンオブスティール」を観たよ✨
正義って何だろうね。それぞれの正義があって、それぞれが正しい事をしていると思ってもぶつかり合ってしまう。相容れる事はできないんだろうか😢
迫力とスピード感ある展開、粋なラストを楽しんだけれど、考え込んでしまったよ🤔
あと、カヴィルさん美しかったな✨— くるみ (@kuruwalnuts) 2018年12月6日
「マン・オブ・スティール」鑑賞。ラッセル・クロウ、ケビン・コスナーかっけー!スーパーマンかっけー!怒濤の劇的まつり!激闘パワフル!感情ゆたか魅力満点のドラマ性!思わず感涙する場面が山ほど!めっちゃ面白い!何度も観たい! #movie #cinema #映画 #マンオブスティール
— AKIRA/晶 (@gambav) 2013年8月30日
マンオブスティールはスーパーマンの誕生秘話を描いたアメコミ洋画なんだけど戦闘シーンが日本の鉄腕バーディーってアニメを参考にしてるせいかめっちゃスタイリッシュで凄くいいよ
— だにー (@121030Daniel) 2019年9月9日
マンオブスティールのラスト市街地の空中戦は心底劇場スクリーンで見て良かったと思える出来だったなぁ…
— レイス (@8Dfka7Stk1VaaQb) 2019年9月3日
アメコミに思い入れがあるはずなのに、マンオブスティール はなんであんな感じになったんだろう??
楽しくやろうよ、スーパーマンは。— 🐣ちどりん🐥 (@tiidori) 2019年9月10日
「マンオブスティール」好きなところもたくさんあって絶賛する人がいるのは理解出来る。ただどうしても納得出来ない箇所があるしオリジンとしてこのアプローチで良かったのかと思うし(ユニバース構想は無かったとはいえ)結局後の作品に響いてるし。自分がスーパーマンに求める物が違うんだと思う。
— Taku@DCアンバサダー (@batmanight) 2019年3月19日
次は個人的な感想です。
個人的感想
ここからは個人的な感想を書いていきます。
冒頭からスーパーマン映画らしからぬシリアスな展開・・・丁寧に描かれるクラーク・ケント出生の秘密・・・2人の父親との絆・・・前半の展開は個人的にツボでした。
この前半の展開は脚本家のデヴィッド・S・ゴイヤーと本作では製作側に回っているクリストファー・ノーラン監督の影響が出ていると思います。
ダークナイト三部作を映画史上に残る素晴らしいシリーズにしたこの2人・・・本作もスタートはこの2人から始まったようですのでこの出来も納得です。
この前半が気に入らない人も多いようですが、この前半があるからこそ後半の戦闘やゾッド将軍を倒すシーンに深みが出ているんだと思います。
そして、個人的に一番感動したのはケビン・コスナー演じる地球での父ジョナサン。
ケビン・コスナーの素晴らしさももちろんありますが、ジョナサンがいちいちカッコよかった・・・まるで本当の父と子のような関係に涙が止まりません。
いや、紛れもなくジョナサンとクラークは親子ですね。
家族の形が多様化している現在のアメリカっぽいといえばそうなんですが、本当に感動しました。
特にジョナサンが竜巻で死んでしまうシーンは本作の一番のお気に入りのシーンになりました。
かっこいいなぁケビン・コスナー。
さて、本作はDCエクステンデッド・ユニバースの1作目です。
アベンジャーズに対抗すべく始まったのは誰が見ても明らかですが、本作の時点ではアベンジャーズに全く負けていませんし、むしろそれ以上になる予感すら感じさせてくれます。
現代的にアップデートされたスーパーマンはカッコいいですし、父との絆、クリプトン星人と地球人との間で葛藤するクラークも深みがあります。
キャスト陣も豪華ですし、映像も素晴らしい・・・次作に向けた伏線も散りばめ、本当に贅沢な映画です。
テンポ感や明るい雰囲気はあまりありませんが、重厚な作りで本当に素晴らしいと個人的には思います。
陽のアベンジャーズに対して陰のDCユニバースといった風に差別化もできていますし、はDCエクステンデッド・ユニバースは本当に素晴らしいスタートを切ったと思います。
そして、本作を伏線として、満を持して次作「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でバットマン登場の流れもお見事です!!
ここから始まる壮大なユニバースを期待していたんですけどね・・・。
3作目の「スーサイド・スクワッド」がぶち壊しちゃうんですよね・・・まぁ、この話は「スーサイド・スクワッド」の記事で書きますね(笑)
なにはともあれ、本作は過去のスーパーマン映画とは一線を画した「新しいスーパーマン映画」として大成功だったのではないでしょうか?
オールドファンの固定概念をぶち壊し、新しい世代の為のスーパーマンを作ろうとした製作側の意図がビシビシ伝わってきます。
僕はこの「マン・オブ・スティール」めちゃくちゃ好きですよ!!
個人的満足度
次は本作のBlu-ray/DVD情報です。
マンオブスティールをBlu-ray/DVDで観よう!
本作を購入するなら断然Blu-rayがオススメ!!
4K環境がある人は4Kもあります!
特典満載の限定盤もあります!
DCユニバースの5作目までを一気に観れるBOXセットも人気です!
次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法です。
マンオブスティールを動画配信サービス/VODで視聴する方法
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