マトリックスレボリューションズをネタバレ解説!ラストの意味は?

映画「マトリックスレボリューションズ」は2003年公開のアメリカ映画です。

マトリックス三部作の完結編です。

ストーリーは完全に前作「マトリックスリローデッド」の続き。

初見の人を完全無視して何の説明もなく話は進んでいきます。

ヒット作の続編なんだからそこは気を使えよって思いますね(笑)

なので本作を鑑賞する前には必ず1と2を観ておきましょう。

で、肝心の内容の方は完全にわたがし状態です。

ネオとスミスの決着をこれでもかってほどふわっふわに膨らませただけの作品・・・当然中身はスッカスカで食べ応えもない・・・最後に残るのはわたがしが張り付いていた棒程度のもの・・・元から1本の映画にするにはかなり無理がある内容なんです。

表現は相変わらず小難しいのでなんだか難しい映画を観てる印象なんですけどね・・・。

この記事では、そんな本作の解説や評価、感想を書いています。

また、Blu-ray/DVD情報やVOD情報など盛りだくさんです。

是非楽しんでください。

 

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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では、さっそくネタバレ解説いってみましょう!!

レッツ!!ムーヴィン!!!

マトリックスレボリューションズをネタバレ解説!ラストの意味は?

ここでは本作を徹底解説していきます。

まずは作品情報とキャストから。

作品情報とキャスト

映画「マトリックスレボリューションズ」は2003年公開のアメリカ映画です。

マトリックス三部作の完結編です。

興行収入は4.273億ドルとなっています。

 

スタッフ
監督 : アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
脚本 : アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
製作 : ジョエル・シルバー
製作総指揮 : アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー他
音楽 : ドン・デイヴィス、ベン・ワトキンス
キャスト(役名 : 俳優)
ネオ(トーマス・A・アンダーソン) : キアヌ・リーブス
モーフィアス : ローレンス・フィッシュバーン
トリニティー : キャリー=アン・モス
エージェント・スミス : ヒューゴ・ウィーヴィング
オラクル : グロリア・フォスター
ナイオビ : ジェイダ・ピンケット=スミス
ロック司令官 : ハリー・J・レニックス
トレインマン : ブルース・スペンス
メロヴィンジアン : ランバート・ウィルソン
リンク : ハロルド・ペリノー・ジュニア
アーキテクト : ヘルムート・バカイティス

 

製作陣、キャスト共に前作からの大きな変更はありませんが、予言者オラクルのみ俳優が変更となっています

とはいえ、完全に「マトリックスリローデッド」の延長線上にある作品となっています。

 

次はあらすじです。

あらすじ

現実世界への旅を通して真実の探求を続けるネオ(キアヌ・リーヴス)は、その過程でパワーを使い尽くし、マトリックスとマシン地帯の間にある無人地帯に取り残される。眠り続けるネオを見守るトリニティー(キャリー=アン・モス)。だがモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)は、救世主がマトリックスの設計者によって作られたコントロール・システムに過ぎないという事実にショックを受けていた。マシン軍がザイオンに突き進む中、ジー(ノーナ・ゲイ)やキッド(クレイトン・ワトソン)など勇敢な市民の志願者に支えられたザイオン軍は、必死の攻防を試みる。一方、はぐれプログラムとなったスミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)は、パワーを増しすぎて制御不能になり、今や現実世界とマトリックスもろともマシン帝国をも破壊しようとする脅威になっていた。そんな中、予言者オラクル(メアリー・アリス)は、ネオに最後の導きの言葉を告げ、ネオは彼女がプログラムに過ぎないと知りながらそれを受け入れる。ナイオビ(ジャダ・ピンケット・スミス)の助けを得て、ネオとトリニティーはマシン・シティーの心臓部へ入り込む危険な旅に出るが、トリニティーは死亡。ネオはマシン世界の究極のパワー、機械仕掛けの神と対峙し、彼らにとっても脅威になっていたスミスと対決する代わり、平和を要求。ネオはマトリックスにプラグ・インして死闘を繰り広げ、一度スミスに倒されるが、救世主であることの奇跡が起こって逆転。ザイオンに平和をもたらすのだった。

Movie Walkerより引用 : https://movie.walkerplus.com/mv32540/

 

次は本作をポイントで解説していきます。

ここがポイント!!ネタバレ解説

ここでは本作をポイントごとに解説していこうと思います。

完全に前作の続き

本作は完全に「マトリックスリローデッド」の続きです。

「マトリックスリローデッド」「マトリックスレボリューションズ」は、いわば前編・後編のような作りとなっています。

なので、本作からマトリックスシリーズを観始めると全く意味が分かりません(笑)

しかも、ほとんどの伏線回収や謎解き部分は「リローデッド」までで済んでしまっているので、本作から観始めると意味も分からずクライマックスの戦闘だけ観るような感じになります。

必ず1→2→本作と順番で観ましょう。

因みに「マトリックスリローデッド」と「マトリックスレボリューションズ」は同時に撮影され、同じ年に公開されています。

ストーリーを分かりやすく

前作程の分かり辛さはありませんが、本作もストーリーをめちゃくちゃ簡単にしちゃいましょう!!

前作のラストで気を失ったネオは現実とマトリックスの間の世界に落ちてしまいますが、なんとか救出されます。

ネオは、トリニティーと共にマシン・シティの中枢部に向かいますが、途中でトリニティー死亡・・・感動の別れ。

ネオはマシン・シティの支配者であるデウス・エクス・マキナと交渉・・・お互いにとっての敵となったスミスは俺が倒すから、倒したらザイオンへの攻撃辞めてくれ!!!ってなこと。

敵の敵は味方ってことですね!

ネオはスミスを倒し一件落着・・・マトリックスもザイオンも平和になりました。

一言で言えば、スミスを倒すだけの映画です(笑)

トリニティとの別れ

マシン・シティの中枢部に到着した際、なかば墜落気味で到着します。

その際、鉄柱に体を貫かれトリニティーは死んでしまいます。

死に際、トリニティーはネオへの想いを伝えます。

いつだって想いを伝えるのが遅すぎるトリニティー・・・そう、彼女は七つの大罪の一つ「怠惰の罪」の象徴として描かれています。

そして、その罪を悔い改めるように死んでいくのです・・・マトリックスシリーズは宗教的な描写が多いことで有名ですが、ここは特にわかりやすいですね。

あれ?予言者変わってる!?

本作から予言者オラクルの俳優が変わっています。

「リローデッド」までオラクルを演じたグロリア・フォスターさんは、本作撮影中の2001年9月29日に糖尿病による合併症のために亡くなってしまいました。

その為、急遽、俳優変更となっています。

物語の中では、過去の選択によって容姿が変わってしまったと言っています。予言者はマトリックス内のプログラムなので、バージョンアップもしくはプログラムの改変と捉えれば良さそうですが、どうも腑に落ちない部分があるのも事実です。

オラクル自身は「簡単に説明できればいいのだけれど・・・」と言って、説明を放棄するという暴挙に出ています(笑)

更にオラクルは「モーフィアスを助け、ネオを導く選択をしたことによって、その代償を払った」と言っています。

「ん?」全然意味が分からん(笑)

そもそも全部アーキテクトによって仕組まれてたんじゃなかったけ?

オラクルも自分の意思で行動したということなんですかね?

まぁ、後付けなんで、その辺はなんとなく濁して曖昧にすることでごまかしてる感じが半端ないです(笑)

予言者オラクルの作戦・・・スミスとの決着

中盤、オラクルはスミスに取り込まれてしまいます。

そして、ラストのネオとスミスの戦い・・・負けたスミスはオラクルの姿になっています。

つまり完全に取り込むことはできず、その隙をついてネオは内側からスミスを破壊したということです。

要するに、わざとスミスに取り込まれ、ネオに倒せる隙を与えたということです。

結末

映画のラストでアーキテクトはオラクルに「危険なゲームをしたな」と言っています。

全部オラクルの作戦通りだったというわけですね。

そしてもちろんアーキテクトもそれは了承済みだったということです。

また、アーキテクトはマトリックスを出たがってる人々は解放すると約束しています。

機械は人間と違って嘘をつきません(笑)

現実世界では、機械は人間への攻撃を辞めました。

つまり現実、マトリックス世界共に平和になったというわけです。

しかし、こんなにも主人公の影が薄くなるラストも珍しいです(笑)

ネオのラストシーン思い出せますか?(笑)

 

以上がポイント解説です。

次はシリーズの順番についてです。



マトリックスシリーズの順番

マトリックスは三部作で1本の映画のようなストーリーになっています。

独立して楽しめるのは1だけですので、「リローデッド」、「レボリューションズ」を観る際は注意してください。一生懸命理解しようとしても前の作品を観ていないと無理なので(笑)

シリーズの順番については記事にしましたのでそちらを確認してください。

 

次は評価と感想です。



評価と感想

ここでは世間での評価や個人的な感想を書いていきます。

まずは世間での評価から。

世間での評価

本作の世間での評価は5点満点中3.3点(Yahoo!映画)とシリーズ中最低評価。

まぁ、それも致し方ない内容かとは思いますが・・・。

実際の声はこんな感じ。

 

次は個人的感想です。

個人的感想

ここからは個人的な感想を書いていきます。

本作はマトリックスシリーズの完結編。

「マトリックスリローデッド」と本作は前編・後編のような作りになっていますので、本作は完全に前作の続き。

本作だけで評価するのはちょっと難しい内容です。

前作まででほぼ全ての伏線は回収済みということもあり、本作はエージェント・スミスとの戦いがメイン。

前作と合わせて1本の映画として考えた場合、本作は後半のクライマックスに当たりますが、ここだけで1本の映画にするにはちょっと内容が薄い印象・・・やはり前作と合わせて1本にまとめた方が良かったと思います。

本作の内容はホント大したことない(笑)

そのくせ相変わらず小難しい表現をぶち込んでくるので、なんかすっきりしない終わりという印象。色々曖昧にして観た人に解釈を任せる「余白」の部分が多いのもそういった印象になる理由だと思います。

本作の一番の重要人物、予言者オラクルの俳優交代も痛かったですね・・・まぁ、俳優の方がお亡くなりになってしまったようなので仕方ないのですが・・・。

また、オラクルがスミスに取り込まれ、そのことでスミスを倒すことができたという一番肝心な部分がめちゃくちゃ伝わりづらかったのもなんとなく盛り上がらなかった原因だと思います。

人間と機械が手を組んでスミスを倒す・・・これは良いのですが、きっかけが交換条件なので、なんとなく本当の平和になった感じもしないというのもね・・・。

機械は人間のように嘘をつかないっていうのは分かりますが、観てる僕らは人間なのでやはりそこには「心」が欲しかったです。

ラストのオラクルからようやくそういった「心」を感じるのですが、時すでに遅し・・・それを伝わるように描いてくれないとね・・・。

そういった意味で考えると「ターミネーター2」なんかは本当に良くできた作品なんだなって改めて思ってしまいました。

どうもマトリックスシリーズは一貫してドライな印象。

「リローデッド」の記事にも書いたのですが・・・このドライさが自分の感性にはどうも合わない。

ネオとトリニティーのラブストーリーにも共感していませんでしたので、別れのシーンも個人的には全く盛り上がらず・・・。

重要キャラの死が着地失敗による単なる事故なのもねぇ・・・。

こんなの1本の映画にするまでもないと思いました。

がんばって膨らませた感半端ない・・・トレインマンの下りとか全然いらないし、やっと現実世界に来たスミスもあっさり死ぬし・・・必要ない展開が多すぎる(笑)

逆に「リローデッド」と合わせて1本にまとめたら結構良い映画になったんじゃないでしょうか?

「リローデッド」部分を1時間半くらいにまとめて、「レボリューションズ」部分を30分くらいにまとめれば結構良作になった気がします。

1作目はアイディア勝負でヒットしたけど、2作目、3作目と作るたびに監督の力量が露になってきてしまった印象ですね。

実際、ウォシャウスキー姉妹はマトリックス以降大きなヒット作はありませんしね。

そういうことなんだと思います。

結果、マトリックスは1だけ観ればOKでしょ!ってのが持論です(笑)

 

個人的な満足度

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

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