「メン・イン・ブラック」1作目を徹底解説!MIBをより楽しむ方法!

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映画「メン・イン・ブラック」は1997年公開のアメリカ映画です。

本作はシリーズの記念すべき1作目です。

主演にトミー・リー・ジョーンズウィル・スミス

上映時間98分!!コンパクトにまとめられた本作は、一切の無駄がない描写でテンポよく進んでいきます。

気付けば感動のエンディングです!!

笑いあり涙ありの感動のエンターテイメント映画のお手本のような作品です。

また、シリーズの1作目ということもあり、MIBシリーズを楽しむための基本情報も全て本作にあります。

シリーズを観るならまずは本作から!!

この記事ではあらすじやネタバレ解説はもちろん、トリビアや続編、原作についても書いています

また、恒例の個人的感想も書いていますので是非楽しんでください。

記事の最後にはBlu-ray/DVD情報や本作を動画配信サービスで視聴する方法もご紹介しています。

 

では、さっそく徹底解説いってみます。

「メン・イン・ブラック」1作目を徹底解説!

ここでは本作を徹底解説していきます。

まずは作品情報とキャストから。

作品情報とキャスト

映画「メン・イン・ブラック」は1997年公開のアメリカ映画です。

本作はシリーズの記念すべき1作目。

興行収入は全世界で5.894億ドルで、1997年の世界興行収入ランキングでは3位となっています。

 

スタッフ
監督 : バリー・ソネンフェルド
脚本 : エド・ソロモン
原作 : ローウェル・J・カニンガム
製作 : ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
製作総指揮 : スティーヴン・スピルバーグ
音楽 : ダニー・エルフマン
キャスト(役名 : 俳優)
K : トミー・リー・ジョーンズ
ジェームズ・エドワーズ/J : ウィル・スミス
ローレル・ウィーバー/L : リンダ・フィオレンティーノ
エドガー/バグ : ヴィンセント・ドノフリオ
Z : リップ・トーン
ジーブス : トニー・シャルーブ

 

本作の監督は映画アダムスファミリーシリーズで有名なバリー・ソネンフェルド監督です。

また、製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグです。

内容的にはバリー・ソネンフェルド監督らしさも出ていますが、作品全体から受ける印象はスピルバーグ監督作品のそれに近いと思います。

製作総指揮という肩書きがどの程度作品に関与しているのかは分かりませんが、個人的な印象としてはスピルバーグっぽいなという印象の方が強めでした。

主演にはトミー・リー・ジョーンズウィル・スミス!!

今や日本では缶コーヒーBOSSのCMでお馴染みとなったトミー・リー・ジョーンズ。

実は凄い俳優だって知らない若い世代も多いのではないでしょうか?

この缶コーヒーBOSSのCMの元ネタはもちろん本作です

そしてウィル・スミス!!

本作の前年には「インデペンデンス・デイ」が大ヒットし、まさに黄金期を迎えつつある中での本作出演となっています。

 

次はあらすじです。

あらすじ

ニューヨーク市警の刑事エドワーズは、黒いスーツに身を包んだ男“K”にスカウトされ、最高機密機関MIB(MEN IN BLACK)の一員となる。過去を抹殺され、名前もただの“J”となった彼は、現在地球上に約1,500ものエイリアンが人間に姿を変えて暮らしている事を知る。エイリアン達が犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、その存在を世間から隠す事がMIBの任務だった。そして、ベテラン捜査官の“K”と新米の“J”を待っていたのは、銀河系の存亡を賭けた戦いだった・・・。

公式HPより引用 : https://www.sonypictures.jp/he/1732

 

次は本作をポイントごとに解説していきます。

ここがポイント!!

ここでは本作をポイントで解説しています。

シリーズ1作目

本作はメン・イン・ブラックシリーズの記念すべき第1作目です。

JがMIBにスカウトされるところから始まり、今後シリーズを通して使われるアイテムや世界観などの基本情報が全て詰まっています

メン・イン・ブラックとは?

「メン・イン・ブラック」とはエイリアン達が犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、時には撃退、その存在を世間から隠すために動く秘密組織です。

組織の人間は、存在を消し去った人間とならなくてはいけません。

J(ウィル・スミス)もMIBに入るときに全ての記録を抹消され、指紋まで消されていますね。

まさに秘密組織です!

これは映画の設定ですが、アメリカにはこういった組織が実在するという都市伝説があります

本作はその都市伝説をパロディとして描いています。

主人公は「K」と「J」

本作の主人公はトミー・リー・ジョーンズ演じる「K」とウィル・スミス演じる「J」です。

「K」はMIB史上最強のエージェントで英雄ですが、既にベテラン・・・引退を考えています。寡黙な性格で「J」とは正反対。

「J」は「K」に素質を認められMIBスカウトされます。軽い性格でお調子者・・・「K」とは正反対ですね。

この対照的な凸凹コンビが協力し宇宙人の危機から地球を救う・・・これがシリーズの基本となっていきます。

宇宙ガン

シリーズを通してMIBのエージェントが使う様々な武器や車が登場しますが、代表的なのは「宇宙ガン」です。

これは、MIBが開発した対宇宙人用戦闘銃で、バズーカのような大型のものや拳銃サイズと大きさは様々なものがあります。

Jは初心者ということで、掌サイズのオモチャ並みの小さな銃を渡されたが、その威力はすさまじく、1発で宇宙人が消滅するほどです。

ニューラライザー

こちらもシリーズを通して登場する重要アイテム。

宇宙人を目撃した一般市民の記憶を消去する装置で、劇中では「ピカッ」と呼ばれることも。

使う本人はMIB特製サングラスをして記憶消去を防ぎます。

ピカッと光った後は、ニセの記憶を説明して新しい記憶を刷り込みます。

メン・イン・ブラックの世界

映画メン・イン・ブラックの世界では、一般人に紛れて宇宙人が暮らしています

姿は地球人そのものですので人間たちもその存在には気付きません。

こういった宇宙人が悪さをしないように監視するのがMIBの役目です。

エイリアン・バグとの対決

本作の前半は基本的に「J」がMIBに入りエージェントになるまでが描かれますが、後半はエイリアンのバグとの対決となります。

事の発端はエドガーという農夫の土地に宇宙船が墜落したところ。

エドガーは、宇宙で最も危険な虫型のエイリアン、バグに体の中身を食べられてしまいます。

エドガーの皮膚をかぶったバグの目的は「銀河系」なるエネルギー体です。

「銀河系」を手にしたものは全宇宙を支配できるほどの力を持ちます。

この「銀河系」がバグの手に渡ったら大変です。

「銀河系」を持っていたのは地球にいる宝石商の男。

この宝石商の正体はアルキリアン帝国の王族で、「銀河系」を守る番人だったのです。

宝石商の男から「銀河系」を手に入れたバグは地球から去ろうとします。

一方、「銀河系」を奪われたことを知ったアルキリアン帝国は、地球に対して「銀河系」を返せと言って脅してきます。返さないと地球はアルキリアン帝国の攻撃で滅亡です。

最終的に「K」と「J」はローレル博士の協力もあり、バグを倒すことに成功。

「銀河系」を取り戻し、地球を救うことになるのです。

Kの引退

ラスト、MIB本部の前でKはJに、自分にニューラライザーを当てるようにお願いします。

PCでこっそり妻の様子を見ているKが途中で描かれていましたね。

KはMIBをやめて、35年前に何も言わずに別れた恋人の元へ帰りたかったのです。

Jが初めてニューラライザーを使う相手・・・それがKです。

ニューラライザーで記憶を消されたKは無事に恋人の元に帰っていきます。

「35年間眠り続けてた男が恋人の胸へ」というKのその後を新聞記事で読むJ・・・とても感動的なラストですね。

また、ローレル博士はLとしてMIBに入って映画は幕を閉じます。

コンパクトにまとめられた名作

本作の上映時間は98分ととてもコンパクトです。

無駄を省きテンポよく進んでいくストーリーと、シンプルながらもワクワクする展開がお見事です。

また、KとJの関係、Kの引退への気持ち、Jのローレルへの気持ちなどなど登場人物の気持ちも簡潔に盛り込まれる描写も良いですね!

ラストはKとJの別れとKの恋人に対する思いが同時に描かれ感動的です。

これはシリーズを通して言えることですが、このコンパクトさが本当に丁度良いですね。

今観るとちょっとショボい映像

本作の公開は1997年です。

今見るとその映像には若干のショボさがありますね(笑)

1997年と言えばあのタイタニックジュラシックパークの2作目が公開された年ですが、映像はタイタニック、ジュラシックパーク2の方が上かなって思います。

やはり近未来的映像がそれっぽくなっていくのはもう少し後ですね。

でも個人的には80年代とか90年代特有の雰囲気が好きだったりします。

最新の映像技術も良いですが、この時代の映画にはこの時代の映画の良さがありますね!

映像がショボいからダメな映画では決してありません。

印象的なメインテーマ曲

冒頭から流れる印象的なテーマ曲が本当に素晴らしいです。

映画史に残る名曲と言って間違いないでしょう。

このメインテーマはもちろんシリーズを通して使われます。

 

次は本作をより楽しむためのトリビアをご紹介します。

MIBをより楽しむ為のトリビア

ここでは本作にまつわるトリビアをご紹介します。

知っているとより作品を楽しめると思います。

地球に潜伏する有名人を装った宇宙人

地球に潜伏する宇宙人として数々の有名人が登場しています。

俳優のシルベスター・スタローンやバスケット選手のデニス・ロッドマンなんかも実は宇宙人なんだよ~的な描写になっていて楽しませてくれますね!

映画が始まって36分30秒くらいのところで宇宙人として有名人がモニターに映っています。

大ヒットしたサングラス

本作でJやKがかけているサングラス。

これはレイバンのサングラスで、『プレデター (Ray-Ban Predator 2) 』というモデルになります。

映画の効果で売り上げは爆発的に伸びたそうです。

今でも手に入れることは可能です。

カップ麺

映画とのタイアップで、マルちゃんより「麺・イン・ブラック」という名前のイカスミが入ったカップ麺が発売されました。

発売されてた記憶はありますが、食べた記憶まではありませんので、味のレポができないのが残念です。

当時はイカスミも今ほど一般的ではなかったように記憶していますので、味もろとも話題になったのではないでしょうか。

どんな味だったのでしょう・・・。

ラストシーンは撮り直し

本作のラスト、バグとの戦闘シーンは完成後に撮り直しされています。

もっと派手なものをということで撮り直されたようですが、その撮り直しには4億5000万円以上の費用がかかっています。

元が分からないので比較のしようがありませんが、監督曰く、「その価値は十分あった」ようです・・・。

パグ犬、フランク

続編の「メン・イン・ブラック2」ではMIBのエージェントとして登場するパグ犬のフランク。

本作ではスペアキーのお店にいる情報屋みたいな感じで登場し、ストーリーの重要な部分を喋っています。

このバグ犬ですが、1と2に出ているのは同じ犬なんです。

ウィル・スミスが履いていたスニーカー

MIBに入る前にウィル・スミス演じるジェームズ・エドワーズが履いていたド派手なスニーカー。

気になった人も多いと思います。

これは、リーボックシャックノーシスというモデルのバスケットシューズ。

昨今のスニーカーブームで復刻版がリリースされる際、本作からインスパイアされたカラーリングのものも登場しました。

90年代リバイバルが来ている近年・・・ウィル・スミスのファッションが1週回って今っぽかったりします(笑)

 

次は続編についてです。

続編について

本作はMIBシリーズの記念すべき1作目です。

その後続編は2作製作され、全て大ヒットしました。

また、2019年には「メン・イン・ブラック・インターナショナル」としてスピンオフも製作されています。

シリーズの公開順は以下の通り。

  • メン・イン・ブラック(1997年公開)
  • メン・イン・ブラック2(2002年公開)
  • メン・イン・ブラック3(2012年公開)
  • メン・イン・ブラック・インターナショナル(2019年公開)

 

 

本作の主人公「J」と「K」が出てくるストーリーは3までです。

インターナショナルはスピンオフとなっています。

インターナショナルにはアベンジャーズシリーズのマイティ・ソーで有名なクリス・ヘムズワースが主演しています。

 

次は原作についてです。

原作

本作はローウェル・カニンガム「The Men in Black」というコミックが原作となっています。

ストーリーもコミックのものを元に製作されたようです。

原作でのJは白人だったそうですが、映画では黒人のウィル・スミスが演じています。

あまり出回っていないようで、日本で手に入れるのは難しいかもしれません。

 

次はアニメシリーズのついてです。

アニメシリーズ

本作は後にアニメ版も製作されシーズン4まで製作されました。

日本ではアニマックス、ミステリチャンネル、TOKYO MXなどで放送されたようです。

シーズン1のみVHS版がリリースされていますが、他のシーズンはソフト化されておらず、DVDやBlu-rayにもなっていないようです。

 

次は評価と個人的な感想です。

評価と感想

ここでは世間での評価や個人的な感想を書いていきます。

世間での評価

本作の世間での評価は5点満点中4点とかなりの高評価です。

実際の声はこんな感じ。

 

 

コンパクトさも相まって1作目から3作目まで一気に鑑賞する若い世代も目立ちますね。

映像的には3作目で飛躍的に向上しますが、そこまでの映像の感じをどう捉えるかが評価の分かれ目かもしれません。

現代の最新映像に慣れてしまうと、この時代の映画は若干ショボく感じますからね・・・。

ただ、ストーリーの面白さやテンポ感は誰もが認めるところです。

 

次は個人的な感想です。

個人的感想

ここからは個人的な感想を書いていきます。

本作の上映時間は98分です。

近年の映画に比べるとめちゃくちゃ短い印象。

しかし、その無駄のない展開とテンポ感、そしてシンプルなストーリーながらも人間ドラマをしっかり組み込んだ構成に脱帽です。

本当に面白い。

ギャグも下ネタ系は殆どないので家族で安心して観られる内容なのも嬉しいですね!

映像技術に関しては時代なので仕方ない部分もありますが、個人的にはこの90年代っぽい感じはすごく好きです。

人間の中に実は宇宙人が紛れてて普通に暮らしてる・・・こういった設定が本当に夢がありますね!

子供のころ誰もが1度は空想したんじゃないかって内容を映画化してくれる・・・これ、スピルバーグの得意技です!!

本作のスピルバーグは製作総指揮ですが、どこまで関わっているんだろう・・・。

こういう夢のある作品が最近は少なくなった気がします・・・←オヤジくさいセリフ(笑)。

個人的にKが恋人のところに戻るために引退するラストシーンが本当に好きです。

というか、Kの過去について殆ど描写がないにもかかわらずラストであんなに感動させる構成もすごいと思います。

寡黙なKのキャラが恋人への思いの大きさを言わずとも物語っているようでした。

そしてあのラスト・・・新聞の記事での描写だけで感動させてくれます。

色々語らないKだからこそ重みがあります。本当に完璧なラスト!!

本作はトミー・リー・ジョーンズの魅力に溢れていますね!寡黙で本当にカッコイイ!

ウィル・スミスも当時は大ブレイク中で現在の地位を揺るぎないものにした黄金期です。

年齢的にも30歳目前で勢いがあり、見ているだけで元気が出ますね!

それから、音楽!!!

もうメインテーマが素晴らしすぎる!!

映画史に残る名曲でしょう!!

映画の楽しさが全て詰まった最高のエンターテイメント映画だと思います。

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

メンインブラックをBlu-ray/DVDで観よう!

本作のディスクを購入するなら特典が多いBlu-rayがおすすめ!

また、シリーズを一気に観れて特典も満載のBOXセットもおススメです!!

 

次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法をご紹介します。

メンインブラックを動画配信サービス/VODで視聴する方法

Hulu 〇

U-NEXT 〇

dTV 〇

FODプレミアム ×

amazon プライムビデオ 〇

配信が終了している場合もありますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。

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