映画「タイタニック」は1997年公開のアメリカ映画です。
監督はターミネーターシリーズでお馴染みのジェームズ・キャメロン監督。
主演にレオナルド・ディカプリオ、ヒロインにケイト・ウィンスレットという布陣。
当時、世界歴代興行収入1位を記録した本作(2019年現在は2位)は、その記録に恥じない素晴らしい作品となっています。
まさに大ブレイク直前のキラキラのレオ様、分かりやすくも奥深いストーリー、タイタニック号沈没事故をリアルに描いた演出やセット、名曲主題歌・・・本当に奇跡的なまでに完璧です。
この作品は、映画好きの方もそうでない方も、観ていない人の方が少ないのではないでしょうか?
また、映画に興味を持ったら割と早い段階で観ることになる、そんな作品ではないでしょうか?
まさにハリウッド大作のど真ん中!
多くの人に響く究極のエンターテイメント作品になっています。
もし、あなたがこの作品を好きになれなかったとしたら、それはもう今後ハリウッド大作を観る必要はないということを意味します(笑)
僕はこの映画が大好きです。
映画史に永遠に残るであろうタイタニックポーズのシーンや奥深いラストシーンなど、本作は本当に見どころ満載ですよね!!
タイタニック号沈没事故という実話に絡めている点もリアリティがあって良いです。
そして何度観ても泣いてしまうジャックとローズの物語・・・本当に最高です。
この記事ではそんな映画タイタニックを様々な角度から解説しています。
あらすじはもちろん、名曲主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」誕生秘話や実際の事故、実話と映画の違い、撮影秘話などもご紹介しています。
この作品は実話なのか?
ジャックとローズは実在したのか?
是非、記事を読んで確かめて下さい。
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。
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では、早速、タイタニックはどこまで実話なのかについてです。
レッツ!!ムーヴィン!!!
もくじ
タイタニックは実話?ジャックとローズは実在したのか?
さて、本作は実話なのか?
気になった方も多いと思います。
解説していきますね!
映画は実話なのか?
まず、本作の舞台となった豪華客船タイタニック号。
そして沈没事故。
これは本当にあった沈没事故です。
しかし、ジャックとローズが織りなす悲劇のラブストーリーについては完全なるフィクションとなっています。
ジャック始め、ローズやホックリーなど物語の中心となっているのは皆架空のキャラクターです。
ですが、中には実在の人物も描かれています。
実在した人物はまず、一等船客の1人モリーです。
ジャックに礼服を貸したり、食事のマナーを教えたりする彼女は実在した人物です。
沈没後、救命ボートを救助のために引き返すように言ったのは彼女だけだったそう。
映画でもそこはきっちり描かれていましたね。
ただ、ジャックは架空の人物なので、礼服を貸したりなどというエピソードはフィクションです。
次に音楽家たちです。
甲板で最後まで音楽を奏で続けた音楽家たちが描かれていますが、彼らも実在した人物たちのようです。
他にもタイタニック号の船長エドワード・スミス や設計主任トーマス・アンドリュース、タイタニック号を建造したホワイト・スターライン社の社長ブルース・イズメイ、それから航海士の面々は実在した人物です。
ジャックとローズにまつわる基本的なストーリー部分以外は基本的に史実に基づいて忠実に描かれています。
次は実際の事故についてです。
実際の事故について
実際の事故は1912年4月14日の深夜に起きています。
見張りが肉眼で高さ20mの氷山を発見したのは23時40分。
発見時にはすでに450m前方まで迫っていたようです。
事故の経緯や事故の様子などは映画でも描かれており、おおよそその通りとなっています。
次に実話との違いです。
実話との違い
基本的にジャックとローズにまつわるストーリーはフィクションであるのは前述した通りですが、他にも映画では脚色が施されています。
代表的なのは一等航海士のウィリアム・マクマスター・マードックのエピソードです。
彼は劇中、タイタニック沈没後、ホックリーから賄賂を受け取るが直前になって賄賂を突き返し、パニックを起こした乗客を射殺、そして自殺しています。
かなり不名誉な人物として描かれていますが実際は違ったようです。
事故から生還した航海士や乗客は、「彼は最後の瞬間まで職務を遂行し亡くなった」と証言しています。
これについてはジェームズ・キャメロン監督も非を認める旨の発言をしています。
次は超有名曲となった主題歌についてです。
タイタニックの主題歌
本作の主題歌はセリーヌ・ディオンが歌う「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」です。
この曲は映画と共に超ウルトラ大ヒットとなっています。
セリーヌ・ディオンにとって自身最大のヒット曲であり、代表曲です。
ここ日本でももちろんヒット。
今でもカラオケの定番曲ですね。
普段、洋楽を聴かないという人もこの曲だけは歌えるなんてこともあるんじゃないでしょうか?
作曲は劇中の音楽も担当したジェームズ・ホーナーです。
実はこの曲、お蔵入りになる可能性があったのをご存知でしょうか!?
ジェームズ・キャメロン監督はこの曲の使用を最後まで反対していたそう。
また、セリーヌ・ディオンも歌うことに難色を示していたそうです。
セリーヌ・ディオンの夫であり当時のマネージャーでもあったレネ・アンジェリルは、セリーヌを説得、なんとかレコーディングにこぎつけています。
そしてジェームズ・ホーナーは、完成したセリーヌの曲をジェームズ・キャメロン監督に聴かせ、こちらもなんとか納得してもらったようです。
この名曲がお蔵入りになる寸前だったなんて恐ろしいです・・・。
最終的に、1997年アカデミー賞歌曲賞、グラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀女性ポップ歌手など各賞を総なめにする程の評価も得て、正に名実共に世紀を代表するヒット曲となりました。
この曲が収められた映画のサントラも大ヒットとなり、サントラの売り上げでは歴代1位となっています。
セリーヌ自身のアルバムには1997年の「レッツ・トーク・アバウト・ラヴ」やベストアルバム等に収録されています。
余談ですが、セリーヌはレコーディングの際、酷い生理痛だったそう・・・普段は飲まないコーヒーを飲みながらレコーディングしたという逸話が残っています。
体調が万全でないにもかかわらず完璧な歌声をレコーディングしたセリーヌはプロ中のプロですね!
セリーヌ・ディオンは今でもあの時説得してくれた夫に感謝しているそうです・・・。
次は本作のあらすじです。
あらすじとネタバレ
この項ではキャストやあらすじをご紹介します。
まずはキャストの紹介です。
作品情報とキャスト
タイタニックは1997年公開のアメリカ映画です。
興行収入は、全世界で21.87億ドルです。
公開当時は世界歴代興行収入1位となった作品で、2019年現在も世界歴代興行収入3位となっています。
脚本 : ジェームズ・キャメロン
製作 : ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー
音楽 : ジェームズ・ホーナー
主題歌 : セリーヌ・ディオン「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」
ローズ・デウィット・ブケイター : ケイト・ウィンスレット : ヒロイン
キャルドン・ホックリー : ビリー・ゼイン : ローズの婚約者
スパイサー・ラブジョイ : デビッド・ワーナー : ホックリーの執事
ルース・デウィット・ブケイター : フランシス・フィッシャー : ローズの母
マーガレット・“モリー”・ブラウン : キャシー・ベイツ : 成り上がりの一等船客
エドワード・スミス : バーナード・ヒル : タイタニック号の船長
ブルース・イズメイ : ジョナサン・ハイド : ホワイト・スターライン社の社長
トーマス・アンドリュース : ヴィクター・ガーバー : タイタニック号の設計主任
他
さて、次はあらすじです。
あらすじとネタバレ解説
起
時は1996年。
タイタニック号沈没から84年の時を経た現代。
トレジャー・ハンターのブロック・ロベットは小型潜水艇で海底深く沈んだタイタニック号の探索を行っていました。
目的は「碧洋のハート」と呼ばれる最高峰のダイヤです。
探索中、一等客室から金庫を発見。
中から「碧洋のハート」を身に着けた裸の女性の絵が見つかります。
これをテレビで大々的に報道。
するとブロック・ロベットに1本の電話が入ります。
電話の主はその絵のモデルとなった女性でした。
彼女はタイタニック号の沈没事故から奇跡的に生還、現在100歳を超える老婆です。
テレビで絵を見た彼女は驚き、連絡をしてきたのです。
やがて探索中の現地へとやってきた彼女はタイタニック号沈没の知られざる過去を語り始めるのでした・・・。
承
1912年。
当時史上最大の豪華客船タイタニックは、イギリスのサウサンプトン港からニューヨークへ向けた処女航海へと出発しました。
上流階級の令嬢ローズ・デウィット・ブケイターは、母や婚約者のキャルドン・ホックリーとともにタイタニック号に乗船。
しかし彼女は、決められた結婚や上流階級の習慣などに嫌気がさし、退屈な日常を過ごしていました。
一方、本作の主人公ジャック・ドーソンは、画家志望の貧しいながらも自由奔放な青年。
ジャックは出港直前にポーカーでタイタニック号のチケットを入手、友人のイタリア青年ファブリッツィオと共にタイタニック号に乗船することとなります。
2人は船上で出会い、身分格差を越えて互いに惹かれあっていくのでした・・・。
転
出発から4日後、タイタニック号は氷山に衝突してしまいます。
衝突により、破損箇所から浸水が始まります。
女性や子供から優先的に緊急用ボートで避難していきますが、ローズはジャックを思い、船に取り残されることに・・・。
次第に船は多くの乗客を残したまま沈んでいきました。
ジャックとローズも共に海中へ投げ出されてしまいます。
結
なんとか生き延びた2人でしたが、マイナス2度という厳しい寒さが2人を襲います。
瓦礫となったドアの上にローズを乗せ、ジャックは海中でそれに捕まって助けを待ちます。
やがて救助船が現れますが、寒さで体力を奪われたジャックは既に死んでしまっていました。
悲しみに暮れるローズでしたが、ジャックとの約束を果たすべく懸命に生き残ろうとします。
警笛を鳴らして自分の居場所を知らせ、なんとか一命をとりとめたローズ。
彼女は「ローズ・ドーソン」とジャックの姓を名乗り生きていくことを決意するのでした・・・。
そして現代。
全てを語り終えたローズは、密かに「碧洋のハート」を海に投げ捨てます。
そして、ラストシーン。
ローズは夢を見ながら眠りにつきます。
場所はタイタニック号、ジャックとの思い出の場所、時計の下です。
皆に祝福され、ローズはジャックと再会するのでした・・・。
以上があらすじです。
次は本作の主人公ジャックを演じたレオナルドディカプリオについてです。
タイタニックはディカプリオの代表作!?
本作の主演レオナルド・ディカプリオ。
今やハリウッドの重鎮であり、押しも押されぬスーパースターとなったディカプリオですが、このタイタニックが彼にとって転機となったのは言うまでもありません。
もちろんタイタニック以前にもヒット作はありますし、売れている俳優であったのは事実です。
しかし、このタイタニックの空前のヒットによって本当のスターになった印象です。
当時ここ日本でも、レオ様フィーバーでとんでもないことになっていましたね。
本作でのディカプリオはどことなくあどけなさも残る好青年で、男の僕から見てもイケメン過ぎ!
超絶カッコいいですよね!!
また、ジャックのまっすぐなキャラクターも相まって、ディカプリオが本当に魅力的に映りますね!
まさにキラッキラのレオ様が堪能できる至高の作品です。
公開から20年以上たった今でも、タイタニックといったらディカプリオ、ディカプリオといったらタイタニックというくらい、強烈な印象を残しました。
まさに彼の代表作と言って間違いないでしょう。
しかし、この作品でアカデミー賞主演男優賞には選ばれていません。
というか、候補にも挙がっていません。
当時のディカプリオは22歳。
まだまだ演技は粗削りな青年だったのです。
タイタニック後も、名作、良作に多数出演、2015年に「レヴェナント: 蘇えりし者」で初めて念願のオスカー受賞となります。
ディカプリオと言えば本作タイタニックを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、彼の出演した映画は本当に面白いものが多いので、他の作品もオススメです!
個人的には「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「ディパーテッド」、「シャッター アイランド」、「インセプション」、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」、「ロミオとジュリエット」、「華麗なるギャッツビー」辺りが好きです!
特に「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」はめちゃくちゃ好きで何度も観てしまいます。
「インセプション」には我らが渡辺謙さんも出演していましたね!
レオ様と共演だなんて!!
すごっ!!
それから「レヴェナント: 蘇えりし者」でたどり着いた圧倒的な演技力も必ずチェックしてほしい作品です。
「レヴェナント: 蘇えりし者」でのディカプリオは本当に凄いです!
40歳を超えた現在も、イケメン度はそのままにかっこいい年の取り方をしています。
円熟味を増した演技で今でも第一線で活躍するレオナルド・ディカプリオ。
今後更なる活躍を期待したいです。
次はミュージカルについてです。
タイタニックのミュージカル
タイタニックにまつわるストーリーはブロードウェイでミュージカル化されています。
また、日本でも日本人キャストによる上演がされたこともあります。
しかし、このミュージカルは本作のミュージカル化ではありませんので、注意してください!
ジャックとローズは出てきませんし、セリーヌの曲も流れません(笑)
本作にも登場するタイタニック号の設計士トーマス・アンドリューズや船長のエドワード・スミスを中心として、タイタニック号の出港から沈没までを描いた作品となっています。
もちろん乗客たちの人間模様も描かれていて、その中には実際にあった階級格差で悩む2人の男女のストーリーが描かれていたり、映画タイタニックより実話に近い作品になっています。
ただ、ジャックとローズを期待して観に行くとがっかり感がハンパないので注意してくださいね(笑)
次は生存者やタイタニック号の現在についてです。
生存者やタイタニック号の現在
タイタニック号最後の生存者
現在、タイタニック沈没事故の生存者で存命の方はいません。
2009年に97歳で亡くなったミルヴィナ・ディーンさんという方が最後の生存者でした。
ミルヴィナ・ディーンさんは事故当時、生後9週間だったそうです。
ミルヴィナ・ディーンさんは晩年、老人ホームの費用を払えなくなり、タイタニック号での思い出の品を競売にかけるなどしていたそうです。
本作に出演したレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットはこの状況を見かね、老人ホームの費用を援助しています。
とても素敵なお話ですね!
タイタニック号の現在
実際のタイタニック号は現在でも海底3650mに沈んでいます。
船首部分は手摺が残り、航海士室の窓ガラスも完璧な状態で残っているそうです。
また、シャンデリアや鏡、暖炉など船首付近のものはそのまま残っています。
反対に船尾の方は跡形もなく砕け散ってしまっています。
しかし、船首部分も腐敗が進み、2100年ころには崩壊する見込みだそうです。
実際の映像があります。
本作冒頭の探索シーンはここで実際に撮影された映像も使っています。
2台の潜水調査船とリモートコントロール探査機で撮影された実際の映像はとてもリアルです。
続いて撮影秘話や小ネタなどご紹介します。
撮影秘話や小ネタ
ここでは本作にまつわる有名な撮影秘話や小ネタをいくつかご紹介します。
ラスト、本当はジャックも扉に乗れた?
終盤、海に投げ出されたジャックとローズは扉の残骸を発見します。
ローズだけがそれに乗り、水中にいたジャックは命を落としてしまいます。
ところがです、2人乗れたのではないか?と指摘する人が多数いました。
画面で確認すると、確かに2人乗れそうですね!
野暮なことをいう人がいるもんです(笑)
ローズを演じたケイト・ウィンスレットも2人乗れたと思うと認めています(笑)
これについて、ジェームズ・キャメロン監督は、これを認めつつも、「ジャックは死ぬ運命にあった・・・だってこれは芸術作品なんだから」と言った旨のコメントをしています。
ジャックとローズには幸せになってもらいたかったという観衆の気持ちはわかります。
僕もそう思います。
でも、悲しい結末だったからこそ、ジャックとローズの恋愛はこんなにも美しいのではないでしょうか?
悲恋だったからこそ、ラストシーンの時計台の再会シーンがとんでもない破壊力を持って迫ってくると思います。
本当に切ない・・・でも最高の終わり方です。
映画的には2人乗っちゃいかんのです(笑)
次は有名なタイタニックポーズについてです。
タイタニックポーズのモデルは?
中盤のクライマックスとして描かれるタイタニックポーズのシーン。
ジャックと生きていくことを決意し、ジャックの元にやってきたローズ。
ジャックはローズを船首に誘い2人で翼のように手を広げキスをします。
この時、ローズは自身が閉じ込められていた小さな世界から心を解放、ジャックと共に翼を広げて飛び立ったのです。
単なるロマンティックなだけのシーンではなく、ローズの心を反映したような意味合いもある本当に素晴らしいシーンです。
まさにこの映画を象徴するシーンとなっていると思います。
何度観ても感動します。
映画を観たことがない人でも1度は目にしたことがあるであろう、映画史に永遠に残っていく名シーンですね!
実はこのポーズ、モデルがあったそう。
そのモデルとは女神・ニーケーの彫像だそうです。
うーん・・・言われてみればそんな気もします・・・。
が・・・うーん・・・でも、そういうことらしいです(笑)
いずれにせよ、とっても素敵なシーンですよね!!
僕も大好きなシーンです。
次は撮影用に実際に建造されたタイタニック号についてです。
撮影用にタイタニック号を建造
本作は実話を基にした作品であることから、リアリティの追及には相当な力を入れて製作されています。
その顕著たるものはタイタニック号でしょう。
ジェームズ・キャメロン監督は実物大のタイタニック号を撮影のために建造しています。
その建造費用は実際のタイタニック号以上だったと言われています。
また、建造されたのは右側だけだったようで、出港のシーンでは反転撮影しているのは有名な話ですね!
因みに反転撮影をしているシーンがもう1つあります。
ジャックがローズの絵を描くシーンです。
実はこの絵を描いているのはジェームズ・キャメロン監督本人。
監督は左利きなので、右利きのジャックが書いているように見せるために反転撮影を行っています。
次は興行収入と製作費についてです。
歴代1位を記録した興行収入と製作費
本作は世界中で超ウルトラど級の大ヒットを記録しました。
21億ドル以上売り上げ、当時の世界歴代興行収入1位の記録を樹立しています。
その後、ジェームズ・キャメロン監督は自身の作品「アバター」が27億ドル以上のヒット、この記録を塗り替えます。
2019年に「アベンジャーズ・エンドゲーム」が27.98億ドル売り上げ、歴代1位になりますが、2019年現在もタイタニックは世界歴代興行収入3位となっています。
つまり、2019年に「アベンジャーズ・エンドゲーム」に抜かれるまでは、世界歴代興行収入の1位と2位がジェームズ・キャメロン監督作品だったんです!
凄いですね!!
この記録を破れるのはもうアベンジャーズシリーズか、スターウォーズシリーズくらいしかないと思いますが・・・どうなんでしょう?
今後、「アバター」と「タイタニック」を興行面で越える作品を是非もう一度キャメロン監督には期待しています。
因みにジェームズ・キャメロン監督作品で他に有名なのは、なんと言ってもターミネーターでしょう!!
ターミネーターを生み出し、シリーズ最高傑作の1と2を監督・脚本しています。
本当にすごい監督ですね!
製作費の方でも本作は「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007)」、「クレオパトラ(1963)」に次ぐ3位となっています。
その製作費はおよそ294億円だそうです・・・。
スケールがケタ違いですね!
20年以上経った今観ても全く古臭い感じがしないのは当時の最先端技術も駆使し、惜しみなく製作費をかけたことも要因にあるのかもしれませんね!
次はタイタニックに乗っていた日本人についてです。
タイタニックには日本人も乗っていた!
映画では語られませんが、タイタニック号には1人だけ日本人が乗っていました。
細野正文さんという方です。
細野正文さんはもっとも死亡率が高かったと言われる、二等船室の男性乗客です。
なんとか緊急用のボートに乗り込んで、タイタニック号沈没事故から奇跡的に生還しています。
因みに、あのスーパーギタリストの細野晴臣さんはこの細野正文さんの孫にあたるそうです。
次は陰謀説疑惑についてです。
タイタニック号の沈没は陰謀だった!?
タイタニック号沈没事故ですが、これが実は仕組まれた陰謀だったのでは?という疑惑があるのをご存知でしょうか?
陰謀説はいくつかあるようですが有名なのは2つです。
1つ目は、船を所有していたホワイト・スター・ライン社が財政難になり、タイタニック号の事故で発生する保険金を目当てにわざと沈没させたのでは?というもの。
しかもお偉いさんや通信士など、事前にそのことを知り得た人は皆直前で乗船をキャンセルしているというから信憑性も出てきますね・・・。
そしてもう1つの疑惑は、姉妹船オリンピック号とのすり替え疑惑です。
実はタイタニックには同型の姉妹船オリンピック号があり、そのオリンピック号は前年に既に就航済みでした。
しかしこのオリンピック号、すでに2回の事故歴があり廃船寸前だったよう。
そこでこのオリンピック号をタイタニック号そっくりに仕立て上げ、事故に見せかけて廃船にしたのでは?という疑惑です。
うーん・・・どうなんでしょうね・・・。
真偽のほどは現在も不明です。
しかし、こういった伝説や謎が多く残されているからこそ、その未知の部分にフィクションを作れる隙間があったのだと思います。
そしてその隙間があったからこそこの世紀の大名作は誕生したのでしょう。
次は個人的な評価と感想です。
評価と感想
さて、ここからは映画タイタニックに関する個人的な評価と感想です。
この世紀の大ヒット作に関してはもう様々な感想が世の中に溢れていて、今更僕が感想を書いたところで特別なことは何一つ書けません。
笑って泣いて、ハラハラして、そして最後は大号泣して・・・といった風に、僕も多くの人と同じようにこの映画を楽しんでいます。
難しい話は何一つありません。
ストーリーはいたってシンプル。
でもそこがいいんです!
だからこそこれだけ多くの人に響く作品になったのでしょう。
3時間越えという長さですが、前半はラブストーリー、後半はもはやパニック映画並みのハラハラ展開と、飽きさせない構成になっている点も良いです。
様々な要素を半ば強引にラブストーリーでまとめるというハリウッド大作ならではの作風ですが、これが完璧にハマっていますね!
まさにハリウッド大作ど真ん中の作品です。
ですが、これを狙って作れる人は実はそう多くはないのです・・・しかもここまでハイレベルなクオリティですから驚きしかありません!!
そしてなにより、大スターになる一歩手前のレオナルド・ディカプリオのキラッキラのカッコよさ!!
そして、ケイト・ウィンスレットの名演や、脇を固める俳優陣、リアリティをとことん追求した演出、音楽・・・全てが本当に素晴らしく、本当にロマンティックな映画になっています。
個人的に好きなシーンを挙げると・・・
なんといっても、エンディングのシーンですね。
年老いたローズが夢の中でジャックと再会する・・・そんな風に取れるシーンでこの映画は幕を閉じますが、この終わり方が本当に大好きです。
ジャックとの約束を果たすかのように生きたことがうかがえる写真の数々・・・そして夢の中へ・・・。
そんなラストシーンは本当に完璧であると思っています。
大仰なセリフや派手に泣かせにくるシーンではなく、静かに胸を打つようなラストは本当に素晴らしいです。
観ているこっちまでジャックとの思い出が蘇ってくるかのような、再会したかのような・・・それでいてローズのジャックへの思いがすべて詰まっている・・・まさにダイヤモンドのように、いや、それ以上に輝きを放つ圧倒的なラストシーンです。
実はこういった深い余韻を残したラストシーンで終わるハリウッド大作はそんなに多くはありません。
本作の評価が高いのは、こういった深いシーンがラストだけではなく、随所に散りばめられているのも要因だと思っています。
そして、これまたベタですけど、映画史に残る名シーン!タイタニックポーズ!!
このシーンも超絶素晴らしいです!
まさに翼を広げて自由になるローズの心を最高にロマンティックに描いています。
こういうのを観ると、映画っていいよねって素直に思います・・・100年先、いや1000年先まで残っていく、そんな名シーンだと思います。
それから、一度救命ボートに乗ったローズがジャックの元に戻ってくるシーンも号泣しますし、最後まで演奏を止めない音楽団や、ジャックの最後の言葉「船の切符は人生で最高の贈り物だった・・・それで君と出会えた・・・感謝で一杯だ」にも号泣します。
最後までローズを励まし続けたジャックは本当に真っすぐで素敵な人です。
他にも好きなシーンは沢山ありますが・・・キリがありませんね(笑)
でも大体この映画を好きな人と同じ感想です(笑)
この映画は何度観ても切ない、そんな作りになっているのも良いですよね!
結末が分かってて観ると、ジャックのセリフや行動全てが本当に切なくなるんです・・・。
何度観ても泣いちゃいます(笑)
恋人と、家族と、友人と、そして一人でも・・・本当に何度でも観て欲しい・・・そんな大名作です!!
次はタイタニックを動画配信サービスで視聴する方法をご紹介します。
タイタニックを動画配信サービスで視聴する方法
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