検察側の罪人の感想と評価!ネタバレで結末を解説!キャストは?
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映画「検察側の罪人」は2018年公開の日本の映画です。

元SMAPの木村拓哉さんと嵐の二宮和也さんが共演するということで大きな話題になった作品です。

 

僕も予告編を観てからというもの、とっても気になっていました!

 

僕は、キムタク、ニノ云々というより、単純に内容が面白そうだと思っていました。

 

ところがです!!!!

 

いざ観てみると・・・。

 

ふむふむ・・・うーん・・・なるほど・・・うーん・・・・え?終わり!?

 

という、なんとも残念な内容でした・・・。

 

キャスト陣は全然OKなんです!

キムタクの存在感は抜群ですし、ニノの演技力は安定しています。

吉高さんや他の俳優陣も良い感じです。

 

ですが、肝心の内容が全くもって魅力的じゃないんです。

完全に予告詐欺にあった気分になりました。

 

この記事では、どうして本作が魅力的じゃなかったのかという点を個人的な感想を踏まえて解説しています。

もちろん、多くの方が観たヒット作品ですので、大好きな方もいると思います。

あくまで僕個人の感想ですので、こういった意見もあるよ~くらいの感覚で楽しんでいただけたらと思います。

また、本記事ではあらすじやDVD情報なども書いていますので、そちらも合わせてチェックしてみて下さい。

 

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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※本ページの情報は2019年12月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

 

では、いきなりですが、個人的な感想と評価です。

レッツ!!ムーヴィン!!!

検察側の罪人の感想と評価

映画「検察側の罪人を」鑑賞したので感想や個人的な評価を書いていきたいと思います。

 

まずは世間的な評判ですが、まぁまぁといったところでしょうか。

興行収入は29億円を越え、一応はヒット作となったようですが、元SMAPの木村拓哉さん、嵐の二宮和也さん、吉高由里子さんと主役級を3人も揃えたにしては寂しい感じです・・・。

賞レースでも第43回報知映画賞助演男優賞、第42回日本アカデミー賞助演男優賞に二宮和也さんが選ばれたのみになっています。

 

さて、ここからは個人的な感想と評価です。

僕は特別ジャニーズファンというわけでも原作ファンというわけでもありません。

この作品のことも映画館の予告で知りました。

しかし、この予告編がとっても興味をそそられる感じで、かなり期待していました。

ミステリーやサスペンスは好きなジャンルですし、個人的に二宮和也さんの演技は好きですしね!

そしていざ観てみると・・・

 

うーん・・・な内容(苦笑)

 

何とも言えない微妙な気持ちになりました。

一言でいえばつまらなかったです・・・予告うまく作ったなって思いました(笑)

でも、感想を一言で終わらせるわけにはいかないので、僕なりの見解も踏まえて書いていきますね!

 

まず、良かったのは二宮和也さんの安定の演技力です。

特に尋問シーンの大声で怒鳴るところは圧巻です!

でも二宮さん、怒鳴るの得意だよね(笑)

ドラマや映画で結構怒鳴ってるイメージあります。

今回は怒鳴りの尺も長く、必殺技を連発している感じでしたね(笑)

 

続いて木村拓哉さんも僕的には良かったです!

正直、今作もお決まりの「なにやってもキムタク」状態です。

でも、そこが木村拓哉さんの良いところだと個人的には思っています。

木村さんの作品は、期待を大きく上回ることも裏切ることもない、「期待通りのキムタク」がどの作品にも登場しますよね?

批判されることも多い「なにやってもキムタク」ですが、その安定感は抜群です。

そして年を重ねたことによる風格はもはや演技力以上のものがあります。

演技力では二宮和也さんの方が1枚も2枚も上だと思います。

しかし、木村さんの存在感は、二宮さんはおろかベテラン俳優をも凌ぐほど圧倒的です。

 

先日、とあるテレビ番組で木村拓哉さんが「俺なんてなにやってもキムタクって言われる」とおっしゃっていました。

あ、そう思われてるの知ってたんだ!と驚きましたが(笑)

でもそれを自覚したうえでブレない演技をしてきたことがこの風格に繋がっているのかもしれませね!

今作でも「なにやってもキムタク」な木村さんですが、その存在は他の誰にも代え難いものとなっていました。

予告にもあった「検事でいる意味がない!」のシーンは超絶カッコよかったです!

 

それから吉高由里子さんもいつもと違う感じのイメージでなかなかグッドでした!

キャラ設定は微妙でしたけどね(笑)

 

主役3人の脇を固める実力派の皆さんも良かったですね!

特に諏訪部を演じる松重豊さんは本当にいつどの作品で観ても素晴らしい演技を見せてくれます!

今作でも不気味で存在感抜群でした!

 

こうやって書いていくと、俳優陣の演技やキャスティングには大きな問題はないのです。

問題なのは内容です。

まず、僕が一番思ったのが、事件の背景のほとんどをセリフに頼っている、もしくは雑に描かれているため、感情移入しづらいし話がわかりづらい。

背景をもっと丁寧に描いたらそれぞれのキャラに感情移入できたかもしれませんが、そういった描写があまりないので感情移入できないんですよね。

セリフに頼った進行なので相関図も見えてこない。

「えっと・・・だれだっけ?」ってこともしばしば。

そして、描き方が雑過ぎて意味が解らない部分が多すぎる・・・丹野議員のくだりとか特に。

多くの人は丹野議員が自殺する意味が分からなかったと思います・・・。

人間ドラマや心理描写が希薄なので、雑な報告書を読んでいるみたいでした。

ふーん・・・ちょっと読みにくいな・・・みたいな。

 

それから、木村さん演じる最上と二宮さん演じる沖野の対決を楽しみにしていたのに、全然対決してないじゃん・・・肝心の対決部分はかけ足気味に進んじゃうし・・・。

もっとバチバチの法廷論争みたいなの期待しちゃってました。

そしてラストは「え!?これで終わり?」みたいな感じで細切れで終わる始末・・・。

なんかカッコつけた終わり方にしてませんこれ?

色々モヤっとするんですけど(笑)

 

人間ドラマに重点を置いた作りにするか、もしくは、「キムタクVSニノ」だけに焦点を絞って、浅いけどエンターテイメントな法廷ドラマでも個人的には良かったと思います。

どこにも振り切れていないので中途半端感が否めません。

頑張って深い話にしようとこねくり回した印象だけが残ってしまいました。

しかも結果的に深い話になっていないという・・・。

 

「インパール作戦」やら「白骨街道」やらこじつけっぽい設定も余計分かりにくくしているように思います。

それから、多くの人を困惑させたであろう意味不明な踊りのシーンとか(笑)

本当にあのシーンは必要だったのでしょうか?

 

そして吉高由里子さん演じる橘沙穂が意味不明過ぎで完全にギャグと化しているのもちょっとどうかと思いました。

暴露本の為に潜入とか言っちゃって(笑)

アホかって思いましたよさすがに(笑)

ありえな過ぎてヤバいレベルです。

沖野にちょくちょく言ってた「大人の男の流儀」・・・だっけ?

これは完全に「は?」って感じだし・・・本気で寒かった・・・観てるこっちが恥ずかしい(笑)

沖野と恋人になるってのも心理描写が無さ過ぎて唐突過ぎです・・・。

結構キーになるキャラなので、余計な設定が必要だったのかが疑問でしかありません。

吉高さんはいつもと違う見た目も含め結構いい感じだったので、キャラ設定が残念過ぎましたね。

 

世間では社会派ミステリーなんて言われているみたいですが、この映画からそういった雰囲気は全く伝わってきませんでした。

社会派だったとしたら、権力と罪、葛藤や心情などをもっと徹底的に描かないと何も伝わらないと思います。

 

俳優をカッコ良く撮ろうとしているのが見え見えな時点で軽々しく社会派とか言わないで欲しいですね。

 

社会派だったらもっと真摯に向き合ってほしいです。

これは完全に娯楽作品ですよ。

 

また、重い作品なんて言われることもありますが・・・全然です。

まぁ、そこはジャニーズ作品にしてはってことかもしれませんが・・・。

 

というわけで内容に関しては個人的には凡作だと思います。

というか、内容というより、演出や描き方、脚本の方に問題がある気がしました。

もっと魅力的な作品になる資質はあったと思うんですよね・・・。

完全に予告に騙された感が・・・。

予告だとめちゃくちゃ面白そうに思いません?

期待していた分余計にやられました(笑)

でも木村拓哉さんと二宮和也さんの共演ってことでファンの方には嬉しい作品であることは間違いないと思います。

僕は2人の熱心なファンではありませんが、共演は楽しみでしたしね!

 

個人的にオススメはあまりしませんが、木村拓哉さんと二宮和也さんの共演が観てみたい方や、吉高由里子さん演じる橘沙穂の寒い感じに興味がある方は1回見てみても良いとは思います。

 

以上が個人的な感想と評価でした。

次はあらすじとネタバレで結末を解説していきます。



あらすじとネタバレ解説

さて、本項ではあらすじをネタバレでご紹介します。

東京地検の検事、最上毅(木村拓哉)は若手検事の研修を行っていました。

研修生の中には沖野啓一郎(二宮和也)もいました。

研修の最終過程で最上は研修生たちに向かい「己の正義に固執しすぎた検事は犯罪者となっていく」と自身の信念と検事としての心構えを語ります。

そして研修生たちは研修を終え、検事としての生活をスタートさせるのでした。

数年後、最上の元に沖野が部下として配属されてきます。

最上は沖野にとって憧れの存在でもあります。

最上も沖野のこと高く評価していて、闇ブローカー諏訪部の取り調べを任せることに。

ところが、沖野の取り調べは上手くいかず、諏訪部は釈放となってしまうのでした。

そんな中、蒲田で老夫婦が殺害され金品が奪われるという強盗殺人事件が発生します。

老夫婦は個人的に多くの人間に金を貸していて、金を貸した人間の中に犯人がいるのではないかと考えた警察は老夫婦の金貸しリストをチェック。

すると最上はその中にある男の名前があることに気が付きます。

松倉重生です。

松倉は、最上が学生時代に過ごした学生寮の管理人夫妻の一人娘の由季が殺害された事件の容疑者でした。

その事件は松倉の自供が最後まで引き出せず時効になっていました。

学生時代の最上にとって、由季は学生寮のアイドルであり、親しくしていた仲でもありました。

そんな思いや背景から、最上や警察は松倉を老夫婦殺人事件の犯人と決めつけるがごとく捜査していくことになるのでした・・・・。

 

最上は諏訪部の協力を得て松倉を別件逮捕。

そして松倉を勾留します。

一方、松倉への捜査のやり方に疑問を感じた沖野の立会事務官である橘沙穂(吉高由里子)は、最上の素性を調査。

すると、松倉が容疑者だった女子中学生殺人事件の起こった地方の出身者であることに気が付きます。

そのことを沖野に伝えますが、最上に憧れを抱く沖野は意に介しません。

拘留された松倉を尋問することになったのは沖野です。

沖野の取り調べで松倉はすでに時効となった女子中学生殺人事件の犯人であることを自供します。

ところが老夫婦は殺していないと強盗殺人については否定。

このやり取りを見ていた最上は松重に対して個人的な恨みを募らせていくのでした・・・。

 

ここで事件は急展開を見せます。

弓岡という男が、居酒屋で「俺が老夫婦を殺した」と自慢していたとの情報が入るのです。

また、その頃、最上の幼馴染である丹野議員が自殺します。

丹野は、政権の不正を暴こうとしたものの、逆にはめられ追い詰められての自殺でした。

丹野の自殺を受けて、一層松倉への憎しみを募らせる最上。

なんとしても松倉を強盗殺人の犯人にしたい・・・。

最上は自ら思い描いたストーリー、己の正義に固執するようになっていきます。

そしてまず、諏訪部の協力を得て強盗殺人事件の犯人と思われる弓岡を殺害します。

弓岡がいると松倉を犯人にできませんからね・・・。

最上の異変に気付いた沖野と橘は検察を辞めることに。

沖野と橘は松倉の国選弁護人に協力し、松倉は釈放されることになります・・・。

 

釈放された松倉でしたが、車にはねられて死んでしまいます。

もちろんこれは、最上と諏訪部の仕業です。

結局、最上は自ら作り上げたストーリーも上手くいかず、松倉を自らの手で裁いてしまうのです。

数日後、最上は沖野を祖父の別荘に招きます。

最上は沖野に丹野から送られてきた汚職の証拠を見せます。

自分が正しかったのだと言わんばかりに・・・。

最上は沖野に全て水に流し、もう一度一緒に検事をやろうと提案します。

しかし、沖野はこれを断ります。

憧れ、信頼し続けていた最上に裏切られ、言葉にならない沖野。

沖野は一人咆哮して悔しさを爆発させるのでした・・・。

 

以上が簡単なあらすじです。

 

次は作品情報とキャストです。

作品情報とキャスト

映画、検察側の罪人は2018年公開の日本映画です。

2018年8月25日、26日の土日2日間全国映画動員ランキング1位。

2018年映画国内興行収入ランキングでは29億円以上を売り上げ、18位となっています。

賞レースでは、第43回報知映画賞助演男優賞と第42回日本アカデミー賞 助演男優賞に二宮和也さんが選ばれました。

 

スタッフ
監督 : 原田眞人
脚本 : 原田眞人
原作 : 雫井脩介「検察側の罪人」

 

キャスト(役名 : 俳優)
最上毅 : 木村拓哉
沖野啓一郎 : 二宮和也
橘沙穂 : 吉高由里子
丹野和樹 : 平岳大
弓岡嗣郎 : 大倉孝二
松倉重生 : 酒向芳
諏訪部利成 : 松重豊

 

次は本作のDVDやBlu-rayをご紹介します。



DVDやBlu-ray情報

本作は動画配信サービスでの視聴ができない作品となっています。

ですのでDVDやBlu-rayの購入を検討されている方も多いと思います。

豪華版にはメイキング等の特典映像も満載なので、購入するなら絶対に豪華版をお勧めいたします。

 

検察側の罪人を動画配信サービスで視聴する方法

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※本ページの情報は2019年12月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。




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