スマホを落としただけなのにのネタバレとあらすじ!評価と感想!成田凌が凄いぞ!

映画「スマホを落としただけなのに」は、2018年公開の日本映画です。

本作は、志駕晃さんの小説「スマホを落としただけなのに」を映画化した作品となっています。

 

主演に北川景子さん。

そして、共演には田中圭さん、千葉雄大さん、成田凌さんと、今をときめく豪華キャストが共演しています。

 

予告も良い感じに仕上がっていて、僕も鑑賞を楽しみにしていました!!

 

が、しかーーーーし!!!

 

鑑賞してみてビックリ!!!

完全に「世にも奇妙な物語」でやってろ!状態なのです・・・。

はぁ・・・また予告にまんまと騙されちゃったんじゃないかなぁ~感MAXでした・・・。

最近多いんですこのパターン・・・頼むぜ邦画!!

 

正直、僕はあまり楽しめなかったのですが、観る人によっては楽しめる作品になっているとは思います。

 

では、どんな人に向けた作品なのでしょうか?

僕なりの見解をこの記事では書かせていただきました。

 

他にもあらすじやネタバレはもちろん、主題歌や原作小説、漫画についても書いています。

また、本作で素晴らしい演技を見せている成田凌さんについても書いています!!

それから、恒例の僕の個人的感想も勿論書いていますので、是非楽しんでください。

 

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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では、あらすじとネタバレからです!!

あらすじを飛ばす方は目次からお好きな項目へ飛んでくださいね!!

ではいきます!!

 

レッツ!!ムーヴィン!!!

スマホを落としただけなのにのネタバレとあらすじ

作品情報とキャスト

映画「スマホを落としただけなのに」は、2018年公開の日本映画です。

興行収入は19.6億円で、2018年国内年間興行収入ランキングでは26位となっています。

 

スタッフ
監督 : 中田秀夫
脚本 : 大石哲也
原作 : 志駕晃「スマホを落としただけなのに」
音楽 : 大間々昴、兼松衆
主題歌 : ポルカドットスティングレイ「ヒミツ」
キャスト(役名 : 俳優)
稲葉麻美 : 北川景子
富田誠 : 田中圭
加賀谷学 : 千葉雄大
浦野善治 : 成田凌
毒島徹 : 原田泰造
小柳守 : バカリズム
武井雄哉 : 要潤
杉本加奈子 : 高橋メアリージュン
大野俊也 : 酒井健太(アルコ&ピース)
天城千尋 : 筧美和子
宮本まゆ : 松山愛里
池上聡子 : 岩井堂聖子
山本美奈代 : 桜井ユキ

 

本作の監督は中田秀夫さん。

中田秀夫さんといえば、ジャパニーズホラーの金字塔「リング」の監督として有名です。

脚本の大石哲也さんは、数々のミステリードラマや刑事もののドラマを手掛けてきた方です。

この2人がタッグを組んでの本作は期待せずにはいられませんね!!

 

そして主演には北川景子さん!

そして北川さんの彼氏役に大ブレイク中の田中圭さん!

脇を千葉雄大さん、芸人枠に原田泰造さんとバカリズムさん・・・。

 

そして特筆すべきは、本作の演技が評価され第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した成田凌さん!

本作で浦野善治を演じる成田凌さん・・・気になった方も多いのではないでしょうか?

成田凌さんについては別項で解説しますが、本作での演技は本当に気持ち悪いです(褒めてます!!)。

 

しかしまぁ豪華なキャストですね!

邦画はどれもそうですが、キャストと予告だけ見ると名作の予感がプンプンしますね!!

 

では、まずはあらすじとネタバレ解説です。

あらすじとネタバレ解説

商社で働く誠(田中圭)は、タクシーの中にスマホを忘れてしまいます。

誠には麻美(北川景子)という元同僚の彼女がいて、この日の夜プロポーズをする予定で待ち合わせをしていました。

ところが、麻美が誠に連絡をしても連絡が取れません・・・まぁ、スマホ落としちゃいましたから当然です。

麻美が誠に電話を掛けると、スマホを拾ったという男が電話に出ます。

男は拾ったスマホを横浜のカフェに預けておくと言いました。

麻美は誠の代わりにこのカフェにスマホを取りに行きました。

こうしてスマホは無事誠の手に戻ってきたのです。

その夜、誠はプラネタリウムで麻美にプロポーズをしました。

麻美はプロポーズには喜んでいますが、実家との折り合いが悪く結婚には躊躇している様子・・・とりあえず返事は保留となります。

そんなこともあり気分が上がらない麻美・・・これを見た同僚の加奈子は、SNSをやるよう薦めます。

加奈子の言われるまま麻美はSNSを開始・・・するとすぐに多くの“いいね”や“ともだち申請”があり、麻美はSNSって楽しいかも!って急にその気になっちゃいます。

また、大学時代の先輩で商社マンの武井(要潤)や、誠の上司の小柳守(バカリズム)ともつながっていくのでした。

一方、丹沢の山奥で複数の女性の死体が発見されます。

この事件を捜査するのは、毒島(原田泰造)と若手刑事の加賀谷(千葉雄大)です。

これらの死体には共通して髪の毛の一部が切り取られ、下腹部には鋭い刃物で何度も刺された跡があったのです・・・。

SNSを始めた麻美に奇妙な出来事が起こり始めます。

小柳守にネットストーキングされたり、浮気現場の写真がメールで送られてきたり、SNSのログインを変更する案内が届いたり・・・。

また、誠も同じように身に覚えのないクレジットカードの請求がとどいたりします。

こうして麻美と誠はお互いを信じられない状況に追い込まれていくのです。

こういった状況に困った麻美は、ネットセキュリティ会社の人を通じて、浦野(成田凌)を紹介してもらいます。

浦野にスマホを見てもらうと、富田のスマホを拾った人物が一連の出来事の犯人だということがわかります。

事件の捜査を進める毒島と加賀谷。

やがてそのうちの一人が行方不明になった風俗嬢であることが判明します。

被害者のスマホが生きていることから、周りの人間は被害者が生きているものだと思っていました。

IT業界から転職した加賀谷の捜査でこれは犯罪者のなりすましである可能性が高くなります。

そして、行方不明になった風俗嬢に執着していた男の存在が明らかになるのです。

そんな中、麻美は浦野にトラブルについて改めて相談・・・しかし、麻美は浦野にさらわれてしまうのでした・・・。

結末

麻美は両手両足を鎖で縛られ吊るされた状態で目が覚めます。

浦野によって監禁されたのです。

浦野こそが毒島と加賀谷が追っていた連続殺人の犯人だったのです。

監禁された麻美でしたが、スマホの追跡アプリを頼りに誠が救出に来ました。

誠によって救い出された麻美。

浦野は麻美の秘密を握っていて、誠にそれをばらすと麻美を脅します。

しかし麻美は自分の口で秘密を語りだすのです。

麻美は本当はナミエという女性で、麻美に成りすましていたのでした。

本物の麻美とナミエは、とても気が合い、一緒に住むほどの親友でした。

ところが本当の麻美は、株取引に失敗し、ナミエ名義で闇金に多額の借金をしてしまったのです。

次第に追い込まれぶつかり合うようになってしまった親友の2人。

やがて本当の麻美は、ナミエの保険証を持って踏切に飛び込み自殺してしまいます。

その日からナミエは麻美として生きることを決めたのです。

このことがあり、誠との結婚にも躊躇していたのです。

驚愕の事実を突きつけられ戸惑う富田。

それをあざ笑う浦野・・・。

その後、駆けつけた警察に浦野は逮捕され、この一連の事件は解決します。

事件解決後、富田のもとに刑事の加賀谷が麻美のスマホを返しにやってきます。

麻美のスマホの中身は誠との思い出で溢れていました。

成りすましていたとはいえ、誠への気持ちは本当だったと知ったのです。

誠はいなくなってしまった麻美を探します。

そして、いつしかプロポーズをしたプラネタリウムで麻美を見つけました。

改めてプロポーズをする誠・・・こうして2人は共に生きていくことを決めたのでした・・・。

 

以上があらすじです。

次は犯人についてや、犯人役を演じている成田凌さんについてです。



犯人と犯人役を演じた成田凌について

本作の犯人は浦野という男です。

序盤こそ麻美たちの味方でしたが、次第に本性を現していきます。

大好きだった母に愛してもらえなかった浦野は、母と同じ黒髪の女性に強い執着を持つという変態野郎です。

この異常ともいえる浦野を演じたのが、成田凌さんです。

本当に気持ち悪かった・・・。

それだけ演技が凄かったということです!!

本作を観て、成田凌さんを気になった方も多いと思います。

成田凌さんは雑誌「MEN'S NON-NO」の専属モデルですが、元々俳優志望で芸能界に入ったそうです。

俳優としては2014年にデビューしていますが、2017年にドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」に灰谷俊平役として出演したことが大きな転機となり注目を集めるようになります。

そして本作での演技が評価され、第42回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞するに至ります。

本作での演技からは、演技に対する並々ならぬ気持ちが見て取れますね。

素顔はイケメンな彼が、長髪の気持ち悪い変態野郎をリアルに演じている点も役者として好感が持てます。

きっと役に入って振り切れるタイプなのでしょう。

これからがとっても楽しみな俳優の一人ですね!!

 

次は主題歌についてです、

主題歌について

本作の主題歌はポルカドットスティングレイというバンドの「ヒミツ」です。

ポルカドットスティングレイは福岡県出身の女性ボーカルのバンドです。

2017年にデビュー、2019年7月には日本武道館でのライブも行うなど、精力的に活動しているようですね!!

本作の主題歌となっている「ヒミツ」は配信シングルとして発売されています。

ストレートなロックの中にもテクニカルな一面もあるロックナンバーで、気になった方も多いと思います。

映画が若い層をターゲットにしていることもあり、主題歌も若い世代のバンドを起用したのでしょう。

好きなアーティストに米津玄師、クリープハイプをあげ、椎名林檎からも影響を受けるなど、現代的な感性とストレートなロック、そして適度なサブカル性が同居したとても良いバンドですね!

バンドは、本作の主題歌「ヒミツ」以降、更なるブレイクを果たしています。

主題歌の「ヒミツ」を気に入った方は他の曲もおススメです!!

 

次は原作小説についてです。

原作小説について

本作の原作は、志駕晃さんの「スマホを落としただけなのに」です。

志駕晃さんにとって4作目である本作の原作小説「スマホを落としただけなのに」は、第15回 「このミステリーがすごい!」大賞で隠し玉賞を受賞しました。

これをきっかけにして、映画化や漫画化となったようです。

僕は原作小説は未読なのですが、基本的に映画は原作に沿った作りのようです。

もちろん小説の方が細かく丁寧に描かれていたり、え映画化の際に多少の変更点があるとは思いますが・・・映画だけでも十分だと個人的には思いました。

興味がある方は原作も読んでみるとより深く理解できるかもしれませんね!

 

次は漫画についてです。

漫画について

原作小説「スマホを落としただけなのに」は映画化のほかに、漫画化もされています。

WEB漫画のほかにコミック化もされていますので、こちらも興味がある方は読んでみると面白いかもですね!

因みに僕は映画でおなか一杯になったので、こちらも未読です・・・。

 

次は続編についてです。

続編について

本作は続編作る気満々のラストシーンで幕を閉じています。

ラストで誠が麻美にプロポーズをして仲良く出て行った後、隣の席にいたカップルの彼氏がスマホを忘れて帰ってしまうのです・・・。

これはかなり続編を期待させますね!!

本作の続編は2020年2月21日公開の「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」です。

 

続編の主演は、本作にも登場したIT企業出身の刑事、加賀谷学を演じる千葉雄大さんです。

そして犯人だった浦野善治を演じる成田凌さんも出演。

監督は本作に引き続き中田秀夫さんが担当しています。

 

因みに、原作小説「スマホを落としただけなのに」にも続編もあります。

小説の方も続編タイトルは「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」です。

 

次は評価と個人的な感想です。



評価と感想

本作の世間での評価は5点満点中3.2点(Yahoo映画レビューより)程度にとどまっています。

まぁ、普通~いまいち寄りの評価ですね。

結構陳辣な意見も目立ちます。

もちろん、良い意見や、現代特有のスマホによる恐怖を感じたといった意見もあります!

さて、ここからは個人的な感想を書いていきます。

まず、今回も猛烈に感じたのは・・・予告が良く出来過ぎているということ(笑)

僕は予告を観て、おーーー!面白そう!!となったのですが・・・。

実際に鑑賞してみると、いや、もう完全に「世にも奇妙な物語」でやっとけ状態。

 

完全にがっかりしました。

 

基本的な設定は面白いのですが・・・ミステリーとしてはかなり物足りない印象です。

特に、スマホを落としてからの一連の騒ぎは、尺が長すぎるのもあってか完全に「世にも奇妙な物語」状態。

 

麻美の別人になりすますってのも、整形したっていう設定を入れちゃったがために余計に無理があると思いました・・・整形の設定は必要なのか?

麻美が実は別人だというヒント(黒子の位置)を与えたいが為の設定に感じてしまいました。

整形しない方がストーリーは広がったんじゃないかと思います。

 

また、刑事の加賀谷と犯人が同じ境遇だという対比もちょっと中途半端な気がしてなりません・・・この2人は続編にも登場しますのでそこは続編に期待したいところです。

 

てか、途中、刑事の加賀谷が風俗嬢にお触りするシーンがあるのですが・・・あんなの必要ですか?

あのシーンは完全に呆れました・・・仕事中にそんなことする奴いないだろ(笑)

もっと違った描写が絶対あったと思います。

本当に気持ち悪かった・・・。

 

基本的に人と人を繋ぐストーリーや背景が薄っぺらすぎて何も感じないんですよね・・・ミステリーやサスペンスはそこを丁寧に描かないと、肝心の殺人やトリックも生きてこないんです。

これを切り離してしまうと世にも奇妙な物語化してしまうんです・・・。

 

そしてなにより、犯人の動機が軽すぎると思います。

大好きだった母に愛されなかったのは解るとして・・・それだけで変態野郎になってしまうのはどうかと思います・・・。

動機はもっともっと切実でないと深みがでないと思います。

 

スマホと変態野郎が作品に軽い印象を与えているのも否めません・・・現代的と言えば現代的ですが、もう少し深い動機が欲しかったというのが個人的感想です。

 

まぁ、映画で細かく描くのは無理があるのかもしれませんが・・・本当は描き切れなかった深い物語があったりして?

原作を読んでいないのでそこまでは分かりませんが、映画を観た限りではちょっと物足りなかったです。

結果として「世にも奇妙な物語」ででもやっとけ!状態です。

 

ラスト、麻美が真相を話すシーンで犯人がゆっくり座ってくれるのも「?」でしたしね・・・で、あっさり逮捕とか(笑)

 

あくまでも若者向けのライトなミステリーなのでしょう。

 

でも、ある意味、その点では成功しているのかもしれませんね!!

スマホ依存の現代ですから、結構リアルに感じますしね!

「やばい~怖い~」なんて言いながら鑑賞している中高生の姿が浮かんできます(笑)

 

ミステリーやサスペンスが好きな人には全くお勧めできませんが、ちょっと刺激的な作品を仲間内でワイワイ観たい人には向いている・・・そんな作品だと個人的には思います。

 

と、まぁ批判的なことも多く書きましたが、犯人役の成田凌さんは素晴らしかったと思います。

もう、めちゃくちゃ気持ち悪かった(笑)

そして最後はイカれた殺人鬼を見事に演じていました!

映画を観た人は誰もが彼の演技に一目置いたことでしょう。

これからが本当に楽しみな俳優ですね!!

 

しかし、邦画の感想では毎回書いているのですが・・・予告詐欺酷くないですか?

というより、設定とかは面白いものが多いのに、内容が伴っていないといった方が良いのかもしれませんね・・・。

今回もまんまと騙されてしまいました(笑)

でも、これからも邦画も観続けます!!

邦画には邦画の良さがありますからね!!

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

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