映画『インビジブル』が透明人間映画の最高傑作になった4つの理由!

映画『インビジブル』は2000年公開のアメリカ映画です。

 

透明人間になった天才科学者がやりたい放題するという中二病的な設定の映画なのですが、これが面白い面白い!

 

今でも透明人間映画の最高傑作といってもいい名作です。

 

では、なぜ本作が透明人間映画の最高傑作なのか?

 

理由は以下の4つです。

 

インビジブルが透明人間映画の最高傑作の理由
  • 理由1 : 毛細血管まで再現した細かいCG
  • 理由2 : 人間の心理をついた描写
  • 理由3 : 単純に面白いストーリー
  • 理由4 : ケヴィン・ベーコンが主演

 

この記事では、本作が透明人間映画の最高傑作になった4つの理由について1つずつ解説しています。

他にもポイントをネタバレ解説している他、続編について、評価、僕の個人的な感想、Blu-ray/DVD情報、VOD情報など盛りだくさんの内容です。

 

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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では早速、映画『インビジブル』が透明人間映画の最高傑作になった4つの理由の解説からいってみましょう!

レッツ!!ムーヴィン!!!

映画『インビジブル』が透明人間映画の最高傑作になった4つの理由!

まずは本作が透明人間映画の最高傑作と呼ばれ、公開から20年以上経った今でも透明人間映画の代表作に君臨している理由を僕なりに考えてみました。

 

理由は以下の4つです。

 

インビジブルが透明人間映画の最高傑作の理由
  • 理由1 : 毛細血管まで再現した細かいCG
  • 理由2 : 人間の心理をついた描写
  • 理由3 : 単純に面白いストーリー
  • 理由4 : ケヴィン・ベーコンが主演

 

1つずつ解説していきますね!

理由1・毛細血管まで再現した細かいCG

映画『インビジブル』が透明人間映画の最高傑作になった理由1は「毛細血管まで再現した細かいCG」です。

 

セバスチャンが透明になる時や元に戻ろうとする時などで登場する人間の血管まで表現されたリアルな描写。

このシーンの為にセバスチャンを演じるケヴィン・ベーコンの体を使って精巧なCGモデルが制作されています。

 

この時に制作されたCGモデルは毛細血管まで正しく再現され、解剖学的にも正確なものでした。

 

その証拠に、撮影後にこのCGモデルは研究者たちに寄付され研究に使われています。

理由2・人間の心理をついた描写

映画『インビジブル』が透明人間映画の最高傑作になった理由2は「人間の心理をついた描写」です。

 

透明人間になったら何をしたいか?

 

この問いに対する答えは、そのままその人の本質と言っていいかもしれません。

 

本作の内容は、多くの男性が心の奥で密かに思いながらも決して人前で言うことがない本音を表現したような内容になっています。

 

男はみんなクソ野郎なんです。←筆者の偏見

 

透明になって世界を救うわけでもなければ人助けをするわけでもない・・・気に入らないやつは殺して、気になる女性は襲うという中学生的発想のオンパレード(笑)

 

しかし、綺麗ごとでまとめない内容に多くの男性は密かに共感を覚えたはずです。

 

男はみんなクソ野郎なんです。←2回目(笑)

理由3・単純に面白いストーリー

映画『インビジブル』が透明人間映画の最高傑作になった理由3は「単純に面白いストーリー」です。

 

これは名作には必須の条件です。

 

透明人間が襲ってくる・・・もうこれだけでめちゃくちゃ面白い設定ですからね!

 

これにセバスチャンの研究や元恋人に対する「執着心」を主軸にしたドラマ性もあり、最後まで単純に面白い映画になっています。

 

グロシーンも程々ですし、「クソ野郎なセバスチャン VS 真っ当な人たち」という分かりやすい構図ですので、家族で観るにも良いかもしれませんね!

 

ただ、透明になったセバスチャンが獣医の胸を揉むシーンだけは子供の目を覆ってあげて下さいね(笑)

理由4・ケヴィン・ベーコンが主演

映画『インビジブル』が透明人間映画の最高傑作になった理由4は「ケヴィン・ベーコンが主演」ということです。

 

皆さんは「ケヴィン・ベーコン指数」というものがあることをご存知でしょうか?

 

「ケヴィン・ベーコン指数」とは、ケヴィン・ベーコンと共演した俳優に「1」、「1」の人物と共演した人物に「2」というように隔たりの指数を与えるものです。

 

古今東西ほとんどの俳優がこの「ケヴィン・ベーコン指数」で「3」以内に収まります。

 

つまり、それほど多くの映画に出演し、そのジャンルも多岐にわたっているということを意味しています。

いわば、ハリウッドの中心・・・それが名優ケヴィン・ベーコンなんです。

 

しかし、主演映画となると1984年の『フットルース』くらいしか思いつかないという人がほとんどでしょう。

悲しいぜ・・・(笑)

本作はケヴィン・ベーコンを好きになったら割と早めに観ることになるケヴィン・ベーコン主演作品です。

 

ケヴィン・ベーコンが主演ってだけでそりゃもう名作ですよ!←かなり個人的見解(笑)

 

以上、4点が僕が考える映画『インビジブル』が透明人間映画の最高傑作になった理由です。

次は作品情報やキャストの解説です。



作品情報とキャスト

映画『インビジブル』は2000年公開のアメリカ映画です。

興行収入は1.902億ドルとなっています。

 

スタッフ
監督 : ポール・バーホーベン
脚本 : アンドリュー・W・マーロウ
原案 : ゲイリー・スコット・トンプソン、アンドリュー・W・マーロウ
製作 : アラン・マーシャル、ダグラス・ウィック
製作総指揮 : マリオン・ローゼンバーグ
音楽 : ジェリー・ゴールドスミス
キャスト(役名 : 俳優)
セバスチャン・ケイン : ケヴィン・ベーコン
リンダ・マッケイ : エリザベス・シュー
マシュー “マット”・ケンジントン : ジョシュ・ブローリン
ハワード・クレイマー博士 : ウィリアム・ディヴェイン

 

本作の監督はポール・バーホーベン監督です。

 

『ロボコップ』(1987年)、『トータル・リコール』(1990年)、『氷の微笑』(1992年)、『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997年)などヒット作を多数手がける名監督ですね!

 

個人的には幼少期に父親と何度も観た『ロボコップ』が思い入れの深い作品です。

そんなポール・バーホーベン監督ですが、本作については満足がいっていないようで、かなり否定的な発言をしています。

 

『インビジブル』は自分の作品の中で初めて撮らない方が良かったと思った作品だった。ヒットはしたが、自分が監督でなくても良かったと思う。他の誰にでも撮れる作品だ。『ロボコップ』や『スターシップ・トゥルーパーズ』は自分でしか撮れなかったと思うが、『インビジブル』はハリウッドに他に20人ぐらい撮影できる監督がいる。

引用:http://www.imdb.com/

 

また、「スタジオの奴隷になった気がした」とも。

つまり、自分の色より制作側の意図した作品を「撮らされた」ということでしょう。

 

まぁ、内容が面白ければ観ている側は何でも良いというのがぶっちゃけたところではあるんですが・・・そういうことらしいです(笑)

 

キャスト陣の素晴らしさもこの映画は特筆すべき点。

 

主演のケヴィン・ベーコンはもちろん最高なんですが、個人的にはリンダを演じるエリザベス・シューが良いですね!!

現代に通ずる「強い女性」として描かれており、しかも美人で大人な魅力に溢れていますね!

 

それから、マットを演じる若かりし頃のジョシュ・ブローリンにも注目です。

 

 

近年ではあのアベンジャーズシリーズで最強の敵サノスを演じている俳優なんですよ~!

サノスのイメージからは程遠い「普通のジョシュ・ブローリン」もなかなか良くないですか?

 

 

そしてもう1人、クレイマー博士を演じるウィリアム・ディヴェインの出演も個人的には嬉しいポイント!

ウィリアム・ディヴェインといえば人気テレビドラマ『24』のジェームズ・ヘラー国防長官役で日本でも知名度が高いと思います!

名前は知らなくても『24』を観ていた人なら「あーーー!!」ってなりますよね!!

個人的にウィリアム・ディヴェインの顔好きなんですよ~(笑)

 

と、まぁこんなキャスト陣なのですが、本編中のほとんどが透明人間の為ほぼほぼ「声の出演」になっているケヴィン・ベーコンが圧倒的な存在感なのはさすがだなぁ~と感心させられますね!

 

さて、次はポイントをネタバレ解説です。



ここがポイント!!ネタバレ解説

ここからは本作のストーリーのポイントとなる点をネタバレ解説していきます。

 

ポイントとなるのは以下の4つです。

 

ストーリーのポイント
  • 研究への執着
  • 元カノへの執着
  • セバスチャンの人間としての本質
  • 転落

 

1つずつ解説していきますね。

成功への執着

セバスチャンは「人体の透明化、復元」の研究の成功に並々ならぬ執着を持っています。

 

元々は国家のプロジェクトであったにもかかわらず、自らの功績としたいセバスチャンは国防省に嘘をつき人体実験をするのです。

このことが悲劇の始まり。

 

成功や手柄への過剰な執着心への警鐘を鳴らしているようにも感じますね。

元カノへの執着

セバスチャンが研究と同じくらい執着していることがもう1つあります。

それは、元恋人であるリンダです。

 

リンダは既にセバスチャンへの気持ちは冷め、同じ研究チームのマットと幸せな日々を送っていましたが、自信過剰でうぬぼれ野郎のセバスチャンがそれに気付くはずもありません。

 

いつまでも未練タラタラでリンダに執着しているセバスチャンは、復縁を持ちかけるも当然のようにフラれ、リンダとマットの関係を知ると、リンダへの気持ちは憎悪に変わるのです。

 

執着心からくる自分勝手で歪んだ愛情は憎悪と背中合わせだということにこれまた警鐘を鳴らしているようですね。

セバスチャンの人間としての本質

透明人間になったら何をしたいか?

この問いに対する答えはその人間の本質であるように感じます。

 

セバスチャンの場合は、イタズラをしたり、隣人を襲ったり、人を殺したりと最悪・・・傲慢な天才科学者ってだけならまだしも、性根からクソ野郎だったわけです。

 

あなたは透明人間になったら何をしたいですか?

 

ろくなことを思いつかなかった人はサイコパスの疑いがありますので気を付けて下さいね(笑)

転落

天才科学者セバスチャンは研究と元カノへの執着心から徐々に周りの人々も離れていき、やがて全てを失います。

 

結局、研究チームを皆殺しにしようとしますがそれも叶わず、ラストはリンダの手によってエレベーターと共に自らが爆破したラボへと落ちていくのです。

 

このシーンはまさに自業自得というセバスチャンを映像的にも表現した素晴らしいものだと個人的には思っています。

 

以上が、ストーリーの核となるポイント解説でした。

次は続編についてです。

続編

本作の続編として『インビジブル2』が2006年に公開されています。

本作の監督であるポール・バーホーベン監督は製作総指揮となっていますが、作品に関してはほぼノータッチとみて良いでしょう。

キャストの続投もなし。

さほど話題にもならずに終わっています。

興味がある方は観てみるのも良いかもしれませんが、本作ほどの面白さはないのでオススメはしません(笑)

 

次は世間での評価と個人的な感想です。



評価と感想

ここからは世間での評価や個人的な感想を書いていきます。

まずは世間での評価から。

世間での評価

本作の世間での評価は5点満点中3.4点(Yahoo!映画)となっています。

 

実際の声はこんな感じ。

 

次は僕の個人的な感想です。

個人的感想

ここからは僕の個人的な感想を書いていきます。

 

まず、僕はケヴィン・ベーコンが大好きです。

 

好きな俳優トップ10に必ず入れるくらい好き。

だからこの映画もチョー好き(笑)

 

内容はケヴィン・ベーコン演じるセバスチャンが最低のクズ野郎なんだけど、それが最高なんですよね(笑)

 

変に精神論とか綺麗ごとに持っていかないストーリー展開も分かりやすくて、サスペンスのエンタメとしては最高の出来なんじゃないでしょうか?

 

「気に入らないやつは殺して、気になる女性はレイプするという中学生的発想」とツイートしている人がいたけど、まさにそれ(笑)

 

天才科学者なのにやってること中二っていう、悪役としては最高の設定をケヴィン・ベーコンが演じるって、もうそれ悪役のお手本じゃん!!

ケヴィン・ベーコンのキリっとした顔立ちって悪役とか、陰のある役が似合うんですよね~。

最高です。

 

「フットルース」、「トレマーズ」、「ミスティック・リバー」、「激流」、「コップ・カー」などなど、彼の出演する映画で好きな作品が今では沢山ありますが、僕がケヴィン・ベーコンという俳優を好きになったきっかけは本作でした。

 

悪役ながらその圧倒的な存在はめちゃくちゃ魅力的で、当時、中二病真っ最中の高校生だった僕は衝撃を受けたのです(笑)

 

ですが、歳を重ねた今観ても単純に面白い。

「執着心」をテーマにしているストーリーは何気に考えさせられる部分もありますし、なにより20年経った今観てもCG部分は結構すごいことに驚きですね!!

セバスチャンが透明になるシーンは本作の見所の1つと言っていいと思います。

 

ちょっと綺麗にまとまり過ぎて意外性に欠けるかなぁ~なんて思ったりもするけど、分かりやすいエンタメ作品として中高生から大人まで幅広く観れる作品になっていると思います。

 

そしてなによりケヴィン・ベーコンの魅力がたっぷり詰まっているってのが良いんですよね!

 

って、感想、ほぼケヴィン・ベーコンが最高ってことしか書いてない気もする(笑)

でも、間違いなく本作はケヴィン・ベーコンの代表作の1つですからね!

 

個人的満足度

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

インビジブルをBlu-ray/DVDで観よう!

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ソニーピクチャーズエンタテインメント

 

次は動画配信サービス/VOD情報です。

インビジブルを動画配信サービス/VODで視聴する方法

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