映画「バットマンビギンズ」は2005年のアメリカ映画です。
ダークナイト3部作の1作目です。
監督は天才クリストファー・ノーラン監督です!!
個人的にノーラン監督作品はハズレなしと思っていますが、その中でも本作から始まるダークナイト三部作は出色の出来だと思います。
ダークナイトシリーズは、ヒーローものではありません。
バットマンというモチーフを使った一級のサスペンスなんです!!
本作は、1本の映画としても、シリーズの1作目としても素晴らしい出来になっています。
また、キャストの豪華さといったら、それはそれは凄まじいものがあります。
アベンジャーズみたいにヒーローはいっぱい出てこないけど、スーパースターはこれでもかってほど出てきます!!
もう最高です!!
この記事では、本作をポイントで解説している他、本作のヒロインであるレイチェルについて、俳優についてや原作についてなど盛りだくさんです。
また、恒例の個人的感想も書いていますので是非楽しんでください。
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。
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では、早速解説から言ってみましょう!!
レッツ!!!ムーヴィン!!!!
もくじ
バットマンビギンズの解説!
ここでは本作を分かりやすく解説していきます。
まずは作品情報とキャストから。
作品情報とキャスト
映画「バットマンビギンズ」は2005年のアメリカ映画です。
ダークナイト3部作の1作目となっており、ダークナイトシリーズを観るならまずは本作を観ないことには始まりません!!
バットマンの映画は本作で5作目ですが、本作から始まるダークナイト3部作は独立した世界観で、前4作やDCユニバースのバットマンとの関連はありません。
興行収入は全世界で3.752億ドルとなっています。
脚本 : クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー
原作 : ボブ・ケイン、ビル・フィンガー『バットマン』
製作 : ラリー・J・フランコ他
製作総指揮 : ベンジャミン・メルニカー他
ヘンリー・デュカード/ラーズ・アル・グール : リーアム・ニーソン
レイチェル・ドーズ : ケイティ・ホームズ
アルフレッド・ペニーワース : マイケル・ケイン
ジェームズ・“ジム”・ゴードン : ゲイリー・オールドマン
ルーシャス・フォックス : モーガン・フリーマン
ジョナサン・クレイン/スケアクロウ : キリアン・マーフィー
ラーズ・アル・グール(影武者) : 渡辺謙
カーマイン・ファルコーニ : トム・ウィルキンソン
リチャード・アール : ルトガー・ハウアー
他
監督はクリストファー・ノーラン!!
個人的に大好きな監督で、ノーラン作品に「ハズレなし!」と思っています。
キャスト陣は超ウルトラ豪華です!
主演のクリスチャン・ベールはもちろんですが、脇を固めるのがゲイリー・オールドマンにモーガン・フリーマンにマイケル・ケインにリーアム・ニーソンです!!!
とんでもない豪華さ!
僕は日本の映画はいつもキャストが豪華だと言っていますが、本作はそんなレベルじゃない騒ぎ(笑)
もう俳優アベンジャーズ状態←意味不明(笑)
しかも全員大活躍しますからね!本当にキャストだけでワクワクしますよね!
このメンツの中、我らが渡辺謙さんも出演!!同じ日本人として本当に誇らしい気持ちになりますね!
では、次はあらすじの紹介。
あらすじ
ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)の頭から片時も離れることがないのは、眼前で最愛の両親を射殺された忌まわしい記憶。ゴッサム・シティーの路上で起きたその事件以来、ブルースの人生は一変したのであった。のしかかる罪悪感と怒り、日増しに膨れ上がる復讐心、両親が教えてくれた博愛の精神を受け継がなければならないという使命感。さまざまな思いをかかえた失意の御曹司ブルースは何不自由ない生活を捨て去り、ゴッサム・シティーを離れ、世界中を放浪するようになる。犯罪者の心理を知るために自ら罪人となったブルースの前にヘンリー・デュカード(リーアム・ニーソン)が現れる。”影の軍団”を率いるラーズ・アル・グール(渡辺謙)の代理人と称するこの男は、ブルースの秘めたる資質を見出し、”影の軍団”へとスカウトする。デュカードの指導の下、悪を倒し、恐怖心に打ち勝つ術を見つけるために、心身を極限まで鍛え上げるブルース。だが、永い修行を終えると同時に”影の軍団”の真の目的を知り、組織を離れることを決意する。7年ぶりにゴッサム・シティーへと戻ったブルースは、犯罪と不正にまみれた街の現状を目の当たりにする。ウェイン家が慈善事業の拠点としていたウェイン・エンタープライズですら、会社の利益のみを追求する社長代理リチャード・アール(ルトガー・ハウアー)が牛耳り、ブルースの両親が掲げていた尊い理念は消えていた。ブルースの幼馴染で今では地方検事のレイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)は、ゴッサム・シティーにのさばる凶悪犯に手を焼いていた。犯罪組織のトップに君臨するカーマイン・ファルコーネ(トム・ウィルキンソン)らの仕業によって、この街の司法制度は腐敗しきり、法の力は無に近い状態だった。さらにファルコーネは精神科医ジョナサン・クレイン(キリアン・マーフィー)を懐柔し、係争中もしくは収監中の手下を心神喪失と鑑定させ解放し、一方のクレインもその見返りを受け、自らの野望を達成すべく、着々と準備を進めるのだった。ブルースは忠実な執事アルフレッド(マイケル・ケイン)、善良な警察官ジム・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)、科学者ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)らの協力を得て、「もうひとりの自分」を解き放つ。それは正義を全うすべく揺らぐことのない信念と強靭な肉体を漆黒のスーツに包み、恐怖を敵の心に植えつける闇の騎士”バットマン”だった。
公式サイトより引用 : https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=2373
次は本作のポイント解説です。
ここがポイント!!
ここでは本作のストーリーに関してポイントで解説していきます。
バットマン誕生
本作の前半約1時間はバットマン誕生までが主に描かれています。
バットマンになるブルースの生い立ちや環境を中心に、親の死、修行、そしてゴッサムシティに戻ってくるまでをテンポよくしかも丁寧に描いていますね。
個人的にはゴッサムシティに戻ってから徐々にバットマンになっていく「秘密基地感」が最高にワクワクします。
こういうの特に男の子は大好きなんじゃないかなぁ~。
また同時に、ゴードンとの出会い、ゴッサムシティを取り巻く環境、レイチェルやフォックス、アルフレッドとの関係性、本作の核であり結末に向けた伏線であるヘンリー・デュカードとブルースの出会いも織り交ぜていて、本当に目が離せません。
特に両親を殺された少年ブルースとゴードンとの出会いはダークナイト3部作の結末に向けて大きな伏線にもなっています。
3部作全部知ってから観ると、冒頭から目頭が熱くなりますね。
更に途中、「1人で戦うと?」とブルースに問いかけるゴードンに、ブルースは「君がいる」と答えています。
ダークナイト3部作はブルースとゴードンの絆を描く物語でもあります。
信頼できる仲間
ブルースが信頼を置くのは執事のアルフレッド、応用科学部のフォックス、幼馴染みのレイチェル、そしてゴードンの4人です。
ブルースとこの4人とのそれぞれ違った信頼関係がシリーズを通して描かれ、そこも魅力となっています。
ゴードンだけはバットマンの正体がブルースだと知りませんが、だからこそ一番強い信頼で結ばれていくのです。
ラーズ・アル・グールの正体
本作最大のネタバレはヘンリー・デュカードこそが実はラーズ・アル・グールだったということ。
渡辺謙さんが演じていたラーズ・アル・グールは実は影武者だったのです。
そしてスケアクロウはじめ全てを裏で操っていたのがこのラーズ・アル・グールなのです。
ラーズ・アル・グールが率いる「影の同盟」は数千年前から腐敗した世界を破壊してきた組織だったのです。
汚職まみれの政治、悪化した治安・・・ラーズ・アル・グールは堕落したゴッサムシティを粛清しようとしていたのです。
因みにこのラーズ・アル・グールは、ダークナイト三部作の完結編である「ダークナイト・ライジング」のネタバレに関して重要な伏線として作用することになります。
その辺のことは「ダークナイト・ライジング」の記事で書きますね!
結末・・・ジョーカー登場
バットマンになったブルースは、幻覚剤を街にばらまこうとしているラーズ・アル・グールを倒します。
倒し方がまた良かった!!「殺しもしないが助けもしない」って!バットマンは人殺ししないんですよね~。
更にブルースは、ウェイン産業の株を密かに買い占め、ウェイン産業の経営者の座に戻るのでした。個人的にこのアールを打ち負かす部分がめちゃくちゃスカッとして好きです。
それから、レイチェルはブルースに「いつか平和な時が来てあなたがバットマンじゃなくなった時に」ってな感じで交際やら結婚やらを断っています。なぜかキスした後に(笑)ブルースからしたら天国から地獄です(笑)
このレイチェルとの関係は次作への伏線として作用することになります。
そして、ラスト。
ゴードンがジョーカーの存在を示唆して本作は幕を閉じます。
バットマンの敵と言えばジョーカーです!!いよいよ登場か!!!!と、めちゃくちゃ期待させて終わるこのラストはお見事です!!
しかも続編の「ダークナイト」は映画史に残る大名作!!!
この流れは本当に震えますね!!
以上がポイント解説でした。
次はレイチェルについてトリビアです。
レイチェルは原作にないオリジナル?
本作のヒロインであるレイチェル・ドーズ。
レイチェルは実は原作に登場しないダークナイトシリーズオリジナルキャラなんです!
えっ!?と驚いた人も多いと思います。
まぁ、もともとバットマンのファンの方でしたら何を今更な感じかもですが、僕みたいに「バットマン好きというかダークナイトが好きなんだよねぇ~」って人は驚きますよね(笑)
原作のバットマン/ブルースは実は結構恋多きチャラ男・・・そしてどの恋も長続きしない・・・そんな奴なんです。
本シリーズのレイチェルはそんな中の一人のような扱い。
そして、実はそんなバットマン/ブルースが常に魅了され続けている人物がいます・・・それはキャットウーマン/セリーナ・カイルなんです。
キャットウーマン/セリーナ・カイルはダークナイトシリーズでは最終作の「バットマンライジング」に満を持して登場しますね!
しかし、ダークナイトシリーズが巧いのは、レイチェルを単なるヒロインにしなかったとこ。
レイチェルは、ブルースが思いを寄せる幼馴染であると同時に検事でもあり、本作、更には続編の「ダークナイト」でも物語の重要な役割を担っています。
バットマンの雰囲気はそのままに、ストーリーや登場人物などオリジナル要素満載のダークナイトシリーズ・・・このシリーズはもう「バットマン」というか「ダークナイト」なのです。
原作について
本作の原作はもちろんアメリカの人気漫画DCコミックの「バットマン」です。
漫画のいくつかのエピソードからヒントを得ているものの、脚本自体はオリジナルのものです。
ですので、原作との相違点を語ることに意味はありませんね(笑)
2回目ですが・・・このシリーズはもう「バットマン」というか「ダークナイト」なのです。
そして、個人的にめちゃくちゃセンスを感じるのが、シリーズの最初のヴィランとして、ジョーカーでもハーレイ・クインでもトゥーフェイスでもペンギンでもキャット・ウーマンでもなくラーズ・アル・グールとスケアクロウを選んでいる点!!めちゃくちゃ絶妙な気がしています。
まぁ、この辺は原作を良く知らない日本人の感覚なので、アメリカ人や原作ファンがどう思っているかは分かりませんが・・・
そして、満を持して2作目で登場するジョーカー・・・。
ホント震えます・・・会いたかったぜジョーカー!って感じでもうカナやん状態です←意味不明
次は本作に登場するメインヴィランについて少し解説します。
本作のヴィラン
アメコミでは敵のことをヴィランと呼びます。
本作のメインヴィランはラーズ・アル・グールとスケアクロウです。
軽く解説しますね。
ラーズ・アル・グール
まずはリーアム・ニーソン演じる本作のメインヴィラン、ラーズ・アル・グール。
原作でのラーズ・アル・グールは、世界の環境バランスを守る事を目的に様々な犯罪を侵す奴。シリーズを通してバットマンの前に立ちはだかるいわば宿敵。ジョーカーと立ち位置は似ていますね。
本作でも堕落したゴッサムシティを壊すことによって再生させようとしていますので、コンセプトは原作通りといったところ。
バットマンの正体を知りながら、バラさないのも原作通り。ここがラーズ・アル・グールのちょっと紳士的なカッコいいところ。
原作ではバットマンを自分の後継者にしようとしています。影の同盟やブルースの師匠なのはダークナイトシリーズのオリジナルですが、若干ニュアンスの近さを感じますね。
ダークナイトは原作の世界観はそのままにオリジナル要素を盛り込むのが本当に巧みです。
スケアクロウ
そしてもう一人のヴィランはキリアン・マーフィー演じるスケアクロウ!
普段はジョナサン・クレインという精神科医です。
幻覚ガスを使い、ボロ雑巾みたいなマスクを被って恐怖を煽るという強いんだか弱いんだか分からない攻撃をしてきます(笑)
原作では巨大化してスケアビーストになりますが、本作でその変身はなし。この点はちょっと残念・・・僕、PSのバットマンのゲームが好きなんですが、スケアビーストのステージ好きなんですよ(笑)・・・だから残念(笑)
本作ではマフィアと繋がり、悪人を司法で裁かれないように精神病院送りにする役割を担っていました。
途中まではメインヴィランのような思わせぶりでしたが、最後に実はラーズ・アル・グールに雇われていたことが判明します。
幻覚ガスを自分で吸っちゃったり、レイチェルにあっさりやられちゃったり・・・やはり強いんだか弱いんだか分からない奴です。
以上、本作のヴィランの解説でした。
次は豪華な俳優陣を軽く解説します。
豪華すぎる俳優陣
本作は控えめに言っても超絶スーパーウルトラ豪華キャスト!!
インパクトだけで言ったらアベンジャーズより上です。
中でも注目は主演のクリスチャン・ベール、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソンでしょう!!!
この5人が共演って・・・これだけで完全にやばい!!
クリスチャン・ベールは近年「バイス」や「マネー・ショート 華麗なる大逆転」、「アメリカン・ハッスル」などでアカデミー賞の候補になるほどの活躍ですが、本作出演時はそこまでビッグでは無かった印象・・・本作が出世作と言ってもいいかもしれませんね。
個人的にクリスチャン・ベールの作品でオススメしたいのは「ターミネーター4」!!
評判はイマイチですが、映画としてはめちゃくちゃ面白いと個人的には思います。
クリスチャン・ベールのジョン・コナー最高ですよ!!
「ターミネーター4」が世の中に受け入れられないなんてホントどうかしてると思います。
個人的に「ターミネーター4」の続きがめちゃくちゃ気になるのに・・・もう作ってくれないんだろうなぁ。
そしてゲイリー・オールドマンと言えば2018年に「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したのが記憶に新しいですが、若い人にはハリーポッターのシリウス・ブラック役としてなじみ深いのではないでしょうか?他にも様々な名作に出演し、その演技力には定評があります。ブラピを始め、リスペクトを公言する同業者が多いことでも有名ですね!
モーガン・フリーマンは数々の名作に出演している説明不要の名俳優・・・個人的にモーガン・フリーマンがキャスティングされた時点で名作確定だと思っています(笑)それくらい名作に出演していると思います。
マイケル・ケインはやはり今でも「アルフィー」のイメージですが、近年ではノーラン監督作品の常連と化していますね。個人的に「アルフィー」の主題歌が大好き!!
それからリーアム・ニーソン!スピルバーグの名作「シンドラーのリスト」のシンドラー役や「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」でのクワイ・ガン・ジン役が印象的ですが、近年では96時間シリーズなんかも人気のスーパースター。
どうですかこれ!!
これにトム・クルーズの元妻でお騒がせケイティ・ホームズまで出てきちゃうし・・・。
かつ丼片手にステーキとハンバーグをつつき、汁物はラーメンで、デザートにカレーって感じでもう豪華すぎですね!!
次は続編についてです。
続編について
本作はダークナイト三部作の1作目になります。
ダークナイトシリーズの順番は以下の通り。
- バットマン・ビギンズ(2005年)
- ダークナイト(2008年)
- ダークナイト・ライジング(2012年)
ダークナイトシリーズは三部作で1本の映画のような作りです。
必ず順番通り観ましょう!
次は評価と個人的感想です。
評価と感想
ここでは世間の評価や個人的な感想を書いていきます。
まずは世間での評価から。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中3.8点(Yahoo!映画)となっています。
基本的には好評ですね!
実際の声はこんな感じ。
久々バットマンビギンズから視聴😎
ビギンズも面白いなー(U^ω^)🦇
突っ込み所もあるけどノーラン版バットマンカコイイ🦇✨
人の心は分からない、でも本性は行動に出る(バットマン語録)名乗らずこれで伝えるとこすこ🦇
最後のジョーカー予告もダークナイト知ってると鳥肌立つ繋ぎシーンだなぁ🃏— 玉子さん (@omiya41) 2019年7月10日
バットマンビギンズあってこその
ダークナイト
ダークナイトライジング— ノーラン映画 (@Christo4566) 2019年7月12日
次は個人的な感想です。
個人的感想
ここからは個人的な感想を書いていきます。
まず、僕は本作の監督であるノーランが大好きです。
なのでもう本作に関しては冷静に判断できない(笑)
もう最高です!!
バットマンの映画は他にもありますが、間違いなくダークナイト三部作が1番面白いし完成度も群を抜いて高いと個人的には思います。
個人的にはアベンジャーズシリーズより好きです。
そんな三部作の1作目の本作は、シリーズ全体を象徴するような内容になっています。
ダークナイトシリーズの魅力が全て詰まっているかのような作品で最高です。
シリーズを通してのテーマとなっている「恐怖心」と「人間の本質」ですが、本作のテーマも勿論これ。
恐怖に直面した時こそ人間の本質が問われるという哲学的とも思える内容を、最高のエンターテイメントとして成立させているのはさすがですね!!
また、本作はブルースの成長物語でもあります。
本当に誰かや何かを救うならその痛みを分かっていないと救えない・・・ブルースは怒りや恐怖、失意といった人間のマイナスの感情を理解する度に弱い人を守る強さ手にしていくのです。
単なる正義の味方ではなく、傷みが分かっているからこそ救いたいと願うのが本作のバットマンなのです。
ストーリーは単純に面白いと個人的には思います。
前半のバットマンになっていく下りはワクワクしますし、サスペンスさながらの展開も素晴らしいです。
ゴードンとの信頼関係が始まっていく様やアルフレッド、フォックスとの関係、ゴッサムシティについて、ブルース本人についてなど、シリーズの最初の作品として説明しておかなきゃならない要素を、テンポ良く面白いストーリーに組み込む構成は脱帽ですらあります。
また、映像やアクションもCGが少なめなのでリアリティがあり本当に大好きです!
この映像やアクションシーンのリアリティがあることによって、人物描写や世界観のリアリティに説得力を持たせているのもさすがです。
で、まとめると、ダークナイトシリーズはバットマンというモチーフを使った一級のサスペンスだと個人的には思っています。
一流のサスペンスの絶対条件は深い人間ドラマだと個人的には思っているのですが、本作のブルースやゴッサムシティが抱えた闇、登場人物の絆からそういったものを感じて本当に満足です。
ヒーローものだと食わず嫌いになっている人にこそ観てもらいたい作品ですね。
実は内容は全然ヒーローものじゃないんですよね(笑)
もうこの記事で3回目ですが・・・これはバットマンというかダークナイトなんです!!
1本の映画としてもシリーズの始まりとしても最高の1本だと思います。
次はBlu-ray/DVD情報です。
バットマンビギンズをBlu-ray/DVDで観よう!
本作を購入するなら特典満載のBlu-rayがオススメ!
ダークナイト3部作を一気に観れ、特典も超豪華なBOXセットもオススメです!
ダークナイト三部作とは無関係ですが、本作以前に製作されたバットマンの映画が観たい方はこちらもオススメ!
次は本作を動画配信サービスで視聴する方法をご紹介します。
バットマンビギンズを動画配信サービス/VODで視聴する方法
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