映画「イングロリアス・バスターズ」は2009年公開のアメリカ映画です。
本作は3億ドル以上の興行成績をあげ大ヒットを記録しています。
監督は奇才クエンティン・タランティーノ!!
タランティーノ映画と言えば、評価は高いが万人受けする作品ではない印象ですが・・・
本作は大ヒットしましたね!!
これには理由があるんです!!
この記事では本作をネタバレ解説している他、大ヒットした理由についても解説しています。
また世間での評価や、Blu-ray/DVD情報、VOD情報、そしてもちろん恒例の個人的な感想も書いています。
是非最後までお楽しみください!
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。
以下の表は本作をフル視聴できるサイトの一覧です。各サービスとも2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。ぜひ利用してみて下さい。
※サービス名をクリックすると各サイトへ移動できます。
U-NEXT | × | 31日間無料トライアル実施中 |
Hulu | 〇 | 2週間無料トライアル実施中 |
Amazonプライム・ビデオ | 〇 | 30日間無料体験実施中 |
dTVチャンネル | 〇 | 初回31日間無料 |
TSUTAYA TV | 〇 | 入会から30日間無料 |
ビデオパス | 〇 | 30日間無料トライアル実施中 |
FODプレミアム | × | 初回1ヶ月無料 |
Netflix | 〇 | 30日間無料体験実施中 |
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
ではまずは本作のネタバレ解説からです!
レッツ!!ムーヴィン!!!
もくじ
イングロリアスバスターズのネタバレ解説!
ここからは本作をネタバレで解説していきます。
まずは作品情報とキャストの確認。
作品情報とキャスト
映画「イングロリアス・バスターズ」は2009年公開のアメリカ映画です。
興行収入は3.215億ドルとなっています。
脚本 : クエンティン・タランティーノ
製作 : ローレンス・ベンダー
製作総指揮 : ロイド・フィリップス他
ハンス・ランダ親衛隊大佐 : クリストフ・ヴァルツ
ショシャナ・ドフュス/エマニュエル・ミミュー : メラニー・ロラン
アーチー・ヒコックス中尉 : マイケル・ファスベンダー
ブリジット・フォン・ハマーシュマルク : ダイアン・クルーガー
フレデリック・ツォラー国防軍一等兵 : ダニエル・ブリュール
ドニー・ドノウィッツ : イーライ・ロス
ナレーター : サミュエル・L・ジャクソン
他
本作の監督・脚本はクエンティン・タランティーノ監督です。
本作はアカデミー賞始め多くの映画賞にノミネートされるほど評価も高く、当時のタランティーノ監督にとって最大のヒット作になりました。
かねてから「映画を10撮ったら引退する」という発言をしていたタランティーノ監督にとって本作は6本目の作品です。
キャストの方で注目はブラッド・ピット・・・
と、言いたいところですが・・・
本作でもっとも存在感を示しているのはナチスの将校ハンス・ランダ大佐を演じるクリストフ・ヴァルツでしょう!!
紳士的ではありつつもそれがかえって不気味で気持ち悪い・・・しかも内側には冷徹さと残忍さも併せ持ち、更には滑稽なほどズル賢いという・・・悪役としては最高のランダ大佐を見事に演じています。
もう観てて腹立ってしょうがなかった(笑)
当然、本作でのクリストフ・ヴァルツの演技は評価され、アカデミー賞助演男優賞やカンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。
タランティーノ監督に「彼なしでこの映画はできなかった」と言わしめるほど完璧にランダ大佐を演じています。
クリストフ・ヴァルツは本作でブレイク・・・同じくタランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」で再びアカデミー賞助演男優賞を受賞し、その後は「007 スペクター」、「ターザン:REBORN」、「アリータ: バトル・エンジェル」などの大作にも出演しています。
遅咲きではありますが、その分培った演技力は素晴らしいものがありますね!!
そして、本作の主演はブラッド・ピット!
「セブン」、「ファイトクラブ」、「オーシャンズ11」、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」などの名作に出演し、日本でも「ブラピ」の愛称で大人気のスーパースターですね!
その風貌にばかり注目がいきがちですが、演技力も定評があります。
個人的にはブラピは声が好きなんですよね~!!
役作りもあるとは思いますが、セリフの言い回しとかどの作品も好きです。
本作でもそう思いました!
近年では製作会社「プランB」を立ち上げ、製作サイドに回ることも多いですが、やはり俳優のブラピは最高にカッコいいですね!
そして脇を固めるのも、ホラー映画「ホステル」の監督として知られるイーライ・ロス、「オーケストラ!」のメラニー・ロラン、「SHAME -シェイム-」、「それでも夜は明ける」、「X-MEN」シリーズで有名なマイケル・ファスベンダーなどなど豪華ですね!
次はあらすじです。
あらすじ
ナチス占領下のフランス。
家族をナチスの「ユダヤ・ハンター」ランダ大佐に殺された少女ショシャナは、ただ一人生き延びて映画館主となり、ナチスへの復讐を誓う。時を同じくして、アルド・レイン中尉率いるユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊「バスターズ」が、ナチス暗殺の極秘ミッションに参加。協力するドイツ人スパイの女性ブリジットに接触を図る。
そんな彼らにまたとない情報が飛び込んでくる。新作映画のプレミアで、ヒトラーをはじめとするナチスの高官たちがショシャナの映画館に集結するというのだ。
ショシャナとバスターズはそれぞれ彼らを一網打尽にする壮大な計画を画策。
しかし、このキナ臭い動きにを誰よりも早く察知したのがランダ大佐だ。
果たして勝利するのは誰なのか!?
それぞれの思惑が絡む運命のプレミアが幕を明けた・・・。
公式サイトより引用 : https://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/inglouriousbasterds/
次はポイント解説です。
ここがポイント!!ネタバレ解説
ここからは本作のポイントをネタバレで解説していきます。
時代背景
物語の舞台は、ナチ占領下のフランスです。
冒頭の「第1章」は1941年、「第2章」からは1944年の出来事です。
当時のドイツはヒトラーの独裁時代。
広く知られている通り、ヒトラー率いるナチスはユダヤ人を迫害していました。
本作はそんな時代の話です。
人物相関図
登場人物の相関図です。
公式サイトより
特別分りづらい部分はありませんが、ショシャナとバスターズの絡みが一切ないのが本作の肝でもあります。
別々の復讐劇がクライマックスで交錯するんです。
ショシャナ
ユダヤ人であるショシャナ。
演じているのはメラニー・ロランです。
ランダ大佐に家族を殺されたショシャナでしたが、なんとかショシャナだけは逃げることに成功・・・大人になった彼女は、名前をマニュエルと変え映画館の館長となっています。
ナチ兵フレデリックが出演するプロパガンダ映画「国家の誇り」のプレミア上映がショシャナが経営する映画館で行われることに・・・そこにはなんとヒトラーはじめナチの高官が一気に集結します。
この時を狙ってショシャナは家族を殺したナチに復讐を企てるのです!
計画は単純。
映画館にあるニトロセルロースフィルムを使ってナチ高官を映画館もろとも焼き尽くす計画です。
しかし結局は、計画の途中でフレデリックに撃たれて死んでしまいます。
志半ばで無念の死をとげますが、ユダヤ人の中にはこういった無念さを持って亡くなっていった人も多かったでしょう・・・
死ぬシーンではスローモーションになり60年代の映画のように美しく死にますが、人生の儚さや美しさといったものが表現されているようで個人的には感動しました。
バスターズ
ブラッド・ピット演じるアルド・レイン中尉率いる「バスターズ」・・・ユダヤ系アメリカ人8名からなる秘密特殊部隊です。
彼らはドイツ兵を捕まえ、拷問を加えた上で殺害し、更には頭皮を剥ぐという何とも残忍な方法でナチをボコボコにする集団です(笑)
頭皮を剥ぐのは、レイン中尉の祖先であるアパッチ族の慣わしに倣ってのもの。
ドイツ語ができるという理由でバスターズは英国軍に協力・・・英国軍主導でのナチ掃討作戦に参加するのです。
個人的に惜しいと思うのが、このバスターズがかなり影の薄い存在になってしまっている点。
そもそも8人いるのに誰が誰だか分らん(笑)
分かるのはブラピとイーライ・ロス演じるドニーくらいなもん。あ、あと「ユダヤの熊」か(笑)
メンバーの背景があまり分からない点も感情移入し辛く影が薄い原因かも。
バスターズの背景ももう少し描いていたらまた印象違ったかもしれませんね。
ただ、バスターズは、本作がタランティーノ監督作品であることの象徴的存在ですし、本作のメッセージを一番表現した存在です。
だから背景なんて分からなくて良いのかもしれませんね(笑)
本作のメッセージ?
それは痛烈なナチス批判です!
ヴァイオレンスな手口でナチをボコボコにしスカッとさせてくれます!
もう最高ですね!
プレミア上映会
本作のクライマックスであるプレミア上映会での出来事。
ショシャナと英国軍(バスターズ含む)はそれぞれ別々に考えたナチ掃討作戦を実行します。
ポイントは、ショシャナとバスターズは最後まで出会わないというところ。
それぞれの計画はどちらも完璧ではなく、計画が頓挫するほどの問題が起きます。
しかし、この関係ない2つの計画が偶然にも合わさり、見事プレミア上映会でナチ高官達は一掃されるのです。
2つの復讐劇が同時に行われるので、最終的には協力するのかなぁと思いきや全然なのが良いですよね(笑)・・・そもそもお互いそんなことになっているなんて知りもしないというね(笑)
ランダ大佐
本作のMVPは間違いなくクリストフ・ヴァルツ演じるランダ大佐でしょう!!
最初から最後までずーっと出てくるのもこのランダ大佐だけですしね。
もう冒頭から強烈でしたね!!
特に激高したりするわけでもないのですが、怖いし気持ち悪いし不気味だし・・・。
本作のナチスは基本的に滑稽に描かれていますが、このランダ大佐だけはナチスのイメージ通りに描かれていますね。
まさに絵にかいたような悪役です(笑)
結末
本作の結末は、プレミア上映会でヒトラーはじめナチス高官たちは全滅します。
これで戦争が終結するかのようなエンディング。
実際の歴史とは全く違いますね!!
タランティーノ監督らしいですね(笑)
更に、最強の悪役ランダ大佐は、アルド・レイン中尉によって額に「卍」を彫られて物語は幕を閉じます。
「このカッコいい制服脱いじゃうんだろ~?許せねぇなぁ~」
とか言って「卍」彫るレイン中尉が最高ですね(笑)
最後の最後でめちゃくちゃスカッとします!!
本作は、現実でナチに苦しめられたユダヤ人達の思いを代弁しているような映画なんです。
嫌味のひとつでも言いながら、笑ってボコボコにするんです(笑)
要は、ナチスをケチョンケチョンにする映画ってことですね!
以上がポイント解説でした。
次は本作が大ヒットした理由についてです。
大ヒットした理由とは?
本作はタランティーノ監督にとって過去最大のヒット作となりました。
その後、2012年「ジャンゴ 繋がれざる者」、2019年に「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で自身の興行記録を更新していますが、2020年現在もタランティーノ監督作品では歴代3位の興行成績です。
独特の作風で世界中に熱狂的なファンがいることで知られるクエンティン・タランティーノ監督ですが…
古い映画からの引用やオマージュをふんだんに盛り込み、特に意味のない会話シーンが無駄に長かったり、ヴァイオレンス描写が多かったり、西部劇や古い日本映画からの影響があったり、でも全体を覆うのは映画愛だったり・・・一癖も二癖もある監督なんですよね。
ちょっとマニアックといえばマニアック笑
しかし、本作は3億ドル以上を売り上げ大ヒット!
これにはもちろん理由があります。
その理由は、大きく2つです。
1つ目は、「わかりやすい」ということです。
タランティーノ監督作品にしては珍しく、起承転結がはっきりした展開で「単純におもしろい」作品となっていますので、一般層にも受け入れやすかったのかと思います。
また、タランティーノ監督の映画にありがちな数々の引用やオマージュシーンもあるにはあるものの、知らなくても全然OKな内容もとっつきやすかったのではないでしょうか?
そしてもう一つの大きな理由は、「ユダヤ人の気持ちを代弁している」ということです。
本作は簡単に言うと「ユダヤ人のナチスに対する復讐」です。
本作は、特にユダヤ系の人々に熱狂的に受け入れられています。
当然といえば当然ですね・・・ナチスをボッコボコにする映画なんですから(笑)
史実と違う?関係ねーよ!これエンタメだぜ?ナチス?クッソだせーよ!!
そんなことを言っている映画です(笑)
ナチスに対する怒りや批判・・・これは、ユダヤ系の人々をはじめ、多くの人が共感できるテーマなんですよね!
以上、本作がヒットした理由でした。
次は評価や個人的な感想です。
評価と感想
ここからは本作の評価と個人的な感想を書いていきます。
まずは世間での評価からです。
映画賞
本作はアカデミー賞はじめ多くの映画賞でノミネート、受賞をしています。
中でも注目はランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツ!!
アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞をはじめほとんどの賞で助演男優賞を受賞しています。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中3.6点(Yahoo!映画)となっています。
実際の声はこんな感じ。
イングロリアスバスターズ、最高に痛快な映画。西部劇のモトネタは分からないけど楽しめた。これでもかと壊滅してしまったナチス首脳陣に黙祷(>人<)
— haruka5 (@haruka_555) November 22, 2010
映画『イングロリアスバスターズ』満点。嘘だらけの癖に、どんな戦争映画よりも戦争が虚しくなる戦争映画。タランティーノ、最高傑作更新。
— ayumumumu (@ayumumumu) November 20, 2009
イングロリアスバスターズ、なんとなく観たくなって観たのだけど、やっぱ自分の中ではこれが1番だ。
容赦ない暴力とか映画による映画への復讐とか好き。あとブラピかっこよすぎ。ワンハリよりこっちのブラピが好き。「最高傑作だぜ」。 pic.twitter.com/982r5WD9VL— ノリ (@reviewsurutteyo) August 31, 2019
クリストフ・ヴァルツの全能感堪能映画!
『ジャンゴ』然り彼のカリスマ性を120%引き出すタランティーノがにくい。
完全にクリストフ・ヴァルツの為の映画だった。素晴らしい!! pic.twitter.com/blT3GCOVM4
— あめみや (@genius_party_ak) March 13, 2019
イングロリアスバスターズがつまらない。いつになったら盛り上がるのさ…。
— まるとうさん (@marutou_san) March 30, 2011
次は個人的な感想です。
個人的感想
さて、ここからは個人的な感想を書いていきます。
強烈なナチ批判を痛快に描いた本作・・・僕は大好きですよこれ!
まず、単純に面白い!!
これ超重要!!
僕は映画を観る時、結構ストーリー重視なんですよ~!
そんな僕でも十分に楽しめるストーリー展開で、2時間半という長さにもかかわらず飽きることなく楽しめました!!
もう冒頭からしてめちゃくちゃ面白くないですか?
クリストフ・ヴァルツ演じるランダ大佐を強烈に印象付けると共に、心理戦による駆け引き、言語の違いをうまく使った展開・・・この冒頭シーンは本作を象徴するようなシーンになっていたのも印象的です。
特に言語の違いを使った心理戦は後半の酒場のシーンでも出てきますしね!
バレるかバレないかという展開も酒場のシーンやプレミア上映会での潜入シーンに通ずるものがあります。
実にスリリングで単純に面白い!
こういうの個人的に大好物なんですよね~!!
そしてなんと言っても本作はクリストフ・ヴァルツが素晴らしすぎる!!!
もうクリストフ・ヴァルツが主演なんじゃないかってくらい圧倒的な存在感!!
主演のブラッド・ピットも完全に食われちゃってますね!
でもこれはもう仕方ない!
それくらい素晴らしいです!!
基本的に本作のナチ兵できっちり描かれているのはランダ大佐のみ。
悪役としてのナチを一人で背負ったような描かれ方。
ナチの嫌なところ、クソなところを凝縮したようなキャラで悪役としては完璧ですね!
それを完璧に演じているクリストフ・ヴァルツ・・・キャストに決まった時はランダ大佐を演じることに自信が無かったようですが、そんなことは微塵も感じさせませんね!
クリストフ・ヴァルツは本作をきっかけに世界的にブレイクしていますが、当時既に50歳を超えていました。
しかし、母国ドイツでテレビ俳優として培った実力は本物だったんですね・・・続けるだけでは意味がないこともありますが、やはり継続は力なりをまざまざと見せつけられた思いです。
ランダ大佐というキャラとクリストフ・ヴァルツの素晴らしい演技が化学反応を起こし、映画を一段階上に引き上げていると思います。
紳士的な姿が逆に不気味ですし、笑顔は怖いし、全て見透かされているような鋭い眼差しはそれだけで物語の良いスパイスになっています。
そしてなによりそんなランダ大佐がクライマックスでみせるずる賢さ・・・もう最後の最後までイライライライラさせられました(笑)
本作は、そんなランダ大佐を最終的にはぶちのめすという構成・・・めちゃくちゃスカッとしますね!
このラストシーンがこんなにもスカッとするのはクリストフ・ヴァルツ演じるランダ大佐がこれでもかってほど嫌ぁ~な印象を観ている僕らに与えていたからに他ありません!!
クリストフ・ヴァルツ演じるランダ大佐あってのあのラストシーンなんです!!
監督も映画のキーマンはランダ大佐と分かっていたでしょうから、その大事な役をクリストフ・ヴァルツに任せたということはよっぽど信頼していたんでしょうね!
タランティーノ監督は、当初ディカプリオにこの役を演じて欲しかったようですが、クリストフ・ヴァルツがオーディションに来た時に一気に惚れ込んだそうです!
この配役は見事に的中でしたね!!
本当に素晴らしい!!
他に個人的に好きなのはショシャナですね!!
家族を殺され復讐に燃える女ですね!
その復讐の気持ちは一貫していて最初から最後まで一切ブレるところがないのが気持ちよすぎます!!
フレデリックに言い寄られても一切なびかず、逆に利用しちゃうというね・・・最終的にもうめんどくせーからここで殺しちゃえってな展開も良かったです。
逆にフレデリックに殺されちゃうのは残念でしたが、これはラストシーンにより大きなカタルシスを持ってくるためのものなので仕方ないですね・・・復讐をしたくても叶わなかったユダヤ人の無念さなんかも感じてこれはこれで好きです。
それから、無駄な会話てんこ盛りの酒場のシーンもお気に入り!
バレるかバレないかハラハラしますよね!
日本人の僕にはドイツ語の発音とか全然分かりませんが・・・こういった言語の違い自体を物語に組み込むのはあるようで意外にないかもしれませんね!
個人的にはマイケル・ファスベンダーは好きな俳優なのでカッコよかった!
まぁ、タランティーノ監督の特徴である「重要人物も躊躇なく殺す」的な手法の餌食になっていますが(笑)
本作は戦争ものでもサスペンスものでもなく、ユダヤ人の気持ちを代弁するエンターテイメントショウだと思います。
ナチスの描かれ方や戦争の終わり方など史実とは全く異なりますが、それでいいんです!!
だって映画ですから!!
エンターテイメントですから!!
それが多くの人々の共感を呼び、大ヒットにつながった・・・。
映画って良いよね!!
タランティーノ作品を観るといつも最終的にはそんな感想に落ち着きます。
タランティーノ作品のコアなファンの人は本作をあまり好きでない人もいるようですが、本作も間違いなくタランティーノ印が刻まれた1作です!!
タランティーノ作品の入り口にはもってこいの1作でもありますしね!
きっとこの作品からタランティーノ作品に入り、泥沼にはまってしまった人も多いんだろうなぁ(笑)
個人的満足度
次はBlu-ray/DVD情報です。
イングロリアス・バスターズをBlu-ray/DVDで観よう!
次は動画配信サービス/VOD情報です。
イングロリアス・バスターズを動画配信サービス/VODで視聴する方法
以下の表は本作をフル視聴できるサイトの一覧です。各サービスとも2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。ぜひ利用してみて下さい。
※サービス名をクリックすると各サイトへ移動できます。
U-NEXT | × | 31日間無料トライアル実施中 |
Hulu | 〇 | 2週間無料トライアル実施中 |
Amazonプライム・ビデオ | 〇 | 30日間無料体験実施中 |
dTVチャンネル | 〇 | 初回31日間無料 |
TSUTAYA TV | 〇 | 入会から30日間無料 |
ビデオパス | 〇 | 30日間無料トライアル実施中 |
FODプレミアム | × | 初回1ヶ月無料 |
Netflix | 〇 | 30日間無料体験実施中 |
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。