映画「死霊館エンフィールド事件」は2016年のアメリカ映画です。
死霊館シリーズの3作目として公開された本作は1作目の「死霊館」より後の話です。
監督は1作目同様、ジェームズ・ワン監督。
ウォーレン夫妻を演じるのも1作目同様ヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンのコンビです。
製作陣が同じですので本作も安定のクオリティです!
ヴァラクやへそ曲がり男といったシリーズを象徴する悪魔も登場し、死霊館シリーズはここからどんどん盛り上がっていきそうな雰囲気です。
そして本作もストーリーがとっても秀逸!!
ホラー苦手な人にも是非観てもらいたい作品に仕上がっていると思います。
この記事では内容をポイントで解説している他、実話についてもご紹介しています。
本作をより深く理解するためのお手伝いができたらと思います。
また恒例の個人的感想や、Blu-ray/DVD情報もあります。
記事の最後にはVOD情報もご紹介していますので併せてチェックしてください!
では早速ネタバレ解説いってみましょう!!
もくじ
死霊館エンフィールド事件のネタバレ解説
作品情報とキャスト
映画「死霊館エンフィールド事件」は2016年のアメリカ映画です。
死霊館シリーズの3作目として公開された本作は1作目の「死霊館」より後の話です。
シリーズの詳しい時系列についてはまとめた記事がありますので、こちらをご確認ください。
興行収入は約3.2億ドルとなっています。
スタッフ
監督 : ジェームズ・ワン
脚本 : チャド・ヘイズ、ケイリー・W・ヘイズ、ジェームズ・ワン、デヴィッド・レスリー・ジョンソン
原案 : チャド・ヘイズ、ケイリー・W・ヘイズ、ジェームズ・ワン
製作 : ピーター・サフラン、ロブ・コーワン
音楽 : ジョセフ・ビシャラ
キャスト(役名 : 俳優)
ロレイン・ウォーレン : ヴェラ・ファーミガ
エド・ウォーレン : パトリック・ウィルソン
ペギー・ホジソン : フランセス・オコナー
ジャネット・ホジソン : マディソン・ウルフ
アニタ・グレゴリー : フランカ・ポテンテ
マーガレット・ホジソン : ローレン・エスポジート
ジョニー・ホジソン : パトリック・マコーリー
ビリー・ホジソン : ベンジャミン・ヘイ
ペギー・ノッティンガム : マリア・ドイル・ケネディ
ビック・ノッティンガム : サイモン・デラニー
モーリス・グロス : サイモン・マクバーニー
ゴードン神父 : スティーヴ・コールター
へそ曲がり男 : ハビエル・ボテット
ヴァラク : ボニー・アーロンズ
本作の監督はシリーズ1作目同様ジェームズ・ワン監督。
スタッフもほぼほぼ1作目の「死霊館」と同じ布陣で製作されました。
また、ウォーレン夫妻をヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンが続投しています。
ウォーレン夫妻が登場する作品は死霊館シリーズの中でも主軸ともいえるメインの内容です。
本作も「これこそが死霊館だ!」と言える気合の入った内容になっています。
また本作には、その後単独映画が製作されることになるヴァラクやへそ曲がり男といった悪魔も登場します。
どんどん広がりをみせる死霊館ユニバース・・・まさにホラー版アベンジャーズです←意味不明(笑)
では早速簡単なあらすじから!!
あらすじ
1960年以降、アメリカを中心に数々の心霊事件を解決に導いてきた心霊研究家ウォーレン夫妻。
1977年にイギリスのエンフィールド。
夫妻はペギー一家に起きた事件を調査することになります。
シングルマザーのペギー・・・彼女の娘であるマーガレットとジャネットがウィジャボード(こっくりさん)で遊んだことをきっかけにして数々の怪奇現象が起こり始めたのです。
一時は娘ジャネットの自作自演だと考えられていましたが、ロレインは、この一連の怪奇現象が修道女の姿をした悪魔の仕業だと突き止め、解決に導くのでした・・・。
次はポイントをピックアップして解説していきます。
ここがポイント!!
本作は実話である
本作も1作目「死霊館」同様、「実話である」のテロップが入ります。
これは演出ではなく真実です。
実際の事件については後述しますが、この事件は1977年にイギリスのエンフィールドで実際にあったポルターガイスト事件を元に製作されています。
ウォーレン夫妻再び!!
本作にも1作目「死霊館」同様にウォーレン夫妻が登場、大活躍します。
演じているのも1作目と同様ヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンのコンビです。
死霊館シリーズにはアナベルシリーズや「死霊館のシスター」、「ラ・ヨローナ~泣く女~」など沢山の作品がありますが、このウォーレン夫妻が登場する作品がシリーズの中心となっています。
死霊館のシスターヴァラクが登場!!
本作で描かれる事件の元凶・・・ヴァラク。
修道女の格好をした悪魔です。
その姿はトラウマになるほど不気味です。
2018年には、このヴァラクの話をメインにした作品「死霊館のシスター」も公開され、シリーズの中でも重要かつ人気の悪魔ですね。
ヴァラクについて詳しくは「死霊館のシスター」で描かれていますので、是非観て下さい。
「死霊館のシスター」を観ることによって、本作への理解もより深まります。
しかしこのヴァラク・・・本気で不気味です。
本作の途中でエドが「眠れないから絵を描いてたよ~」なんて言ってヴァラクの絵を描いているシーンがありますが・・・眠れないからって描く絵ではないですね・・・完全に。
自分の家族が眠れないからっと言ってあの絵を描いてたら・・・怖すぎます(笑)
マリリン・マンソンに似てるのがちょっとウケるんですが・・・でもやっぱり怖いですね。
自作自演を疑われるジャネット
ペギーの娘で次女のジャネット。
本作では重要な登場人物です。
普段は真面目な少女ですが、引っ越してきてからは夢遊病のような状態になったり、別人の声でしゃべったりと周囲をどんどん混乱させていきます。
これはジャネットが何者かに体を乗っ取られていたからです。
ところが、こういった状況であるにもかかわらず乗っ取られたジャネットからは霊的なものは感じない・・・霊視したロレインはそう感じたのです。
また、録画された数々の映像にもジャネットがポルターガイストに見せかけてお皿を割ったりお玉を曲げたりしている姿が映っていました。
そういった経緯から、生活に困った母ペギーと共謀して生活支援金をだまし取ろうとしていたのではないかと疑われてしまうのです。
一旦は自作自演としてウォーレン夫妻による調査も打ち切られますが、ロレインには引っ掛かっている点がありました。
「撮られているのを知っていながら、なぜわざわざカメラの前で自作自演をばらすような行為をおこなったのか」という点です。
そしてウォーレン夫妻はあることに気付きます。
憑依されたと思わしきジャネットの声が録音されたテープです。
2つのテープを同時に再生することでジャネットに憑依していた霊ビル・ウィルキンスのメッセージを知ることになるのです。
こうして自演自作ではないと確信したウォーレン夫妻は真実を暴いていくのです。
ビル・ウィルキンスは良いやつ!?暗号で伝えたかったことは?
ジャネットに憑依したビル・ウィルキンスという男。
ジャネットが別人の声でしゃべるのはこの男のせいです。
実はこのビル・ウィルキンスはいい奴で、黒幕のヴァラクに操られていたという衝撃の事実が判明します。
このことに最初に気付いたのはビルです。
ビルの音声が録音された2つのテープにはそれぞれにおかしな箇所があることに気付きます。
そしてそれが暗号なのではないかと考えるのです。
そして2つのテープを同時に再生すると「助けて、アレが俺を放してくれない」となり、それがビル・ウィルキンスからの暗号だったと気付いたのです。
そしてそのことがきっかけとなりロレインはビルの意識に入り込みます。
そこで衝撃の事実が明らかになるのです。
なんとビル・ウィルキンスは自分の家族に会う為に幽霊となってこの家に来た幽霊だったのです。
ところがヴァラクに脅され操られてしまっていたのです。
ヴァラクに操られたビル・ウィルキンスがジャネットに憑りついていたというのが真相です。
しかしビル・ウィルキンスはそういった状況でも色々メッセージを送ったりもしていたのですね。
ビル・ウィルキンスはこの世に思い残したことがあり家族に会いに来た・・・本当はいい奴なんですね。
全てはヴァラクという悪魔のせいなんです。
ロレインが見た予知夢
物語の途中・・・ロレインは、夫エドが描いた絵から黒い影が出てきてエドが胸を貫かれて死ぬ・・・という夢を見ています。
不吉な予感を感じていたロレインですが、この場面がクライマックスでヴァラクと戦う時に現実のものとなろうとしていました。
このままではエドが死んでしまう・・・。
しかしロレインは土壇場のところで予知夢を見たときに書きなぐっていた悪魔の名前を思い出します。
そうその名前は「ヴァラク」です。
そして「ヴァラク」と叫び悪魔祓いに成功しています。
予知夢の結末が現実になることはなく、エドを救うことができたのです。
ヴァラク撃破!!何故倒せた?その原理はジブリ作品や人気漫画にも使われているんです!!
ロレインはヴァラクとのクライマックスシーンで、「私はお前の名前を知っている。蛇の首領・ヴァラクだ。悪魔よ地獄へ戻れ!」と言ってヴァラクを倒しています。
え!?
なんで?
たったそれだけで倒せるの?
と思った方多いと思います(笑)
解説しますね!
実は、西洋には「悪魔の名を知っていると悪魔を召喚できる」という言い伝えがあるのです。
これは「支配する」ととらえてもいいかと思います。
つまり、悪魔の名前(ヴァラク)を知ったロレインが名前を叫ぶことで支配したということになるのです。
そして地獄へ戻れと命令したことによって一件落着というわけです。
色々苦労した割に最後は結構あっさりなんで拍子抜けなんですが・・・まぁ簡単に言うとそういうことです(笑)
因みにこの「悪魔の名を知っていると悪魔を召喚できる」という設定を使った有名な作品に「千と千尋の神隠し」があります。
「千と千尋の神隠し」で、主人公千尋は、湯婆婆に名前を奪われ、新たに「千」という名前をつけられ湯婆婆のもとで働くことになります・・・つまりこれは自由を奪われ、湯婆婆に支配されたことになるのです。
自分がなぜ何のためにここにいるのか・・・どこからきたのか分からなくなってしまう・・・。
しかし、千尋はハクという男の子の助言で自分の名前が書かれたカードを大事に持ち続けることによって支配されずに済むのです・・・そしてやがて本当の自分を取り戻す・・・そんなお話です。
西洋の方には馴染みのある設定ということもあり、「千と千尋の神隠し」は海外でもヒットしています。
また、人気漫画の「夏目友人帳」の「友人帳」の設定もこの原理に近いものがあります。
「夏目友人帳」は奪った名前を返していくストーリーですけどね。
かなり余談ですが・・・「夏目友人帳」はめちゃくちゃ感動します!僕も大好きな作品です。
このように「悪魔の名を知っていると悪魔を召喚できる」という設定は人気作品にも引用されるほど有名なのです。
へそ曲がり男の登場
本作でちょこっとだけ姿を見せるへそ曲がり男・・・弟のビリーを怖がらせたりしていましたね。
詳細は不明ですが、へそ曲がり男もまたヴァラクの仕業で姿を現わしていたというようなことをロレインは語っています。
実はこのへそ曲がり男の単独映画も製作されているそうです。
2019年現在、公開日は未定ですが、楽しみですね!
ヴァラクの秘密が「死霊館のシスター」で明かされるように、へそ曲がり男の秘密も明かされる日がきっとくるでしょう・・・。
エンドロールで明かされる衝撃の真実
本作のエンドロールも1作目「死霊館」と同様に実際の写真や音声が紹介されています。
登場人物の実際の写真を見ると、物語に現実性が帯びてきて更なる恐怖を煽りますね。
実話系の映画には割と多い演出ではありますが、個人的に大好きな演出です。
さて、次はその実際の事件をご紹介いたします。
実話・・・実際の事件について
本作は実際にあった出来事を元にして製作されています。
一体どこまでが本当にあったことなのでしょうか?
実際の事件を確認してみましょう。
実際の事件について
実際の事件についてです。
映画で描かれた事件は、エンフィールドのポルターガイスト(Enfield poltergeist)と呼ばれ、1977年8月からイギリス、ミドルセックス州のエンフィールドで起きています。
この事件のポルターガイストは、非常に多様な騒ぎを引き起こした。たとえば壁や床をたたく音がする、家具が動く、変なボヤが起きる、物が他の物を通り抜ける、得体の知れない声が聞こえる、人間が宙に持ち上げられる、などである。
時期は1977年8月からの2年2か月(1979年9月まで)としている文献もあるが、さらに、1980年に再発したとしている資料もある。史上最長のポルターガイストとも見なされてもいる。
この件は、始めから終わりまで記録が残っており、ポルターガイスト事件としては最も詳しく調査された事例であろうとされている。調査に関与した人々の中でも主たる人物は、モリス・グロス(en:Maurice Grosse)とガイ・ライアン・プレイフェアの2名であり、いずれも英国心霊調査協会(SPR)のメンバーである。
調査員による数か月の調査中に発生した怪現象の記録だけで1500を超えており、発生総数となると不明。このポルターガイストの活動は、多くの者によって目撃され証言されており、家族以外にも、調査員、警察、報道関係者が含まれる。そして、録音テープや写真やフィルム(動画)で記録されている。調査員のモリス・グロスが述べたように、でっちあげなどありえないほどの、この量の多さこそが、この事例に最も説得力を与えている。
・はじまり
エンフィールドにある、他の家からはポツンと離れた家で、二軒でひと棟になっているタイプの町営住宅で、母親と4人の子供が住んでいた。
それは1977年8月31日から始まった。最初に起きたのは、誰もいない部屋から家具が動かされる音が聞こえたのにもかかわらず家具が少しも動いていない、という出来事だった。
次に正体不明のノック音が聞こえるようになった。やがて、一家の母親の目の前で、とても重い、整理だんすが床の上を滑るようになった[1]。このような初期段階で婦警のキャロリン・ヒープスも目撃者となっており、椅子がひとりでに台所のドアに向かって動くのを目撃した。婦警の証言では、その距離およそ3〜4フィート。
・諸現象と調査
それから間もなく、ビー玉やレゴの積木などが家の中を飛び回るようになった。ベッドからシーツがはがされたり、枕が部屋の中を飛び回るようになり、ポルターガイストにフォーカスされていると考えられていた少女ジャネット・ハーパーが空中に浮揚しているところも写真にとられた。
白髪の老女、幼い子供などの姿の幽霊も目撃された。
ポルターガイストの引き起こす騒ぎはとどまるところを知らず、ドアや引き出しが開いたり閉まったり、トイレの水が勝手に流され、硬貨などの幻影が空中に浮かびあがったり、壁にかかっているチャイムが揺れる、本が本棚から飛んだり、調査者の頭上にハンカチが落ちてきたり、調査機材のフラッシュやテープレコーダーが理由もなく止まる、セメントで固定されたパイプが壁からはがされる、などのことが起きた。また、物体らしきものが壁をすり抜けて移動した。ジャネットはベッドの寝具を通り抜けて空中に浮揚した、就寝中や起きている時に、階段をひきずりおろされた。家具などが、まるで何かの形をあらわすかのように積み上げられた。自然発火も起き、壁の上に文字がひとりでに浮かび上がり、電子合成のような声が録音された。
モリス・グロスは非常に綿密に調査を行い、しかも多数の専門家も招いて多様な出来事を様々な角度から考察した。
モリス・グロスとガイ・ライアン・プレーフェアの調査報告は、世間で激しい論争を巻き起こした。一部の論者は「すべて子供、特に女の子2人の悪ふざけにきまっている」とまくしたてた。某新聞社などは、この説のとおりなのだろうとの前提で、近所の人にかなりの額の「お礼」を餌としてちらつかせ、2度にわたって少女から何かを”白状”させようとしたが、少女らの口からそのような話は出てこなかった。
非常に議論を呼んだのはジャネットから聞こえてきた男の太い声で、だれかに乗り移られた(憑依された)らしい声である。その「声」はいくつかの名を名乗り、数時間にもわたり、みだらなおしゃべりをしたり、超常的な知識を語ったりした。意識がある状態のジャネットはまったく心当たりが無いと言ったし、この年齢の子供がしゃべる内容にしては不自然だった。声紋分析をしてみたところ、その声は一応ジャネットの仮声帯から出ていたことは判明したものの、そういった発声は通常ならば相当の努力を必要とするものである。そこでモーリス・グロスは1千ポンドを礼金として「最高3時間の会話を同様の声で持続できる11歳の少女」を募集してみたが、応募者は皆無に終わった。
調査員2名は2名とも数々の異常現象を目撃しており、そこには大きな家具がひっくり返るなどの現象も含まれる。調査をしたモリス・グロスに対しても攻撃が行われ、クッションがいっぱいに入ったダンボール箱が暖炉のそばの床から飛び上がり、ベッドを飛び越えて、8フィートほど移動して、モリス・グロスの額にまともにぶつかった。
グロスとプレーフェアらは、現象の現場に出くわした30人から書面で証言を得たり、録音テープで証拠を残した。調査対象は、近所の住民、ソーシャル・ワーカー、警官、新聞記者、写真家にもおよぶ。また飛んだり動かされたりした物体も証拠として一部収集した。そこには動かされたガスストーブも含まれる。
ただし、やはりSPRのメンバーのアニータ・グレゴリーとジョン・ベロフが数日間調査した時には、いくらか疑問が浮上した。子供たちがポルターガイスト現象のフリをしている場合がいくつかあることに気づいたのである。たしかにジャネットは多数ある諸現象のうちのいくつかは彼らがやってみせた、と語った。だが、1980年6月12日のITV Newsで彼女は「たしかに1度か2度はポルターガイスト現象のフリをしてみせたわ、だってグロスさんやプレイフェアさんが果たしてインチキを見抜けるのか知りたかったから。でも彼らはいつでもちゃんとそれを見抜いたわ」と証言した。
ジャネットは、ロンドン大学バークベック校 物理学部のJ・Bヘイステッド教授とデヴィッド・ロバートソン助手による実験にも応じた。金属帯をひきちぎる彼女の能力が記録されたり、特殊体重計でモニター中に彼女の体重が増加する現象も判明した。
この事件では、グレアム・モリスというプロ写真家が、モーター駆動式の遠隔制御カメラを用いて、興味深い映像を撮影することにも成功した。たとえば次のようなシーンである。
「カーテンがぐるぐる巻きになり、明らかに人間がいないのにベッドカバーが動いている」。
また撮影中にモリスは顔面に積木の直撃をくらったことがあるが、その積み木の”投げ手”は映像にはまったく写っていなかった。・現象の終焉
このポルターガイストは他の多くのポルターガイスト同様に、あっさりと消えた。
ウィキペディアより一部抜粋
動画でも見てみましょう。
映画がそれなりに事実に基づいて製作されたことが分かりますね。
次はウォーレン夫妻のその後と現在です。
ウォーレン夫妻のその後と現在
ウォーレン夫妻はその後も様々な事件を調査、また講演や執筆活動などをしています。
夫であるエド・ウォーレンさんは2006年に、そしてロレイン・ウォーレンさんも2019年4月に92歳で他界されました。
夫婦の実際の画像です。
この投稿をInstagramで見る
次は続編についてです。
続編について
この死霊館シリーズは公開順と時系列がかなり入り組んでいます。
どの順番で観るかはあなた次第なところがあります!!
シリーズの公開順と時系列をまとめた記事をご用意しましたので、こちらからご確認ください。
次はヴァラクがマリリン・マンソンにしか見えない説を検証します(笑)
ヴァラクがマリリン・マンソンにしか見えない説
本作に登場する強大な力を持つ悪魔ヴァラク。
誰かに似てませんか?
そうです!
アメリカの歌手マリリン・マンソンにそっくりです(笑)
この投稿をInstagramで見る
完全にヴァラクにしか見えません・・・。
しかもマリリン・マンソンさんのライブは悪魔的な演出が多いことでも有名です。
因みにこのマリリン・マンソンさんですが、その名前はマリリン・モンローとチャールズ・マンソンから取られています。
そう、チャールズ・マンソンと言えばカルト集団の指導者です・・・「アナベル死霊館の人形」にも軽く出てきますね。
ヴァラクとマリリン・マンソン・・・似ていることは偶然ではないのかもしれませんね・・・。
次は評価と個人的な感想です。
評価と感想
本作の世間での評価は5点満点中3.9点(Yahoo!映画)とホラーとしてはかなりの高得点です。
興行収入でも現時点ではシリーズ最高の記録となっています。
前から見たかった、死霊館 エンフィールド事件見られた!怖かったのはもちろん、まさかのミスディレクションや、実はお前ええやつやん!ってなって面白かった!これをシリーズの最後に見て良かった!😊 pic.twitter.com/KMIXFgapso
— meridith (@Meridith_115) 2019年6月2日
うーん、監督変わった?と思うくらい、重厚な一作目とは打って変わって"職業監督"が手癖で作ったような軽いB級ホラーになってたな、、、。なんでこんなに評価高いんだろ、、、
>死霊館 エンフィールド事件
— ジロウ (@jiro6663) 2019年6月2日
「死霊館」と「死霊館 エンフィールド事件」見た。実際にあった話でかなり怖かった。でも物語がしっかりしててただ単に怖いだけの映画じゃなくすごい面白かった!夫婦の絆が伝わってくる作品でぜひ恋人と一緒に見てほしい。
まあ俺はひとり寂しく家で見ましたけどね〜(・_・ )
— crazy alone (@_crazyalone) 2019年6月1日
さて、ここからは僕個人の感想です。
まず思ったのが本作はやはり「死霊館シリーズ」の中でも主軸となる作品だということ。
ウォーレン夫妻が登場する「死霊館」と「死霊館エンフィールド事件」はアナベルシリーズなどと比べるとやはり本気度が違いますね。
アナベルシリーズや他のスピンオフが悪いわけでは決してないのですが、やはり主軸となる作品は正統派のホラー映画といった作りになっていると思います。
そしてやはり本作もストーリーがとてもしっかりしていて本当に楽しめます。
ストーリー重視という点はシリーズ全作品に共通していますが、本作のストーリーも本当に良かったと思います。
特にずっと悪い奴だと思っていたビル・ウィルキンスが実は家族に会いに来たいい奴だったなんて・・・どんでん返しもいいところ・・・感動的ですらありました。
まぁ、ヴァラクを倒すシーンは最初に観た時は正直拍子抜けしましたが・・・。
え!?名前を言っただけで倒せちゃうんだ・・・と(笑)
でも、よくよく調べると悪魔にとって名前を知られるということは支配されたも同然だったのですね。
なるほどです。
それから、個人的にはエドが子供たちに歌を聞かせるシーンがグッときました。
プレスリーの「好きにならずにいられない」をギターの弾き語りで聴かせるシーンなのですが、とてもロマンティックでした。
傍らにロレインがいて弾き語るエドと子供たちを見守っている・・・どことなく家族愛的なことも連想させ、そのシーンだけは作品に漂う緊張感を温かいものが包んだようで感動的でした。
このプレスリーの歌がエンドロールに流れるのも良いですね!!
それからやはり本作はなんといってもヴァラクの登場!!
いやーもう本当にビジュアルがトラウマレベルに怖い(笑)
怖さだけで言ったら「死霊館」を凌ぎますし、個人的にはアナベル人形より苦手なビジュアルです。
スピンオフが製作中と噂のへそ曲がり男も登場しますし、完全にホラー版アベンジャーズです。
今後のシリーズの広がりがますます楽しみになりました。
全体的な出来は1作目の「死霊館」の方が良いと思いますし、ホラー映画はどうしても焼き直し的な演出になってしまったりもしますが、ヴァラクの登場などいたるところに1作目とは違ったアクセントが効いていて、とっても楽しめる内容だったと思います。
シリーズの特徴である「検証を主観にしている」という点が本作でも存分に生きていたと思いますし、大きな音や突然の出現で単に怖がらせるだけなホラーじゃない点にとっても好感を持っています。
ホラー映画が苦手な人にも是非観て欲しい作品です。
ウォーレン夫妻登場の「シリーズの主軸となる死霊館」は続編も製作が決まっているようで第3弾も非常に楽しみです。
次はBlu-ray/DVD情報です。
死霊館エンフィールド事件をBlu-ray/DVDで観よう!
死霊館シリーズはユニバース形式なので過去作を観返したり、繰り返し観る方も多いと思います。
そんな時はやはりディスクをコレクションするのも良いですよね!!
オススメはやはりブルーレイです!!
次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法をご紹介します。
死霊館エンフィールド事件を動画配信サービス/VODで視聴する方法
Hulu ×
U-NEXT 〇
FODプレミアム ×
amazon プライムビデオ 〇
dTV 〇
配信が終了している場合もありますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。