映画「ワンダーウーマン」は2017年公開のアメリカ映画です。
DCコミックスのクロスオーバー作品「DCエクステンデッド・ユニバース」の4作目の作品です。
本作のテーマは「強い女性像」・・・女性監督、女性俳優主演で送る女性の為の映画です!!
本作のメッセージに女性の方は本当に勇気づけられると思います。
もちろん、作品としてバランスも良いので男性にも十分アピールできます!!
なにより単純にワンダーウーマンかっこいいっす!!
もちろんDCユニバースの作品として「人間の正義を信じる」というテーマも忘れていないところもグッドです!!
本作は、海外では絶賛され、大フィーバーを巻き起こしました。
ジェンダー問題が度々話題になる昨今・・・時代背景的にも最適の時期に製作されたように思います。
ところが、海外と日本とでは受け入れられ方に大きな温度差が・・・。
この記事ではワンダーウーマンの評価が日本と海外で違い過ぎる理由を書いています。
また、本作をわかりやすく解説している他、続編、評価や個人的な感想、動画配信サービス/VOD情報など盛りだくさんです。
是非最後まで楽しんでください。
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。
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では早速、ワンダーウーマンの評価が日本と海外で違い過ぎる理由からいってみましょう!!
レッツ!!ムーヴィン!!!
もくじ
ワンダーウーマンの評価が日本と海外で違い過ぎる理由!
まずは「ワンダーウーマン」の評価が日本と海外で違いすぎる理由からです。
まずは海外での評価を見てみましょう。
海外での評価と海外で絶賛された理由
本作の海外での評価や評判、興行収入は公開当時は凄まじいものがありました。
最終的な興行収入は全世界で8.218億ドル。
これは全世界歴代興行収入トップ100に入るほどのヒット。
「ヒーロー映画第1作目史上No.1記録達成」、「女性監督作品史上No.1の全米オープニング記録」、「女性監督作品史上No.1の全世界興行収入」等々、公開当時は様々な記録を樹立しました。
女性が主人公のヒーロー映画としても、その後「キャプテン・マーベル」に抜かれるまでは歴代1位の興行収入でしたね。
そして、本作は興行面だけではなく評価の方も絶賛の嵐・・・海外ではかなり熱狂的に受け入れられています。
これはなぜか?
その最大の理由となったキーワード・・・それは「強い女性像」です。
女性の社会進出、男女平等など女性の立場の向上が叫ばれるようになった昨今・・・実際、日常生活の様々な場面でそれを実感するようになってきました。
その波がついに映画界にもきたのです。
本作の主人公はワンダーウーマンという女性ヒーロー。
また、本作を手掛けたのはパティ・ジェンキンス監督という女性監督です。
つまり、女性監督が女性ヒーローを主人公とした映画を作ったのです。
ワンダーウーマンは芯を持った強い女性・・・戦争という男性社会の中で男性に臆することなく発言し、男性以上に活躍するヒーローです。
このことが世の中の女性を中心に熱狂的な支持や共感を得たのは間違いないと思います。
過去には「キャットウーマン」や「スーパーガール」など女性が主人公のヒーロー映画も製作されましたが、その全てが興行面だけでなく評価の点からも大コケとなっています。
これらは男性監督による作品だったので、女性の価値観が100パーセント反映されたものではなく、「精神的な女性の強さ」まで表現したものではなかったのも惨敗の原因だったかもしれません。
しかし、本作は女性監督による女性ヒーローもの・・・言ってみれば「女性による女性の為の映画」ということが肝になっているんですね。
そしてそれが多くの人に受け入れられた・・・このことは映画界にとって大きな意味を持っていると思います。
考えてみれば誰もが知っている有名監督は男性ばかりですよね?
本作は女性監督にとっても道を切り開いた重要な1作になったのではないでしょうか?
そんな女性監督の挑戦と成功がワンダーウーマンのキャラクターと見事にシンクロしている点も多くの共感を呼んだ要因だったと個人的には思っています。
と、海外では本当にワンダーウーマンフィーバーが巻き起こりましたが、ここ日本ではどうだったのか、次で解説していきます。
日本での評価と海外との温度差
本作は海外では絶賛の嵐・・・「強い女性像」をテーマに、多くの女性を中心に熱狂的な支持を集めました。
しかーし!!
そんな海外での評価と大きく温度差があった国があります。
それが日本です。
国内での興行収入は13億円程度・・・全世界で8億ドルを越えた作品としてはめちゃくちゃ物足りない興行収入で公開終了を迎えました。
もちろんこれではワンダーウーマンフィーバーが巻き起こるはずもありません・・・なんなら「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クインの方がフィーバーしたんじゃないでしょうか?
では、なぜここまで大きな温度差が生まれてしまったのか?
これには理由があると思います。
その最大の理由は日本の映画配給会社が作品の本質を汲み取れなかったからではないでしょうか?
もしくは汲み取っていながら無視したか・・・。
予告編のナレーションからしてどこか男性目線・・・かなりイラっとします。
そして、日本版のテーマソング。
本作の日本版のテーマソングとなっているのは、乃木坂46の「女は一人じゃ眠れない」です。
え?
え?え?
えっっーーーーー!?
映画ファンなら思わず耳を疑ったのは間違いありません(笑)
だって、この曲、本作のテーマとは真逆の内容の歌なんですから・・・。
完全になめてるとしか言いようがないですね。
作品のことなんかこれっぽっちも考えていないのはこのことからも明らかです。
別に乃木坂46が悪いわけではないんです。僕、乃木坂好きですしね!
でも、さすがにこれはない・・・誰ですかこれを日本版主題歌にしたのは・・・大問題ですよ!!
結局・・・作品をヒットさせなきゃいけないと焦った宣伝方法が完全に裏目に出ているんです。
もっともっと女性に支持されるべき作品であるにもかかわらず、なぜか男性をターゲットにしている気もします。
これ、絶対に男性主導で動いた宣伝活動ですよね・・・日本の男性は女性を甘く見過ぎです。
日本の女性も海外と同じように男女平等や社会進出の意識は高いです。
なので効果的な宣伝ができればここ日本でも女性を中心として大ヒットした可能性だってあったと思うんです。
だって、本作は女性にこそ響く映画なのですから!
映画の本質を汲み取り、正しく伝えることも重要だと思います・・・もちろんお金も絡んでくるのでしょうが、そこは第一に芸術として作品に敬意を払ってもらいたいなって思いました。
映画の製作陣は、過去の作品に敬意を払い、正しく描くことに拘って作った作品なんですから・・・。
日本の宣伝は映画をヒットさせるために作品のことなんか二の次で、本質を伝えず金儲けに走り惨敗。
まさに負のスパイラルですね。
映画の内容の方は、これまでのDCユニバース作品の中では多くの人にアピールできる作品にもなっているので、男性を狙った中途半端な宣伝が足を引っ張った印象しかありません。
男女平等や女性の社会進出にあたって本当に意識を変えなければいけないのは男性の方なのでしょう・・・日本と海外での温度差からはそんなことまで考えさせられました。
そして、もう1つ大きな問題点・・・それは公開時期です。
本作は、アメリカでの公開から2か月遅れての日本公開となっています。
つまり、アメリカでのフィーバーぶりがダイレクトに伝わってこなかったんです。
アメリカで落ち着いたころに日本公開となったので、観る側も特別な期待をしていなかった・・・日本人は良くも悪くもミーハーなところがありますので、こうなるとまぁ普通のテンションで本作と向き合うことになりますね。
ストーリー自体はシンプルですので、普通と感じる人も多かったのでしょう・・・特に映画を単なる娯楽ととらえている人にはアピールできなかった作品かもしれませんね。
以上、ワンダーウーマンの評価が日本と海外で違い過ぎる理由でした。
次は本作をネタバレで解説していきます。
あらすじとネタバレ解説
ここからは本作をネタバレで解説していきます。
まずは作品情報とキャストから
作品情報とキャスト
映画「ワンダーウーマン」は2017年公開のアメリカ映画です。
DCコミックスのクロスオーバー作品「DCエクステンデッド・ユニバース」の4作目の作品です。
興行収入は全世界で8.218億ドルとなっています。
脚本 : アラン・ハインバーグ
原案 : ザック・スナイダー、アラン・ハインバーグ他
製作 : チャールズ・ローヴェン、デボラ・スナイダー他
製作総指揮 : スティーヴン・ジョーンズ他
音楽 : ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ
スティーブ・トレバー : クリス・パイン
アンティオペ将軍 : ロビン・ライト
ヒッポリタ女王 : コニー・ニールセン
エーリヒ・ルーデンドルフ総監 : ダニー・ヒューストン
パトリック・モーガン卿 : デヴィッド・シューリス
他
本作の監督はパティ・ジェンキンスという女性監督です。
そしてワンダーウーマンを演じるのは「バットマンVSスーパーマンジャスティスの誕生」に引き続きガル・ガドット!!
つまり女性監督、女性主演のヒーローものなんです!!
このことは作風にも大きく影響を与え、見事に「強い女性像」を表現・・・女性を中心に全世界で熱狂的な支持を集めました。
次はあらすじです。
あらすじ
人間社会から孤立した女性だけの一族のプリンセスとして育ったダイアナ。好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、男性を見た事すらない世間知らずの彼女の運命は、ある日、一変する。浜辺に不時着したパイロットのスティーブを助けたダイアナは、故郷を離れ、プリンセスという身分を隠し、人間社会で暮らし始める。
Movie Walkerより引用 : https://movie.walkerplus.com/mv61477/
次は本作をポイントごとに解説していきます。
ここがポイント!!ネタバレ解説
ここからは本作をポイントごとに解説していきます。
強い女性像を体現しているワンダーウーマン
本作の主人公であるダイアナ/ワンダーウーマンは、女性だけしかいない島セミッシラに住むアマゾン族のプリンセスとして育ちます。
そんなダイアナが島を離れ、人間社会で奮闘するというのが本作の基本設定。
人間の世界は戦争真っただ中・・・つまり男性がバリバリの権力を握っていた時代です。
女性しかいない島で育ち、男性を見たこともなかったダイアナが、男性社会にいきなり飛び込むのです。
この男女の対比と、そこで奮闘する女性としてのダイアナ・・・まさに「強い女性像」が本作の重要なテーマとなっています。
ストーリーは鬼退治
本作のストーリーはめちゃくちゃシンプルです。
人間が住む「外の世界」の悲惨さを聞いたダイアナは、それが神アレスの仕業だと思い、倒すために人間界に降臨・・・無事倒してめでたしめでたしです。
スティーブ・トレバーの協力で仲間を集めて神アレスを倒すまでを描いているのですが・・・まぁ、言ってしまえば桃太郎の鬼退治と同じですね(笑)
物語はシンプルですが、そのことによって「強い女性像」というテーマの方にいっそう焦点が当たる作りになっています。
また、鬼退治的なストーリーではあるもののその背景となっている神話モチーフは深く重いものになっていると思います。
スティーブ・トレバーとの恋
ダイアナが初めて観た男性・・・スティーブ・トレバー。
スティーブから人間界の悲惨な状況を聞くと、共にその元凶となっている神アレスを倒す為に旅に出ます。
出会ってからずっと共に行動する2人はいつしか互いに惹かれあっていきます。
しかし、男性がいない世界で育ったダイアナ・・・なかなかそのことに気付くことができません。むしろ「恋」という感情すら初めての経験です。
そんなダイアナですが、スティーブ・トレバーや仲間たちとの生活から「愛」を知ることに・・・ラストでは「愛」こそが世界を救うのだと確信するようになります。
ダイアナはスティーブ・トレバーの「愛」に気付き、その力で神アレスを倒すのです。
神アレスの正体
スティーブから人間界の状況を聞いたダイアナは、エーリヒ・ルーデンドルフ総監こそが神アレスだと思い、エーリヒ・ルーデンドルフ総監を倒すために人間界にやってきます。
そしてエーリヒ・ルーデンドルフ総監を倒すのです・・・しかし、エーリヒ・ルーデンドルフ総監は神アレスではなかったことが判明します。
本当の神アレスは、パトリック卿だったのです。
エーリヒ・ルーデンドルフ総監を倒すための旅の協力者だったパトリック卿が実は黒幕だったという衝撃の展開です。
まぁ、若干読み読みの展開だったのですが・・・単純に驚いた人もいたかもしれませんね!!
ダイアナが聞かされていた神話
本作のクライマックスでパトリック卿はダイアナに真実を語りますが、本作の冒頭で語られる神話の話が頭に入っていないと衝撃感が薄いです(笑)
幼いダイアナに母と叔母が神話の物語を語るシーン・・・かなり重要なのですが、展開が早く全然頭に入ってこないんですよね(笑)
で、内容はこうです。
神々が地球を支配し、その神々の頂点にゼウスという神がいました。
やがてゼウスは、神々に仕える存在を作ります。それが人間です。
しかし、ゼウスの息子は人間を妬み、堕落させようとしました。
この息子が軍神アレスですね。
アレスは人間の心を嫉妬と疑念で毒し、敵対させたのです。
地上は荒れ果てました・・・そこで、ゼウスはアマゾン族を作り、人間の心を愛で包み、平和を取り戻したのです。
しかしアマゾン族の女王(ダイアナの母)は隷属からの解放を求め人間に対して反乱を起こします。
ゼウスと神々はアマゾン族を守ろうとしましたが、アレスが現れ神々を殺していったのです。
やがてゼウス1人になってしまいますが、ゼウスは最後の力を振り絞り渾身の一撃でアレスを退けます。
しかし、必ずアレスは舞い戻ると分かっていました・・・そこでアレスをも倒せるゴッドキラーをアマゾン族と共に外界から遮断したセミッシラ島に隠したのです。
まぁ、ざっくりこんな感じ。
これを踏まえて、クライマックスのパトリック卿の話を聞くと・・・そうだったのかー!!となるんです。
パトリック卿が語る真実は次項で解説します。
本当のゴッドキラーとは?ダイアナ出生の秘密
パトリック卿こそが黒幕の神アレスだと判明すると、ダイアナはゴッドキラーと呼ばれる剣でパトリック卿を攻撃・・・しかし、剣はあっけなく砕け散るのでした。
神をも殺せる剣がなぜ・・・困惑するダイアナにパトリック卿は真実を告げます。
ゴッドキラーは剣ではなくダイアナ自身のことだったのです!!
そして更にパトリック卿の口からダイアナ出生の秘密が語られることになります。
前項で紹介した神話とここで紹介する真実・・・是非比べてみて下さい。
真実はこうです。
神のみが神を殺せることから、ゼウスとアマゾンの女王は子供を設けた。
その子供こそがダイアナであり、本当のゴッドキラーだったのです。
ダイアナは神アレス(パトリック卿)を倒すために生まれたのです。
しかし、神アレスは軍神ではありませんでした。真実の神だったのです。
その昔、愚かな人間は神々から地球を奪い、そして荒廃させていったのです。
そのことに神アレスだけが気付いていたのです。
つまり、アレスが嫉妬と疑念で人間を毒したのではなく、人間自ら荒廃の道を選んでいたのです。
しかし、そのことに気付いた時には神アレスは既にそれを止める力を奪われていました。
神アレスはずっと1人で戦ってきました。人間に囁きひらめきを与え、武器を与え、人間が破滅するのを待っていたのです。
つまりです!!
神アレスは愚かな人間から世界を守るために一度全てを破壊してしまおうって考えていたのです。
どうですか?
ダイアナが聞いていた神話と真実は起こったことは同じでも、その意味合いは若干違うのです。
人間には良い奴も悪い奴もいる・・・それが人間という生き物・・・それでも悪い奴はいないと信じる・・・わかってはいるけど信じたい・・・。
「強い女性像」の他に本作のテーマともなっている核心部分です。
ストーリー自体は単なる鬼退治的なものですが、背景は以外にも深く、重いテーマになっていることに驚きですね。
結末
ラスト、爆弾から地球を守るため、自らが犠牲となります。
「今日という日は僕が、世界は君が救え」
スティーブの最後の言葉が切ないですね。
ダイアナはアレスを倒し一件落着です。
ダイアナは愛だけが世界を本当に救えると学んだのです。
そして、地球で戦っていくことを決心・・・バットマンが集めているジャスティス・リーグのメンバーとなるのです。
DCユニバースの本作の後の作品は「ジャスティス・リーグ」です。
もう完全に期待を煽りまくって本作は幕を閉じます(笑)
エンドロール後のおまけ映像
本作にはエンドロール後のおまけ映像はありません。
しかし、Blu-rayの特典映像としてエピローグシーンが収録されています。
以上、本作の解説でした。
次はテーマ曲についてです。
テーマ曲が素晴らしすぎる!!
ワンダーウーマンのメインテーマが信じられないくらいカッコいい!!!
そう思ったのは僕だけではないでしょう(笑)
「バットマンVSスーパーマンジャスティスの誕生」でもワンダーウーマンのシーンに使われていましたね!!
その時と本作とではバージョンが違うようですが、まぁメインとなっている印象的なフレーズは同じなのでどちらもかっこいいです。
サントラにも勿論収録されています!!
次はDCエクステンデッド・ユニバースや続編についてです。
DCエクステンデッド・ユニバースや続編について
本作はDCエクステンデッド・ユニバースの4作目です。
DCエクステンデッド・ユニバースとは、「DCコミックス」の実写映画化作品を、同一の世界観として各作品をクロスオーバーさせていく映画シリーズです。
2016年から2020年まで毎年2作品が公開され、その後もシリーズは続いていくようです。
因みにDCユニバースの本作の次の作品は「ジャスティス・リーグ」となります。
また、本作の続編として「ワンダーウーマン1984」が2020年6月公開予定となっています。
監督もパティ・ジェンキンス続投が決まっています。
勿論、ダイア /ワンダーウーマンのガル・ガドットも続投で間違いないでしょう。
こちらも楽しみですね!!
DCエクステンデッド・ユニバースの順番については記事を用意しましたのでそちらで確認してみて下さいね!!
次は世間での評価と個人的な感想です。
評価と感想
ここからは本作の世間での評価と個人的な感想を書いていきます。
まずは世間での評価から。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中3.7点(Yahoo!映画)となっています。
これまでのDCユニバース作品の中では最高の評価を獲得しています。
シンプルなストーリーにメッセージ性のある作風で高評価なのも頷けます。
しかし、個人的にはもっと評価され、ヒットしてもおかしくないと思っています。
実際の声はこんな感じ。
作品がどういうものかと、マーケティングがどう行われているかというのはまた別なんで、そのあたりの齟齬が面白いっていうのもありますけどね。『ワンダーウーマン』とか、クリエイター側のやり方と、アメリカでのマーケティングと、日本でのマーケティング全部に齟齬があったように思うな。
— saebou (@Cristoforou) 2017年10月20日
『ワンダーウーマン』みたいにアメリカで大絶賛されてハードルが上がり切るも観られず、すっかり熱が冷めきった頃にようやく日本公開されて「うん、まぁ面白いよね…」ってなんか普通に感じちゃう現象が『アクアマン』でも起きませんように。
— ナガマサMR40 (@nagamasa_san) 2018年11月27日
ワンダーウーマン、キャプテン・マーベル、どちらも素晴らしい女性ヒーローです。バットマンとキャプテン・アメリカ、どちらがどちらと比べるものではなく、どちらも素晴らしいということと同じ。これはごく当たり前のことですよね。でも、この当たり前の時代がやっときた!という感慨でいっぱいです。
— 光岡三ツ子 (@mitsumitz) 2019年3月16日
え、え、ワンダーウーマン、戦う女は美しい!みたいな宣伝されてたのほんと許せねえな、愚かな戦争の中で自分の正義を貫こうとする悲しい一人の女性の話じゃん、独軍の敵は卑劣だけど、一兵士には罪がないという演出もあるからアクションシーン全然スッキリしねえよ、だからDCは暗いって…
— オークラさん (@kkysigsk117) 2019年9月22日
『ワンダーウーマン』、えっ???まさかここでDC映画最高傑作きてしまう??嘘でしょ??初の女性ヒーロー大作映画でこの最高の出来とかご褒美過ぎない??えっ!!と中盤あたりで思っていたらそのまま最後までぐんぐん失点なく突き進むので度肝を抜かれました。そしてまさかの過去最高のクリパ…
— セメントTHING 시멘트 (@cement_thing) 2017年6月2日
作品を評価する声と共に男女問題への論争なども巻き起こし、エンタメ性と芸術性の両方を感じます。
次は個人的な感想です。
個人的感想
ここからは個人的な感想を書いていきたいと思います。
DCユニバースも本作で4作品目となりました。
個人的に「マン・オブ・スティール」、「バットマンVSスーパーマンジャスティスの誕生」の流れは大好きで、マーベルのアベンジャーズシリーズとはまた違った魅力を放つ作品になっていたと思います(その辺りの具体的な感想はそれぞれの記事に書いています)。
ところが、前作の「スーサイド・スクワッド」でDCユニバースは思いっきりズッコケてしまったんですよね・・・(笑)
で、本作です。
本作は、「スーサイド・スクワッド」での出来事には全く触れることはなく、どちらかというと「マン・オブ・スティール」、「バットマンVSスーパーマンジャスティスの誕生」からの流れとなっています。
本作を観て、余計に「スーサイド・スクワッド」が必要だったか疑問になりましたよ(笑)
で、肝心の内容ですが、これまでのDCユニバース作品の中で最もバランスの良い仕上がりになっているのではないでしょうか?
ストーリーはシンプル、テンポ感も良く、人間ドラマもそこそこあり、ラストには程良い衝撃があるので幅広い世代に受け入れられる作品になっていると思います。
また、人間は複雑な考えを持ち、綺麗ごとだけでは動けない・・・時には悪に走るものもいる・・・それでも正しくあろうとする・・・人間を信じる・・・DCユニバースの1作目から続くそんな「信じる」というテーマが本作でも肝になっている点も良かったと思います。
そして更に、「強い女性像」、「芯の強い女性」を描いた作品を、女性監督、女性主演で描くことによってそのメッセージにより一層の説得力を持たせることに成功していて、男女平等について深く考えさせられます。
大衆娯楽作品にメッセージ性を込めている点は、個人的にとても評価している部分です。
これは本作の最大のポイントであり、魅力だと言っていいと思います!!
女性が社会進出し、男女平等を叫び、今では色々な分野で女性が男性と同等かそれ以上に活躍できるようになりました。
しかし、一方で、まだまだ議論の余地があるのも事実であり、今でも世界中で様々な議論がされている問題です。
そんなこの時期に本作が製作されたのもタイミング的にはバッチリだったのではないでしょうか?
事実、アメリカ始め世界各国で本作は熱狂的に迎えられましたしね!!
日本では全然ですけどね(笑)
まぁ、これは日本人の意識が低いというよりは、宣伝の仕方に問題があったことや、映画に対してそこまで汲み取ろうとせず単なる娯楽として観ている人が多いのが原因なのかなぁと個人的には思います。
映画は娯楽ですから、小難しく観る必要はないんですけどね(笑)
それでも本作は女性の主張を強烈に感じさせる作りにはなっていると思いますけどね・・・。
でも・・・大きな声では言えませんが・・・
若干、これ否定しづらいなぁ~みたいな空気感を感じたり感じなかったり・・・(笑)
個人的に、ちょっともったいないなぁ~と感じたのは、ゼウスやらアレスやらが出てくる神話の下り・・・映画の序盤でダイアナの母ヒッポリタとダイアナの叔母アンティオペが語る神話の話が、クライマックスでアレスが明かす真実を紐解く際に重要な意味を持ってくるのですが、なんか駆け足過ぎて分かりづらい印象なんですよね。
そこちゃんと理解しないと、ワンダーウーマンが悪い奴を倒す旅に出かけるだけの「桃太郎映画」になっちゃうんです(笑)
一応、絵なんかぶち込んで丁寧に説明しようとした感じは伝わってくるんですけどね(笑)
まぁ、じゃあどうしたら良かったのか?と聞かれると、僕にも分からないんですが・・・観衆はいつだって勝手ですから(笑)
なにはともあれ、個人的には絶賛というほどではないにせよ、好印象の映画です。
ワンダーウーマンを演じるガル・ガドットのアクションシーンも違和感なくて安心しましたし!
ヒーローなのに頑張ってアクションしてます感でてたり、ぎこちなかったりしたら嫌だなって思っていたので(笑)
本作は女性を勇気づけるような描写が満載なので、女性の方がより感情移入できる映画だと思います(もちろん男性も問題なく楽しめますが)。
ぜひ多くの女性に観てもらいたい作品です。
そしてラストは、期待感をめちゃくちゃ煽って「ジャスティス・リーグ」に繋げるのはお見事ですね!!
まぁ、「ジャスティス・リーグ」でまたDCユニバースはやらかしちゃうんですけどね・・・傑作作ったり駄作作ったり忙しいシリーズですね(笑)
個人的満足度
ワンダーウーマンをBlu-ray/DVDで観よう!
本作のBlu-ray/DVD情報です。
次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法です。
ワンダーウーマンを動画配信サービス/VODで視聴する方法
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