映画グリーンブックは2018年公開のアメリカ映画です。
本作は様々な方面で大絶賛され、数々の映画賞で賞を受賞、2018年のアカデミー賞では作品賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)を受賞するなど、2018年を代表する1作です。
本作は実話を基に製作された作品です。
では一体どこまでが実話なのか?
気になりますね!
この記事では映画がどこまで実話なのか、実際のトニーとドクター・シャーリーの紹介と共に解説しています。
その他にも、本作が黒人の人たちに受け入れられなかった理由や、あらすじ、ネタバレ解説、世間での評価や僕の個人的な感想、Blu-ray/DVD情報、動画配信サービス/VOD情報など盛りだくさんです。
是非最後まで楽しんでください。
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。
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では、まずは本作がどこまで実話なのか?解説していきます。
レッツ!!ムーヴィン!!!
もくじ
グリーンブックが実話なのはどこまで?
本作は実話を基に製作された映画です。
では、一体どこまでが実話なのでしょうか?
解説していきます。
実際のトニー・ヴァレロンガについて
トニー・ヴァレロンガはもちろん実在の人物です。
本作で描かれているのは、1962年から1963年にかけての出来事で、ピアニストのドクター・シャーリーに雇われてツアーに同行したのは本当の話です。
映画では8週間という設定でしたが、実際の期間は1年半にも及んでいます。
性格などはほぼほぼ映画のままで、最初は差別主義者だったことも本当のようですね。
ドクター・シャーリーとの仕事以前に働いていたナイトクラブでは多くの著名人と知り合ったようで、その中にはフランシス・F・コッポラ監督もいました。
そのことがきっかけで「ゴッドファーザー」にチョイ役で出演・・・その後は俳優となっています。
因みに本作でも重要な役割を果たす、妻のドロレスとは1999年に彼女が亡くなるまで連れ添っています。
実際のドクター・シャーリーについて
ドクター・シャーリーもまた実在の人物です。
1950年代~1960年代にかけてクラシックから影響を受けたジャズピアニストとして成功しています。
自分の音楽で観客の気持ちが動くと信じ、黒人差別が激しい地域でも積極的にツアーで回ったのは映画の通りです。
1962年のツアーの際、トニー・ヴァレロンガを運転手として雇ったことももちろん事実。
性格はトニーとは真逆・・・度々ぶつかり合ってしまいますが、最終的には良き友人となり旅を終えています。
この辺りの映画のアウトラインは実話と大きくかけ離れたものではありません。
ドクター・シャーリーはスタンウェイのピアノしか弾かない?
映画の中のドクター・シャーリーはスタンウェイのピアノに拘って、ツアー先でも必ずスタンウェイのピアノを用意するように要求していますが、これは事実のようです。
因みにスタンウェイとは、ピアノの定番中の定番ブランドであり、コンサートを開くピアニストの10人に9人はスタインウェイを選ぶというほど、人気のピアノです。
ドクター・シャーリーの音楽
実際のドクター・シャーリーはクラシックをやりたかったジャズピアニストといった感じです。
当時のアメリカのオーディエンスは、黒人ピアニストのクラシックコンサートステージを観たがらなかった・・・プロデューサーの助言もあり、黒人らしくポップスやジャズを演奏することになったのです。
こういったこともあり、彼の音楽はジャズでありながらクラシックの影響がみられる独特のものになったのです(しかし、このことがジャズ界で彼があまり有名でない理由と考えられています)。
実際、ドクター・シャーリーは、コンサートでクラシックのピアノを弾いた回数よりもずっと多くのジャズパフォーマンスをナイトクラブで行っています。
映画のラストでナイトクラブでポップスを演奏するドクター・シャーリー・・・黒人文化を毛嫌いしていた彼の中で何かが変わった・・・そんな描写に涙が溢れますね。
ドクター・シャーリーは孤独ではなかった?
本作の中でドクター・シャーリーは家族と疎遠になり、アフリカ系アメリカ人のコミュニティからも疎外された人物として描かれています。
しかし、実際は違ったようですね。
家族とは連絡を取り続けていたようですし、1965年の血の日曜日事件をはじめとしたアフリカ系アメリカ人公民権運動に参加、アフリカ系アメリカ人の演奏家や指導者の友人も多かったようです。
ドクター・シャーリーは同性愛者だったのか?
トニーとのツアー中、ホテルを抜け出したドクター・シャーリーは酔っ払い、挙句、YMCAのプールで裸の男性と共に逮捕されるという騒動を起こしています。
同性愛者を思わせる描写です。
その後のトニーとの会話でも明確な描写はないもののドクター・シャーリーは同性愛者なのだという印象を観ている側に与えています。
では本当に、ドクター・シャーリーは同性愛者だったのでしょうか?
これに関しては正確なところは不明です。
当時の時代性もあってか実際のドクター・シャーリーが自ら同性愛者だとカミングアウトしたことは一度もありません。
また、かつては女性と結婚した経験の持ち主でもありますが、映画でも語られたように離婚・・・その後は、生涯独身を貫いています。
ドクター・シャーリーは本当にフライドチキンを食べたことがなかったのか?
本作の中でも特に印象的なシーンであるトニーが車の中でフライドチキンを豪快に頬張るシーン。
もともとフライドチキンは、白人が捨てる部位を黒人が食べやすいようにからっからに揚げた食べ物・・・つまり奴隷の食べ物です。
黒人らしく振る舞うことを嫌うドクター・シャーリーは、黒人が奏でるポップス同様にフライドチキンにも嫌悪感を抱いています。
ましてや上流階級の育ちであるドクター・シャーリーは、フライドチキンを手で食べるなんて考えられません。
しかし、トニーはそんなことは関係なしに黒人音楽を聴き、フライドチキンを手で頬張る・・・そんな様子を見たドクター・シャーリーもフライドチキンを食べるのです。
何気に奥が深いシーン。
実際のドクター・シャーリーは音楽院や大学を出て教養ある生活の中で育っています。
当時のアメリカ南部特有の黒人社会とは無縁で育ったドクター・シャーリーは黒人文化に馴染みが無かったようです。
このフライドチキンの下りが実際にあったかは不明ですが、本作のテーマを象徴する名シーンですね。
トニーは本当に差別主義者だったのか?
映画の中でのトニーは、差別主義者です。
ドクター・シャーリーとのツアーの中でその考えは変わったように描かれました。
実際はどうなんでしょうか?
トニーの息子であり、本作の脚本も手掛けたニック・ヴァレロンガは、「ツアーに出る前は本当に父親は差別主義者だった」と語っています。
しかしツアー後、ドクター・シャーリーと打ち解けたトニーは心を入れ替えたそう。
それ以来、人は皆同じだという教えを息子たちにも伝えていくようになったそうです。
映画で描かれた差別に対するトニーの心情の変化は本当だったんですね!!
ここが本当で良かった・・・。
トニーは本当に大食いだった?
実際のトニーも本当に大食いでした(笑)
特大のピザをそのまま頬張るシーンが映画の中にありましたが、あれは実際のトニーもやっていたようですよ(笑)
また、ホットドックを大量に食べた後、ピザを食べたりと底なしの胃袋を持っていたようです(笑)
ドロレスに送った手紙は実在するのか?
映画の中でトニーは妻のドロレスに度々手紙を送っています。
また、その手紙はドクター・シャーリーの手助けを借りて書いていました。
ラストのドロレスのセリフ、「素敵な手紙をありがとう」は本当に感動的でしたね。
さて、これは事実なのか?
答えは、イエスです!!
実際の手紙が現在も残っています。
本作の製作の際に参考資料として大活躍したようですよ!!
シャーリーの遺族からは事実無根であるとされた
本作はトニーの息子であるニック・ヴァレロンガが脚本を書き製作しています。
つまり、必然的にトニー側の目線になってしまっていることも事実のようです。
そんなこともあり、本作公開後、ドクター・シャーリーの遺族は事実無根の描写がされていると訴えています。
また、ドクター・シャーリーの弟は「父はトニー・ヴァレロンガを友人とは思っていない」といった発言も・・・。
これが本当なら本作のファンとしては悲しいですね・・・。
しかし、2人の友情は本当のようです。
実は、ドクター・シャーリーはトニーに「僕らの友情は秘密にしてほしい」と言っていたようです。
このことを守ったトニー・・・だからドクター・シャーリーの弟は2人の友情を知らなかったそうです。
さらに、本作と同時期に製作されたドクター・シャーリーのドキュメンタリー番組の中で、ドクター・シャーリー自身がトニーとの友情について語っています。
また、本作は長い製作準備期間がとられています。
その製作準備期間にニック・ヴァレロンガはドクター・シャーリー本人にも取材しているんです。
ですので、トニーとドクター・シャーリーの友情は本当だったようです!!
ファンの方は安心しましたね。
ただ、エピソードに映画的脚色は当然あるでしょうし、歴史的な描写の不正確さなんかも指摘されているのは事実です。
以上が本作がどこまで実話なのかについてでした。
次は本作に対する黒人からの評価が低い理由についてです。
黒人からの評価が低い理由は?
本作の世間での評価は軒並み高評価、数々の賞を受賞し、アカデミー賞でも作品賞、脚本賞および助演男優賞(アリ)を受賞しています。
しかし、黒人の人たちの本作への評価はそれほど高いものではありませんでした。
なぜ黒人の人達は本作に対して良い印象を抱かないのか?
それは、本作が人種差別について完全に白人目線で描かれているからです。
俗にいう、「白人の救世主」映画に捉えられてしまったのです。
「白人の救世主」とは、映画で白人が非白人(多くの場合は黒人)の人々を窮地から救うという定型的な表現のことを言います。また、その救出の過程で白人は自身について何かを学ぶのです。
簡単に言うと、最後は結局白人が非白人を助けてヒーローとなる映画のことです。
これは本作にもバッチリ当てはまる設定ですね・・・。
このことが黒人の人たちから批判を浴びているのです。
差別される黒人(ドクター・シャーリー)を白人(トニー)が助け、「やっぱりさすが白人だね!」と言わせるような映画の内容に黒人の人たちは不快感を示しています。
勿論、黒人の著名人たちからもこういった声は聞かれました。
スパイク・リー監督は、アカデミー賞授賞式で本作が作品賞に決まると、怒りのあまり席を立ってしまったほど。
また、本作と同じ年に作品賞の候補になっていたマーベルの「ブラックパンサー」に主演しているチャドウィック・ボーズマンも、本作が作品賞になった時に「やれやれ」といった表情を浮かべ不快感を現わした人の一人です。
こういった声に対し、本作の監督であるピーター・ファレリー監督は、こう言っています。
「”白人の救世主が…”といった言われをされることは覚悟していました。たしかに、トニー・リップはドクター・シャーリーを俗世の災難から救う。しかし、ドクター・シャーリーもトニー・リップをまともな人間にするため、彼の魂を救うんです。」
つまり、監督の中では覚悟の上だったということです。
そして、それを承知で、そういった声にも反論できるような作りにしたということです。
確かに、「白人の救世主」と言われても仕方ない部分があるのも事実です。
しかし、正反対の2人がお互いから何かを学び、影響し合い、徐々に境界線が溶けるような作りになっているのも、また事実なのです。
個人的にはどちらの言い分も理解できるなぁと感じてしまいます。
人種差別があまり身近でない僕ら日本人には到底理解できない、そんな根深い問題があることも本作を通して感じますね。
以上が本作が黒人からの評価が低い理由でした。
次はあらすじとネタバレ解説です。
あらすじとネタバレ解説
ここからは本作の作品情報やキャスト、あらすじ、そしてストーリーのポイントを解説していきます。
まずは作品情報とキャストからです。
作品情報とキャスト
映画グリーンブックは2018年公開のアメリカ映画です。
日本での公開は翌2019年となっています。
興行収入は3.226億ドルです。
脚本 : ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・ヘインズ・カリー、ピーター・ファレリー
製作 : ジム・バーク、ニック・ヴァレロンガ他
製作総指揮 : ジェフ・スコール他
音楽 : クリス・バワーズ
ドクター・ドナルド・シャーリー : マハーシャラ・アリ
ドロレス・ヴァレロンガ : リンダ・カーデリーニ
他
本作の監督はピーター・ファレリー監督。
あのキャメロン・ディアスの出世作である「メリーに首ったけ」を監督した人ですね!!
他にもジム・キャリー主演の「ふたりの男とひとりの女」、ドリュー・バリモア主演の「2番目のキス」などどちらかというとコメディに定評がある監督です。
本作もコメディタッチのロードムービーになっていますので、そこは納得ですね!
注目は脚本に名を連ねるニック・ヴァレロンガです!
ニック・ヴァレロンガは本作の主人公であるトニーの息子です!!
つまり、自分のお父さんの物語を映画化したんですね!
キャストの方は、トニー・“リップ”・ヴァレロンガ役にヴィゴ・モーテンセン。
ヴィゴ・モーテンセンといえば、「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役で有名ですね!!
演技力には定評があり、本作でもアカデミー賞主演男優賞にノミネートされています。
そしてドクター・ドナルド・シャーリー役にマハーシャラ・アリ!!
今、最も注目を集める俳優と言ってもいいマハーシャラ・アリですが、本作で完全ブレイクとなったことでしょう!!
2016年「ムーンライト」のアカデミー助演男優賞受賞に続き、本作でも同賞を受賞しましたしね!
顔も印象的でスター性抜群だと個人的には思っています。
あのアベンジャーズシリーズで有名なマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「ブレイド」で主演することも決まり、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いですね!!
今後がますます楽しみです!!
それからトニーの奥さんドロレス役のリンダ・カーデリーニ!
リンダ・カーデリーニといえば、アベンジャーズのホークアイの奥さんとしてお馴染みです。
他にも死霊館シリーズの「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」でも主演していますね!
基本的に本作は主役2人の独壇場ですが、ラストシーンのドロレスのセリフで涙腺崩壊した人も多いのではないでしょうか?
本作でも重要な役どころを見事な存在感で演じていました!!
以上が作品情報とキャストでした。
次はあらすじです。
あらすじ
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。
公式サイトより引用 : https://gaga.ne.jp/greenbook/about.html
次は本作をポイントごとに解説していきます。
ここがポイント!!ネタバレ解説
ここでは本作をポイントごとに解説していきます。
グリーンブックとは?
本作のタイトルになっている「グリーンブック」。
グリーンブックとは、ヴィクター・H・グリーンによって書かれたアフリカ系アメリカ人旅行者のためのガイドブック「黒人ドライバーのためのグリーン・ブック」のことで、それにちなんで映画のタイトルとなっています。
映画の中でもトニーがグリーンブックを頼りに旅をしています。
グリーンブックには黒人が利用可能な施設や地域情報が載っています。
この時代の黒人は、宿泊施設やガソリンスタンド、自動車整備工場でサービスを受けられないといった差別を当たり前のように受けていたのです。
ロードムービー
本作は一言で言えばロードムービーです。
トニーとドクター・シャーリーが共にツアーをし、そのいく先々で起こる様々な出来事が物語のメインです。
共に過ごす日々を重ねることでお互いがお互いに影響を与えあい、人として変わり、2人の間には絆めいたものが生まれていきます。
始めは正反対のふたりだったからこそ、そこにドラマが生まれたのかもしれません。
ストーリー的に難解な部分は皆無ですが、2人が生み出すドラマはそれだけで秀逸なストーリーとなっています。
数々の名作があるロードムービーですが、本作も間違いなくロードムービーの傑作として語り継がれていくでしょう。
感動のラストシーン
長い旅を終えたトニーとドクター・シャーリーはそれぞれの帰路に尽きます。
トニーは自宅にドクター・シャーリーを招こうとしますが、断るドクター・シャーリー・・・一度は自宅に戻るドクター・シャーリーでしたが、やがて思い直し、シャンパンを片手に再びトニーの自宅を訪ねます。
驚くトニーでしたが、快くドクター・シャーリーを自宅に招き入れるのです。
ツアーに行く前は差別主義者だったトニーですが、長い旅の中でドクター・シャーリーと友人になったのです。
とても感動的です。
さらに、トニーの妻であるドロレスがドクター・シャーリーに「素敵な手紙をありがとう」と言ってハグをして物語は幕を閉じます。
ツアー中トニーがドクター・シャーリーの力を借りてドロレス宛に送っていた何通もの手紙・・・ドロレスはドクター・シャーリーが手を貸していることに気付いていたんですね!!
もともとドロレスは差別的な感情はない人です。
だからこそ尚更、手紙を通して夫の成長を肌で感じていたのかもしれません。
この時の手紙はトニーとドクター・シャーリーの友情と絆の証でもあります。
「素敵な手紙をありがとう」
このセリフには言葉以上の重みを感じます。
素晴らしいセリフであると共に、最高のラストシーンでした。
因みに、この時の手紙は現在でも残っているそうですよ!!
以上がポイント解説でした。
次は評価と僕の個人的な感想です。
評価と感想
ここからは本作の評価や個人的な感想を書いていきます。
まずは世間での評価から。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中4.4点(Yahoo!映画)とかなりの高評価。
もうほとんど高評価しか見当たらないほどです。
実際の声はこんな感じ。
『グリーンブック』久々にこんなにも心に効く映画に出会った。この映画は、ただ人種差別を描いた作品ではない。誰もが生きていく中でそれぞれの傷みがありコンプレックスがある。傷ついた誰かの"HOPE"となる優しさに包まれた物語であり、人と人が尊重しあうことの大切さを描いた素晴らしい作品だった。 pic.twitter.com/PuoUlnQc2i
— 加藤るみ (@kato_rumi0309) 2019年3月14日
映画『グリーンブック』めちゃめちゃ良かった!最近のアカデミー賞・作品賞は観る人を選ぶようなクセの強い映画が多かったけど、これは万人が共感できるハートウォーミングな傑作だと思う。笑って笑って、グッと来て。観終わった後の心地良さといい、何もかも素晴らしい。絶対的オススメ。
— 片岡K (@kataoka_k) 2019年3月7日
あ。思い出した。昨日 #ラブサタ で、あるリスナーさんにG.W.に映画見たいんだけど愛ちゃんのオススメは?って言われて、ヴェノムとか祈りの幕が下りる時とか色々答えたけど、グリーンブック忘れてた!今年見た中では私のベスト1はグリーンブック!ぜひ😉
— 池辺愛 (@AiIkebe) 2019年4月21日
グリーンブック最高だった
— ほんでぃー (@takagoahegd) 2019年10月19日
もし、今、つまらないな、辛いな、おもしろくないなと感じているなら、映画「グリーンブック」を観ることをオススメする。2時間10分後には心が温かくなり、勇気が湧いていることだろう。
— シン (@shinshinesun) 2019年3月28日
週末映画鑑賞『グリーンブック』これは名画。
1960年代のアメリカで黒人の天才ピアニストが差別意識の高い南部へツアーに出る。その旅を通じて淡々と人種差別を描く物語。
白人から差別され黒人社会でも居場所のないトニーがオレンジバードで演奏する場面が胸を打つ。こういう映画がすごく好きです。 pic.twitter.com/C7k9dYb6Qe— かとうさやか@二子玉読書会 (@nigaoe_sayaka) 2019年10月19日
この前に観たのがビールストリートの恋人たちだったからか。比べてしまったからか。グリーンブックをとてもつまらない映画だと思ってしまった。
映画として特に驚くようなシーンもなかったし、感動してくださいってシーンでそんな感じの音楽は流れるし。
なんだったんだろうね。。#グリーンブック— 山室健人 (@kent6is9DEAD) 2019年3月2日
基本的には多くの方が大絶賛していますね。
次は僕の個人的な感想です。
個人的感想
ここからは僕の個人的な感想を書いていきます。
いやぁ~面白かった!!
もう単純にこれに尽きます。
やはりエンタメはこの「単純に面白い」を感じた時が最高ですね。
勿論、人の感性はそれぞれなので本作を面白くないと思う人もいると思いますが・・・僕個人としては最高の映画の部類ですね!
正反対のトニーとドクター・シャーリーが徐々に距離を縮めていく様をロードムービーで見せる・・・しかも笑いあり感動ありで分かりやすく描いています。
勿論、作品の背景にはアメリカが抱える人種差別の問題があるのは分かります・・・しかし、人種差別があまり身近でない日本人にとってはこういった作品をきっかけにして差別について考える機会を与えてくれるのではないでしょうか?
作品として単純に面白いだけではなく、人として大切なことについて考えるきっかけも与えてくれるんです!!
だから、本当にエンタメとしては最高なんです。
個人的には「最強のふたり」をなんとなく思い出すような内容です。
「最強のふたり」は障害者と黒人が主人公で、これまた正反対の2人が絆を築いていく映画でした。
要は、白人とか黒人とか障害者とか関係なく、相手を1人の人間として見たときに本当の関係が築かれるのです。
本作のラスト、旅を終えたトニーとドクター・シャーリーは、固い絆で結ばれ、ツアー出発前には考えられなかったような変貌をお互いが遂げています。
お互いが変わったのです。
だからこそめちゃくちゃ感動するんです。
1度は自宅に帰ったドクター・シャーリーがやはり思い直してトニーの自宅へ行く・・・そして驚きながらも快く招き入れるトニー。
お互いが自分の殻を破った瞬間に涙が止まりません。
本作は「白人の救世主」映画と批判されたりもしています。
確かに、同時期に公開された「ビール・ストリートの恋人たち」のような救われない黒人社会を見せられると、本作での差別の描き方はなまぬるいのかもしれませんし、結局白人目線の映画と言われるのも理解はできます。
でもね・・・僕はこの映画めちゃくちゃ好きです。
それから、ラストのトニーの妻ドロレスの「素敵な手紙をありがとう」です!!
この言葉で全てが一つになったようで・・・本当に素敵なラストです。
また、ロードムービーですので、2人への感情移入も容易にできたこともラストでのこの感動の要因になりました!!
2人の旅がとにかく面白かった!!
いつまでも観ていたい・・・終わってほしくない・・・本当にそんな気持ちになりました。
旅は必ず終わるものですが、死別とは違う、あの名残惜しい感じの別れもやはりいいですね!!
この関係をこれからも大切にしていきたい・・・そんなお互いの温かい気持ちが見えて感動します。
号泣とは違う温かな感動です。
ほんと、いい映画だなぁ~。
大満足の1本です。
個人的満足度
次はBlu-ray/DVD情報です。
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次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法です。
次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法です。
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