映画タイムマシンは隠れた名作!あらすじとネタバレ解説!原作は?

映画「タイムマシン」は2002年のアメリカ映画です。

 

1959年のSF映画「タイム・マシン 80万年後の世界へ」のリメイク作品です。

原作はH.G.ウェルズ の『タイム・マシン』という小説で、今から100年以上も前の1895年の作品です。

 

主演は ガイ・ピアース!!

 

最近は主演作が減ってきてしまったガイ・ピアースですが、本作では大活躍!!

嬉しいですね!!

 

内容の方も秀逸で、人生における大切なことをメッセージとして伝えている感動作になっていると思います。

そして、ラストシーンが本当に素晴らしいと個人的には思います。

冒頭で張った伏線を見事に回収して幕を閉じるという構成に深い余韻が残ります。

 

この記事ではあらすじやネタバレはもちろん、原作についても触れています。

また、僕の個人的な感想もしっかり書いていますので、是非読んでくださいね!!

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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では早速ネタバレ解説いってみましょう!

レッツ!!ムーヴィン!!!

映画タイムマシンは隠れた名作!あらすじとネタバレ解説!

作品情報とキャスト

映画タイムマシンは2002年のアメリカ映画です。

1959年のSF映画「タイム・マシン 80万年後の世界へ」のリメイク作品です。

興行収入は1.237億ドルとなっています。

 

スタッフ
監督 : サイモン・ウェルズ、ゴア・ヴァービンスキー
脚本 : ジョン・ローガン
原作 : H.G.ウェルズ 『タイム・マシン』、デヴィッド・ダンカン 『タイム・マシン 80万年後の世界へ』
キャスト(役名 : 俳優)
アレクサンダー・ハーデゲン : ガイ・ピアース
エマ : シエンナ・ギロリー
ウォチット夫人 : フィリーダ・ロウ
デイビッド・フィルビー博士 : マーク・アディ
ボックス : オーランド・ジョーンズ
マーラ : サマンサ・マンバ
ケイレン : オメーロ・マンバ
ウーバー・モーロック : ジェレミー・アイアンズ

 

本作の監督はサイモン・ウェルズですが、撮影中に体調を崩し続行不可能になった為、ゴア・ヴァービンスキーが引き継ぐ形で完成しています。

引き継いだゴア・ヴァービンスキーは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの1作目~3作目までの監督として有名です。

 

そして主演にはガイ・ピアース!!

ガイ・ピアースと言えば「L.A.コンフィデンシャル」「メメント」が有名ですね!!

僕はどちらも大好きな映画です!!

近年、主演作が減ってしまっているのが残念ですが、「ハートロッカー」「英国王のスピーチ」などのアカデミー賞作品に出演するなど、話題作でちょくちょく顔を見かけます。

本作では主演ですので、ガイ・ピアースがたっぷり堪能できるのが嬉しいですね!

 

では、早速あらすじです。

あらすじとネタバレ解説

1890年代のニューヨーク。

大学教授のアレクサンダーはスケート場で恋人のエマにプロポーズします。

ところがその直後、強盗に襲われた2人。

そして、エマはアレクサンダーの目の前で強盗に殺されてしまうのでした。

エマの死を受け入れることができないアレクサンダーは、タイムトラベルによってその運命を変えようとします。

アレクサンダーは、タイムマシンを作るべく4年間研究に没頭・・・そしてついにタイムマシンの発明に成功するのでした・・・。

早速、完成したタイムマシンでエマの殺された日にタイムスリップするアレクサンダー。

エマにとってはいつものアレクサンダーですが、アレクサンダーにとってはやっと再会できた最愛の人です。

感情を爆発させるアレクサンダー。

そして、あの日エマが殺されたスケート場を避け、エマを急いで街中に連れ出します。

しかし、アレクサンダーがエマに花を買っているうちに、彼女は馬車に轢かれてしまいます。

またしてもエマは死んでしまうのです・・・。

アレクサンダーは過去は変えられないと気付きます。

そして、エマを救う方法は未来にあるのではないかと考え、未来に向けてタイムスリップするのでした・・・。

エマを救う方法を未来に求めたアレクサンダーは、2030年のニューヨークに降り立ちます。

この2030年の世界・・・人類は、月面を爆破することで土地を開拓し、まさに月への移住を実現させようとしているところでした。

アレクサンダーはニューヨーク公共図書館に立ち寄り、A.I.(人工知能)のボックスと出会います。

アレクサンダーはボックスにタイムトラベルについて質問します。

しかし彼から返ってきた答えは「タイムトラベルは不可能」という答えでした・・・この時代にも答えがないと知ったアレクサンダー。

こうしてアレクサンダーは更なる未来を目指すのでした・・・。

更なる未来を目指してタイムマシンを起動したアレクサンダーでしたが、2037年まで進んだ時に周りの様子が一変します。

月面爆破で月が崩壊、地球に隕石が降り注いでいたのでした。

アレクサンダーは降り注ぐ隕石の1つに当たり、気を失ってしまいます。

アレクサンダーが気を失っている間もタイムマシンは未来へ進み続けます・・・。

アレクサンダーが再び目を覚ますと、そこは80万年後の未来でした。

80万年後の未来・・・そこはアレクサンダーの暮らしていたようなかつての文明はなく、エロイ族と言う原始的な種族が木の上を住み家に暮らしている世界でした。

英語はすでに過去の言葉となっていて、エロイ族で唯一英語が話せるのは教師のマーラのみです。

アレクサンダーはマーラとその弟カレンが住む家にお世話になることとなります。

エロイ族に老人がいないのを不思議に思うアレクサンダー・・・しかし、これには理由がありました。

エロイ族たちは、地下に住むもう1つの種族であるモーロック族に食料として捕食されていたのでした。

ある日、モーロック族の襲撃に遭い、マーラがさらわれてしまいます。

アレクサンダーはマーラを助けようとエロイ族に提案するものの、彼らには戦う意思すらありません。

仕方なくアレクサンダーは、1人でモーロック族の住む地下帝国へと向かいます。

しかし、アレクサンダーはモーロック族に捕えられてしまうのでした・・・。

アレクサンダーは、モーロック族の支配者ウーバーの元へと連行されます。

ウーバーはとても優れた知能を持ち、モーロック族とエロイ族の思考をコントロールしていました。

ウーバーはアレクサンダーに過去を変えることはできないことを告げます。

そしてタイムマシンを返し、元いた時代に戻るようにと勧めるのです。

更にウーバーは、「恋人が死んだから、君はタイムマシンを作った。恋人が死ぬ運命が変われば、君は過去に戻ることはなく彼女を助けられない」とアレクサンダーに諭します。

アレクサンダーは、過去を変えることは不可能だという事実を突き付けられてしまうのです。

エマを救えない・・・過去は変えられないという悲しみと絶望を胸に、アレクサンダーは元の時代へと戻るべく再びタイムマシンに乗り込みます。

しかし、アレクサンダーはウーバーやモーロック族からエロイ族を守ることにします。

アレクサンダーとウーバーは、始動したタイムマシンの中で格闘になります。

アレクサンダーは、ウーバーをタイムマシンから落とし、時間の間へ追いやることに成功します。

ウーバーを倒した時、タイムマシンがたどり着いたのは6億3542万7810年という途方もない未来でした。

アレクサンダーはこの途方もない未来で、悪が支配した暗い世界を見ます。

アレクサンダーはここで決意します。

過去は変えられなくても未来は変えられると・・・。

アレクサンダーは80万年後の世界に戻りマーラを救出、タイムマシンを爆破させてモーロック族を壊滅させるのでした。

タイムマシンを失ったアレクサンダーは元の時代に戻れなくなりました。

アレクサンダーはこの80万年後の世界でマーラと共に暮らしていくことを決意するのでした。

後日、アレクサンダーはマーラを1899年に自分の家があった場所に案内します。

そして、アレクサンダーが元いた時代、1899年のニューヨーク、アレクサンダーの家・・・突然行方不明になったアレクサンダーの気配を、友人フィルビーが感じ取っていました。

そしてこう悟るのです。

アレクサンダーはきっとどこか別の時代で幸せになる場所を見つけたのだと・・・。

 

以上があらすじです。

次は原作についてです。



原作について

本作の原作はH.G.ウェルズの小説『タイム・マシン』です。

1895年に発表された作品ですので、100年以上前の作品ということになります。

 

因みに、本作の監督のサイモン・ウェルズは、このH.G.ウェルズの孫の子供なんですよ~!!

 

また、この小説の映画化は本作で2回目で、1回目は1960年に「タイム・マシン80万年後の世界へ」として製作されています。

僕は原作は未読なので比較はできませんが、どちらの映画も原作から大きな脚色がなされ、よりエンタメ性を強めた内容になっているようです。

本作は「タイム・マシン80万年後の世界へ」をさらにリメイクした内容になっています。

 

次はちょっとしたトリビアをご紹介します。

トリビア

ここで有名なトリビアをご紹介します。

 

映画のラストで家政婦のおばさんが電気を消すシーンがありますが、この時後ろにかかっている写真は原作者のH.G.ウェルズ本人の写真です。

 

見逃した人はもう一度確認してみて下さいね!

 

次は評価と個人的な感想です。



評価と感想

本作の世間での評判は5点満点中2.9点(Yahoo!映画)となっています。

普通といった意見が目立つ中、後半のハチャメチャ展開に不満を感じる人も一定数いるようですね。

さて、ここからは個人的な感想を書いていきますね!!

 

僕は個人的にタイムトラベル物は大好きなので、本作も好きな映画です。

もちろん、バック・トゥ・ザ・フューチャーを超えるタイムトラベル映画は後にも先にも無いとは思いますが・・・この作品はこの作品で好きです。

 

まず僕が感じたのは、この映画は人が生きる上で大切なことを教えてくれる映画だということ。

後半、ウーバーのセリフがこの映画の全てだと思います。

そのセリフはこうです。

 

「タイムマシーンは誰もが持っている。過去へは記憶が、未来へは希望が連れて行ってくれる」

 

本当に素晴らしいセリフです。

タイムマシーンにもしっかりかけて、大切な考え方を教えてくれています。

つまり、この映画は過去は変えられないが、未来は変えられるという本当に大切なメッセージを伝えているんです。

過去から学び、未来に繋げていく・・・

本当に素晴らしいです。

 

そして、個人的にはラストシーンの秀逸さも気に入っています。

エマの死を受け入れ新たに幸せになれる場所を見つけたアレクサンダーも良いのですが、僕が好きなのはその後です。

本当にラストのラストで、デイビッド・フィルビー博士は帽子を投げてこの映画は幕を閉じます。

アレクサンダーは映画の冒頭で、皆同じような山高帽をかぶり右へならえの生活をしていることに警鐘を鳴らしています。

更に学生たちにはそうなってほしくないと言っています。

しかしデイビッド・フィルビー博士は典型的な現実主義者でこの意見には反対です。

つまり、夢や希望、無限の可能性を信じるアレクサンダーと、現実主義で変わることに抵抗のある保守的なデイビッド・フィルビー博士の対比を冒頭で見せているのです。

それが最後の最後で、デイビッド・フィルビー博士は帽子を投げ捨てるのです。

アレクサンダーの気持ちが伝わったか、単純に敬意を表したのかはわかりませんが・・・人類がこれからより自由な発想になっていくことを予感させるような本当に感動的なラストシーンです。

自由な発想で未来を切り開いていく・・・決められたレールではなく、未来は変えていけるんだというこの映画のメッセージがここでもしっかり表されていると思います・・・本当に名シーンです。

 

また、酷評が多い後半の展開ですが、僕は個人的には結構好きです。

映画では触れられていませんが、エロイ族とモーロック族は人間の資本階級と労働階級が究極に進んだ形を表現しているそうです。

資本階級は究極ともなると怠けてしまい戦う意思すらなくしてしまう・・・しかし、ラストシーンではボックスと共に学んでいるシーンが挿入されています。

学ぶことの大切さもこの映画では教えているんではないでしょうか?

まぁ、労働階級をぶちのめしてしまうのはどうかと思いますが・・・(笑)

 

それから、基本的には冒険アドベンチャー的な作りで単純にワクワクもしますね!

このワクワク感は本当に映画の醍醐味だと僕は思うんです。

スピルバーグなんかがこのワクワク感を出すのが上手いですよね!!

「未知との遭遇」「E.T.」ジュラシックパークシリーズインディジョーンズシリーズなど本当にワクワクが止まりませんよね?

この映画もそういったワクワク感を僕は感じます。

 

僕はタイムパラドックスとか難しいことはよくわからないんですが・・・「エマが死なないとタイムマシンを作れない・・・だから過去は変えられない」といったセリフがあるのですが・・・これにはちょっと「?」ですね。

エマが死んだうえで成り立っているタイムマシン・・・だから過去は絶対に変えられない。

どうやってもエマは救えないという設定は理解できますが、これはやはりちょっとモヤっとします(笑)

もうすべてのことが決まっているかのような設定なので、未来は変えられるという本作の大切なメッセージがなんとなくぼやけるようなぼやけないような・・・。

タイムトラベルものを深く考えるとなかなか難しいですね(笑)

 

色々思うところもありますが、やはり僕も夢や希望を持って生きていきたいと改めて思いました。

個人的には隠れた名作だと思います。

それなりにヒットした映画なので、隠れてるかは分かりませんが・・・これを「名作です!!」と言うには多少抵抗があるので(笑)

でも観て損はない映画だとは思います!!

 

個人的満足度

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

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本作はDVDのみでの発売となっています。

かなりお安く購入できますのでお得です!

 

次はタイムマシンを動画配信サービス/VODで視聴する方法をご紹介します。

タイムマシンを動画配信サービス/VODで視聴する方法

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