映画「君の名は。」は、2016年公開の日本のアニメ映画です。
監督は新海誠監督。
250億円を超えるメガヒットになり社会現象となった本作ですので、劇場に足を運んで観たという方も多いのではないでしょうか?
素晴らしいといった声、名作といった声、普通といった声、中二病といった声・・・大ヒット作だけあり本当に様々な感想があります。
皆さんはどうでしたか?
本作はタイムトラベル物ですので、若干の分かり辛さを感じた人もいたようですね。
この記事では、あらすじは勿論、ちゃんと知っていたらもっと楽しめるポイントなどを解説しています。
他にも、みつはと瀧のその後についてや本作の矛盾点・疑問点などの解説、本作とは切っても切れないRADWIMPSの楽曲についても書いています。
で、いきなりなんですが・・・実は僕、本作はあんまり好きじゃないんですよ。
もちろん、それには理由があるんです。
その辺りのことは個人的感想に書かせていただきましたので是非読んでいただけたらと思います。
批判的なことも多少書いていますが、ファンの人怒らないでください・・・そんな意見もあるんだなぁくらいで楽しんでいただけたらと思います(笑)
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをオススメします。
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※配信情報は2019年7月現在のものです。
では、早速ネタバレ解説からいってみます!!
レッツ!ムーヴィン!!!
もくじ
君の名はのあらすじとネタバレ解説
ここでは本作のあらすじをネタバレで解説していきます。
まずは作品情報とキャストからご紹介。
作品情報とキャスト
映画「君の名は。」は、2016年公開の日本のアニメ映画です。
興行収入は国内250.3億円となっています。
脚本 : 新海誠
原作 : 新海誠
製作 : 川村元気、武井克弘、伊藤耕一郎
製作総指揮 : 古澤佳寛
音楽 : RADWIMPS
宮水 三葉 : 上白石萌音
宮水 四葉 : 谷花音
勅使河原 克彦 : 成田凌
名取 早耶香 : 悠木碧
奥寺 ミキ : 長澤まさみ
宮水 一葉 : 市原悦子
他
本作の監督・原作・脚本は新海誠監督。
もともと注目を集めていた新海誠監督でしたが、本作をもって大ブレイクしました。今やその存在を知らない人はいないであろうレベルですね。
そして本作とは切っても切れないのが音楽と主題歌を担当したRADWIMPSです。
こちらももともと人気バンドでしたが、本作のヒットでお茶の間レベルへと浸透していきました。
公開当時、友人が、「60手前の母の車でRADWIMPSが流れる日が来るなんて・・・」と言っていたのが印象的でした(笑)
因みにRADWIMPSは、新海監督の次作「天気の子」にも音楽担当として引き続き参加しています。
個人的に名前を挙げたいのは製作に名を連ねる川村元気さん。
近年では「SUNNY 強い気持ち・強い愛」のプロデュースや「億男」の原作など手掛けたヒットメイカーですね!!
声優陣で注目は上白石萌音さんでしょう!本作のヒットで一躍注目を集める存在になりました。
本作をきっかけに新海監督、RADWIMPS、上白石萌音さんらと出会った人も多いと思います。
国内興行収入250.3億円・・・これは国内歴代興行収入4位というもの凄い記録です。
その影響ははかり知れませんね!!
次はあらすじです。
あらすじ
1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる。
映画.comより引用 : https://eiga.com/movie/83796/
次はストーリーのポイントとなる点を解説していきます。
ここがポイント!!
ここでは本作のポイントを解説していきます。
みつはと瀧の入れ替わり
本作のストーリーで重要な意味を持つみつはと瀧の入れ替わり。
初めは戸惑う2人ですが、次第に入れ替わりに気付きお互いの存在を感じ、そして惹かれあっていくのです。
しかし、2人は3年という時間を超えて入れ替わっていることが判明します。
みつはが暮らしているのは瀧の時代の3年前・・・しかもみつはが暮らしている村はティアマト彗星の墜落で消滅し、みつはも死んでしまうのでした。
それに気付いた瀧・・・なんとかみつはと村を救いたい・・・。
入れ替わりというかタイムトラベル的な要素の方が強いかもしれませんね。
時空を超えたストーリーは感動すると相場が決まっています。←持論(笑)
単に入れ替わるだけでなく時空を超えて入れ替わる点が本作の魅力だと思います。
ティアマト彗星
みつはの住む村に墜落するティアマト彗星。
1200年に1回という周期でやってくるこのティアマト彗星も物語の重要なキーワードです。
みつはの世界ではまさにこれから落ちてくる彗星・・・瀧の世界では3年前に既に墜落した彗星です。
物語の後半、瀧が宮水神社のご神体を訪れるシーンでティアマト彗星の絵を発見しています。
実はこれ、1200年前に糸守湖が作られたティアマト彗星墜落時の様子。
およそ1200年周期で同じところに落下する彗星の存在を、宮水家の先祖たちが子孫たちに伝えるべく残したもだったのです。
男女が入れ替わるという現象を代々体験してきたという宮水家の女性たち・・・この特異体質はこの彗星落下を防ぐためにあったのです。
組紐と口噛み酒
入れ替わりに必要な超重要アイテムの組紐と口噛み酒。
神様の力で結び付けられる物や現象の全てを「ムスビ」と呼びます。
物語の中でおばあちゃんの一葉はこう言っています。
「寄り集まって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って途切れ、また繋がり。それがムスビ。それが時間。」
つまりムスビとは神の力によって時空を超えて時間や物事を結びつけることだと言っているのです。
そのムスビの精神の象徴が組紐と口噛み酒です。
それぞれ解説していきます。
まずは組紐。
組紐はムスビを具現化するトリガーのような役割を果たしています。
要はお互いが同じ組紐を持っていないと入れ替われないのです。
ティアマト彗星が墜落する前日、みつはは東京に行き、まだ中学生だった瀧に組紐を渡しています(冒頭の描写はその時のことを描いています)。
この時から瀧は組紐をミサンガのようにして腕につけています。
よってこの出来事以前のみつはとこの出来事以降の瀧が入れ替わっていたのです。
つまりこの出来事の後のみつは組紐を持っていないので、入れ替われなくなってしまったというわけです。
そして口噛み酒です。
組紐同様にムスビを具現化するトリガーになっています。
入れ替われなくなってしまった瀧は、口噛み酒を飲むことによって再び入れ替わることに成功したのです。
片割れ時
物語で更に重要なキーワードになるのが「片割れ時」です。
物語の中でおばあちゃんの一葉はこう言っています。
「片割れ時とは、黄昏時という言葉の方言、そして輪郭がぼやける時間帯であり、人ならざる者に出会う時間だ」と。
つまり、ムスビの最終形態とも言える状態。
「片割れ時」になるとこの世とあの世、時間の区別さえ曖昧になり、みつはと瀧は互いの姿が見えるようになるというわけです。
「寄り集まって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って途切れ、また繋がり。それがムスビ。それが時間。」
まさにそういうことです。
まぁ、瀧が入れ替わったみつははその時代ではまだ生きているので、この世とあの世というよりは時空を超えて2人は出会ったという感じですね。
入れ替わって3年後の様子を目の当たりにすることによってみつはは「あの時死んだんだ」と理解するということです。
感動のラスト
「片割れ時」に瀧と出会うことによって全てを理解したみつははティアマト彗星から町民を救うことに成功します。
また、自身も死ぬ運命を逃れ生き延びることができました。
しかし、みつはと瀧は入れ替わった時の記憶が曖昧になり互いの名前を忘れてしまいます。
しかし、確かに存在したお互いのことをみつはと瀧は忘れることはありませんでした。
ずっと誰かを探しているような気がする・・・。
そんなことを感じながら5年が過ぎたある日、瀧は乗り込んだ電車の窓から一人の女性を見つけます。
女性の方もハッと気づいたようです。
こうして運命に導かれたように2人は再会するのです。
お互いの名前は知りません・・・入れ替わった時の記憶もなく初対面の感覚に等しい2人・・・お互いに「君の名は?」といって映画は幕を閉じます。
素晴らしいラストシーンですね。
以上がポイント解説でした。
みつはと瀧のその後は?
映画はみつはと瀧が再会するところで幕を閉じます。
この後2人がどうなったかは映画では描かれませんでした。
どうなったのでしょう?気になる方も多いと思います。
結論から言うと、明確な答えはありません。
新海監督も「観客の皆さんに委ねる」としています。
個人的にはドラマティックな出会い程長く続かないと思っていますので・・・2人は1年くらい付き合って別れたと思います・・・なんて言うとファンの人に怒られますね(笑)
色々想像してみるのも楽しいかもしれませんね。
次は疑問点や矛盾点についてです。
疑問点や矛盾点を解説
ここでは本作の疑問点や矛盾点について解説します。
本作は矛盾や疑問点がめちゃくちゃ沢山あります(笑)
いくつかご紹介。
3年の時間差に何故気付かない?
みつはと瀧の時代は3年のズレがありますが、かなり終盤まで2人はこれに気付きません。
正直、あれだけ入れ替わって普通に暮らしておいてそれはないだろうと思います(笑)
普通は初日で気付きますね。
これについては、完全にツッコんじゃいけない部分ですね(笑)
観客に対してはみつはのスマホの機種が古かったり等々伏線は張られていました。皆さんはどこで気付きましたか?
山火事と言われてもまったく動かなかった町民が避難訓練だと言われると全員が避難するという・・・
この非難の仕方をもう少しひねって欲しかったですね。
とりあえず電話だろ!!
入れ替わりがわかったみつはと瀧・・・何故かメモ帳で意思疎通(笑)
そこはソッコーで電話だろ(笑)
入れ替わりの時の記憶は曖昧になるんじゃ??
入れ替わった時の記憶は名前もすぐ忘れるほどソッコーで曖昧になります。
ところが、瀧の休日デートが気になるとかで東京に行くみつは・・・。
うーん・・・どうなんでしょう(笑)
新宿駅に京浜東北線の車両が・・・
新宿駅に京浜東北線の車両が入ることはないと思いますが、なんと映画では新宿駅に京浜東北線の車両が・・・。
見つけた人細かいね(笑)
みつははどうやって父親を説得した?
クライマックスでみつはは町長である父親を説得して協力してもらい町民を非難させています。
でも、これどうやって説得したのでしょう?
直前であんなに断られているのに(最初の説得時はみつはの格好をした瀧ですが)・・・。
映画では説得シーンを端折っていたので「え?説得できたんだ・・・」となりますね。
結論としては、一葉と四葉の説得、そしてそれを最終的にはみつはが後押しし父は気持ちが変わったのです。父の生い立ちも大いに影響しています。
その辺は小説「君の名は Another Side: Earthbound」に詳しく描写されていますので、気になる方は読んでみて下さい。
この辺描くと映画の尺がかなり長くなりますからね・・・思い切ってバッサリいったんでしょう(笑)
以上が疑問点や矛盾点です。
基本的にタイムトラベル物に矛盾点が出てくるのは仕方がないことです。
ただ、本作は凡ミスも多いですね(笑)
海外の映画やディズニーなんかは複数の脚本チームで矛盾点を徹底的に洗いだすそうです・・・1人で脚本を仕上げるとまぁ全てに目はいかないのかもしれませんね。
次は主題歌を担当したRADWIMPSについてです。
主題歌や劇中歌でRADWIMPSが大ブレイク
本作はRADWIMPSの楽曲が全編にわたって使用され、映画と共にこちらも大ヒットしました。
RADWIMPSは制作初期からこの映画に携わり、映画用に主題歌4曲を含む計26曲を制作しています。
なかでも「前前前世」と「なんでもないや」は空前のヒットになりました。
RADWIMPSはこのヒットを受けて、Mステにて地上波初登場を果たし、「第67回NHK紅白歌合戦」に「前前前世」で初出場しています。
まさにお茶の間レベルで浸透しました。
実は「前前前世」、「なんでもないや」、「Sparkle 」は英語バージョンもあるんです!!
なんか英語の方が自然な気がしますね。個人的にはこちらの方が好きです。
次は注目を集めた声優陣についてです。
注目を集めた声優たち
本作のヒットで声優陣への注目も高まりました。
中でもヒロイン・宮水三葉の声を演じた上白石萌音さんの注目度は一気に上がりました。
上白石萌音さんは主題歌の1つである「なんでもないや」をカバーし、歌番組にも出演、この曲が入ったアルバムも発売しています。
他にも 神木隆之介さん、 成田凌さん、長澤まさみさんなどなど超豪華キャストです。
次は興行収入についてです。
記録的な興行収入
本作の興行収入は250.3億円と大ヒット!!
これは、国内歴代興行収入4位の成績。
因みにトップ3は、千と千尋、タイタニック、アナ雪です。
余談ですが、2019年にあれだけ話題になったアベンジャーズ/エンドゲームは国内では60億円程度で国内歴代興行収入トップ100にも入っていません。
250億円がいかにヒットしたかが分かりますね。
これはもう社会現象と言っていいレベルですね。
普段映画を観ない人も映画館に足を運んだことでしょう。
次はハリウッドリメイクについてです。
ハリウッドリメイク
本作はハリウッドでのリメイク版の製作が決定しています。
プロデューサーに「スターウォーズ/フォースの覚醒」で有名なJ・J・エイブラムス。
監督は「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのマーク・ウェブが決定しています。
気になるストーリーの方は、農村地域に住む若いネイティヴ・アメリカンの女性と、シカゴに住む若い男性が、魔法により身体が断続的に入れ替わることに気づき・・・といった内容になるそうです。
更に災害から守るために出会いの旅に出る物語だとか。
なんとなく大コケしそうな雰囲気もありますね(笑)
公開は現時点では未定です。楽しみに待ちましょう。
評価と感想
ここでは世間での評価や個人的な感想を書いていきます。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中4.1点(Yahoo!映画)となっています。
多くの人が観た映画であるにもかかわらずその多くが高評価なのに驚かされます。
実際の声はこんな感じ。
「君の名は 」は確かに後世に語り継がれる名作ですよねー
— たつや (@BUwL96NhbtYiX7U) 2019年7月6日
例えば「君の名は」とかいい作品だと思うけど正直突っ込みどころを見つけた瑣末な部分を小馬鹿にしたりした。けど子供が観たら大人になるまで忘れ得ない人生の名作になるかもしれないし、RADWIMPS初めて聴いたなら衝撃を受けて音楽家になる子供もいるかもしれないし
— ぽえーん (@Komatasan) 2019年7月11日
割と近かったから君の名は。の聖地巡礼してきたんだけどめちゃくちゃ綺麗で、今からここに隕石落下するから逃げろと叫ばれてもこの景色見ながら死ねるなら別にいいかなって思った pic.twitter.com/YVWncxnVS5
— ねぶかわ (@CHANMOMODAYO_) 2019年7月7日
君の名は聖地巡礼 須賀神社
海外の人らしき巡礼者も多くて未だ人気が高いことが伺える pic.twitter.com/N8BF1kKhuP— もちた (@mochita_Zero) 2019年7月13日
聖地巡礼もめちゃくちゃ流行りましたね!今でも訪れる人が多いそうです。
次は個人的感想です。
個人的感想
さて、ここからは個人的な感想を書いていきます。
本作は250億円を超える興行成績を叩き出したメガヒット作です。
勿論僕も公開時には映画館に足を運びました。
で、第一印象・・・うーん・・・そんなにいいか?
でした。
そしてその印象は今も変わっていません。
その理由は分かっています。
それは、本作の「中二病全開」な感じが個人的に受け付けないんですよ・・・。
確かに「結び」をテーマにしたストーリーは感動的ですし、組紐、口噛み酒、片割れ時を使ったタイムスリップものとしても上手くできてると思います。
また、全編を彩るRADWIMPSの楽曲は素晴らしいですし、東日本大震災を風化させないようにというメッセージを同じ1200年周期のティアマト彗星に込めたりと芸術性も高いと思います。
だけど、この映画全編から発せられる中二病感・・・これがいかんせん受け付けない。
登場人物の発想や行動、物語の展開の仕方がどうも中学生が考えそうな幼稚なものに思えてならないんです。
この映画に出てくる大体のことって中学生のときとかに妄想するやつですよね・・・その妄想をそのまま映画にしたような感じ。
特に冒頭から真ん中辺りまでは本当に酷い・・・。
でもこの中二病感こそが新海監督の最大の特徴なんですよね・・・。
本作の前の「言の葉の庭」も「秒速5センチメートル」も中二病全開でしたしね・・・個人的にユキノとか完全にヤバい人にしか見えなかったし・・・高1のタカオ相手に怖いよとしか思えなかった。
本作も基本的な路線は全く変わっていないんです。
正直、みつはにしても瀧にしても行動がいちいち気持ち悪かった・・・中二(笑)
でもだからこそ中高生にはリアルに響いたんだと思います。
そして、いつの時代もムーブメントを起こすのは若い世代です。
そこから広がり大人にも波及していった結果が250億というメガヒットに繋がったんだと思います。
中二病って悪い言い方ですが、言い換えればめちゃくちゃ綺麗で純粋ってことでもあるんです。
そういった純粋な気持ちって大人になっても皆どこかしらに持ってはいるものなんです。
そこにムーブメントとなった本作が入り込んできたんでしょう。
過去の新海監督作品に比べて本作は圧倒的に万人向けだったこともヒットの要因でしょう。
もちろん大人も含め多くの人が楽しめるものだと思います。
自分の良さを残しつつも売れるためにエンタメ性を最大限に追及、そして実際にヒットさせたのはさすがです。
実際、この中二病というオブラートの下にある本質は結構良いものな気がするんですけどね・・・ストーリーも分かりやすくて面白いものではありますし・・・でも、いかんせん中二病オブラートが厚い厚い(笑)
なので、個人的には「そんなにいいか?」ってことになっちゃうんです(笑)
作風が好みじゃないってことなんでしょね・・・。
それから、本作を語るうえで切っても切れないのがRADWIMPSによる楽曲ですよね。
これに関しては本当に素晴らしいと思います。
映画館で鳴り響くこれらの曲は本当に素晴らしかったと記憶しています。
で、そこで思うんです。
僕は、この映画のヒットの最大の要因はプロモーション戦略によるところだったんじゃないかと。
映画とRADWIMPSをセットでプロモーションをした結果がとんでもない相乗効果を生んだんじゃないかと。
勿論、映画も音楽もある程度素晴らしいものであることは最低条件ですが、このセット売りみたいな戦略によって一大旋風を巻き起こした感が当時を思い返すとあります。
250億っていったらもう社会現象レベルですからね・・・まぁジブリはさておいて、レオ様フィーバーの時もありのままゴリ押しの時も社会現象でした。
本作もそれに近い盛り上がり方でしたね!!
しかしこれが250億超えか・・・当時中高生で本作に夢中になった人たちが20年後にもう一度見返した時にどう思うのか・・・そんなことが若干気になったりもしますね。
ちょっと批判的な感想も書いてしまいましたが、中二病が個人的に受け付けないってだけで映画としてはまぁヒットも納得ではあります。
時代を変えるのは純粋で綺麗な気持ちから生まれるパワーだったりします。
個人的にはそんなパワーをまざまざと見せつけられた1作です。
次はBlu-ray/DVD情報です。
「君の名は。」をBlu-ray/DVDで観よう!
本作を購入するのであれば特典満載のスペシャル・エディションが圧倒的におススメです。
ブルーレイのみ更に特典が追加されたコレクターズ・エディションも発売されています。
次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法をご紹介します。
「君の名は。」を動画配信サービス/VODで視聴する方法
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