ターミネーター1作目のあらすじとネタバレ解説!製作費はB級映画並み!?お蔵入りになったエンディングとは?

映画「ターミネーター」は1984年公開のアメリカ映画です。

今や誰もが知るターミネーター・・・その記念すべき第1作目です。

ターミネーターといえば、アクション映画というイメージがあり、ターミネーター役のシュワちゃんのイメージがまず浮かぶと思います。

 

しかし!!

 

この1作目は全然違います。

 

本作はラブストーリーであり、映画で一番魅力的なのは、ターミネーターでもサラ・コナーでもなくカイル・リースなのです!

 

また、本作は80年代を代表するハリウッド映画でありながら、B旧映画並みの低予算で製作された作品でもあるんです!

 

この記事では、あらすじやネタバレ解説している他、低予算だったことについてや、お蔵入りになったエンディングについて、音楽について、続編についてなど様々な観点から本作の魅力に迫っています。

また、世間での評価や個人的感想、Blu-ray/DVD情報、動画配信サービス/VOD情報など盛り沢山の内容です。

 

この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。

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※本ページの情報は2019年11月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

 

では、まずはあらすじとネタバレ解説からです。

レッツ!!ムーヴィン!!!

ターミネーター1作目のあらすじとネタバレ解説

ここからは、本作をネタバレで解説していきます。

まずは、作品情報とキャストの解説からです!

作品情報とキャスト

映画「ターミネーター」は1984年公開のアメリカ映画です。

興行収入は7837万ドルとなっています。

ターミネーターシリーズの記念すべき1作目です。

 

スタッフ
監督 : ジェームズ・キャメロン
脚本 : ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード
製作 : ゲイル・アン・ハード
製作総指揮 : ジョン・デイリー、デレク・ギブソン
音楽 : ブラッド・フィーデル
キャスト(役名 : 俳優)
ターミネーター(T-800) : アーノルド・シュワルツェネッガー
カイル・リース : マイケル・ビーン
サラ・コナー : リンダ・ハミルトン
ピーター・シルバーマン : アール・ボーエン

 

本作の監督は巨匠ジェームズ・キャメロン監督です!

本作「ターミネーター」は、キャメロン監督にとっての出世作です。

 

以降は大ヒット作品を連発・・・「タイタニック」「アバター」では歴代世界興行収入ランキング1位を記録しています。

製作側に回ることも多く、監督作品は決して多くはありませんが、キャメロン監督の作品は1作1作が特大花火・・・面白い作品ばかりです!

映画界に与える影響も大きく、関わった作品は必ず話題になります。

まさにハリウッドの重鎮です!

 

本作はB級映画並みの低予算で製作されています。

なのにこのクオリティと面白さ!

これは監督としての力量がハンパないことを証明していますね!

 

キャストの方は、なんといってもアーノルド・シュワルツェネッガーですね!

ターミネーターといえばシュワちゃん!シュワちゃんといえばターミネーター!

アーノルド・シュワルツェネッガーにとって代名詞となるほどキャリア最大の当たり役です!

キャメロン監督同様、シュワちゃんにとっても本作は出世作となっています。

以降の活躍は周知のとおりですね!

 

そして、ターミネーターと言えばのもう一人・・・サラ・コナー役のリンダ・ハミルトン

こちらもサラ・コナーといえばリンダ・ハミルトン!リンダ・ハミルトンといえばサラ・コナー!

シリーズを通して重要人物であるサラ・コナーを完璧に演じていますね!

もちろん、リンダ・ハミルトンにとってターミネーターシリーズは代表作です。

他の映画に出ててもサラ・コナーにしか見えません(笑)

 

それからもう一人!

カイル・リース役のマイケル・ビーン

シュワちゃんやリンダ・ハミルトンに比べると知名度はグンと下がる印象ですが、本作でのマイケル・ビーンは本当にカッコイイ!!

おまけに演じるカイル・リースはターミネーターシリーズの中でも超重要人物!

もっとブレイクしても良かったんじゃないかと今となっては思います。

本作でのマイケル・ビーンはシュワちゃんやリンダ・ハミルトンを軽く凌駕しています!

実はマイケル・ビーンも主演扱いなんですよ!!

因みにマイケル・ビーンは、その後のキャメロン監督作品「アビス」「エイリアン2」にも出演しています。

本作は基本的にこの3人を中心に進行していく物語です。

次はあらすじです。

あらすじ

1984年LA。

未来で繰り広げられている人類VS機械の果てしない闘い。機械軍は人類のリーダーであるジョン・コナーを歴史から消すべく1984年のロスへ冷徹無比の殺人機ターミネーターを送り込んだ。目的は、いずれジョンを産むことになるサラ・コナーの抹殺。平凡な女子学生であるサラの前に姿を見せる黒づくめの殺人機。だがその時、彼女を守るために一人の男が現れた。男の名はカイル・リース。ジョン・コナーの命を受け、未来からやって来た戦士であった。

Yahoo!映画より引用 : https://movies.yahoo.co.jp/movie/13522/story/

 

次はポイント解説です。

ここがポイント!!ネタバレ解説

ここからは本作をポイントごとに解説していきます。

基本設定

本作の基本設定を簡単に言うと・・・

 

2029年の未来、意思を持った人工知能「スカイネット」が指揮する機械軍によって、人類は絶滅寸前・・・その人類の窮地を救ったのが指導者ジョン・コナー

こりゃヤベーってんで、機械軍はタイムマシンで過去にターミネーター(シュワちゃん)を送り込みます。

ジョン・コナーが生まれる前に過去に行って母親サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を殺してしまえ作戦ですね!

冷静に考えると結構ズルい作戦(笑)

で、それを阻止するために人類も未来からカイル・リース(マイケル・ビーン)を送り込みます。

1984年の現代で、未来から来たターミネーターとカイル・リースがサラ・コナーをめぐって激しく戦う物語なんですね!

ジョン・コナー

未来の指導者ジョン・コナー・・・母はサラ・コナー、父はカイル・リースです。

つまり、1984年の現代に生きるサラ・コナーと2029年の未来からタイムスリップしてきたカイル・リースとの間に生まれた子がジョン・コナーです。

ジョンは、未来でカイル・リースが自分の父になることを知っていて、過去にカイル・リースを送るのです。

しかし、カイルは自分がジョンの父親だと最後まで知ることはありませ・・・ここが本作の切ないところ!

正確には、カイルは自ら志願して過去にタイムスリップしていますが、ジョンはサラ・コナーの写真をカイルにあげたりしていますので、そうなるように仕向けたのかもしれませんね。

因みに、その辺りの未来での出来事は「ターミネーター4」で描かれています。

「ターミネーター4」を観てから本作を観ると、また違った角度から観れて激アツです!

ターミネーター

本作でシュワちゃんが演じるターミネーター・・・シリーズ全作品に登場するシリーズの顔ですね!

本作でシュワちゃんが演じているのはT-800という種類のターミネーターです。

スカイネットによって2018年に試作され、2026年に量産が開始された人間抹殺用のアンドロイドです。

中身は機械ですが、見た目は人間で皮膚や筋肉もあり、血液も流れているという優れもの!!

よって人間には全く見分けがつきませんが、何故か犬だけは見分けられるという(笑)

ターミネーターが近づいてくると犬はワンワン吠えだします(笑)

基本的に機械なので、皮膚等は損傷しても全く問題ないという無敵野郎です!

当然、感情なんかありません!

ターミネーターについては細かな設定が色々あるようですが、映画を観る分には「ターミネーターは強い」くらい分かっていれば問題ないので、ここでは省きますね(笑)

興味があったら調べてみるのもありですね!

本作のターミネーターは、サラ・コナーを執拗に狙ってくる殺人マシーン。

また、革ジャンにグラサンに銃にバイクと、ターミネーターといえばみんなが想像する姿がもう確立されているのも何気に凄いところ!

シリーズを通して放たれる名言「I’ll be back !!」もこの1作目から登場していますし、基本的な部分は1作目で完璧に近い形で表現されていますね!

 

因みに、このT-800を演じたアーノルド・シュワルツェネッガー・・・もともとはカイル・リース役での出演を希望していたそう。

しかし、ジェームズ・キャメロン監督は、アーノルド・シュワルツェネッガーと会った際、「ターミネーター役は、シュワ!お前しかいない!」(多分、こうは言っていない笑)と確信したようです!

シュワちゃんに会うまでは、別の人物をターミネーター役に考えていたそうですが、この決断によりシュワちゃんは一躍ハリウッドスターになり、作品も大成功を収めます。

この辺のエピソードはさすがキャメロン監督ですね!

サラ・コナー

シュワちゃんのターミネーター並に人気なのが、リンダ・ハミルトンが演じるサラ・コナー

サラ・コナーは未来の指導者ジョンの母親ということでターミネーターに命を狙われます。

シリーズを通して重要人物として描かれます。

本作でのサラ・コナーはごくごく普通の若者!!

特に序盤なんてラブコメかってくらい普通の若者・・・時代性もあってなんならパリピ状態。

「ターミネーター2」での変わりようからは想像もできないお姿(笑)

しかし、徐々に「強いサラ・コナー」の片鱗を見せていき、ラストでは別人になったかのような展開・・・今でこそ強い女性が主人公の映画は珍しくありませんが、当時は画期的だったのではないでしょうか?

カイル・リース

ターミネーターと言えば、シュワちゃんのT-800やサラ・コナーに注目が集まりがちですが、実はマイケル・ビーン演じるカイル・リースこそが本作で一番輝いていると思っているのは僕だけではないでしょう!

もう最高です!

いちいちカッコいい!!

服を盗むシーンで靴を自分の足と比べるところとか、ロングコートの襟を立てたりとか、サラに噛まれた時の表情とか・・・細かい演技が特に光っていると個人的には思います。

また、未来でジョン・コナーにサラ・コナーの写真をもらい、会ったこともない人にずっと恋をしていたという設定も感動的。

人類の未来を守るために未来からやってきたカイルですが、カイルにとっては愛する人を守るためにやって来たと同義なのです・・・だからより感動するんですね!

サラとカイルのラブストーリー

本作はサラとカイルのラブストーリーでもあります。

終盤、モーテルで一夜を共にする2人・・・カイルはサラに思いを告げます。

サラいわく、「一生分愛し合った」というこの一夜・・・。

そしてベッドシーンなのですが、こんなにも意味のあるベッドシーンは映画史の中でも少ないんじゃないかと思うほど重要なベッドシーン。

カイルにとっては、未来にいた時から思い続けてきた女性との一夜であり、サラにとっては人生で最良の瞬間である一夜・・・もちろんカイルにとっても人生最良の一夜だったことでしょう!

 

そして、この日があったからジョン・コナーは誕生したんです。

 

ただ、カイルが死んでしまうシーン・・・サラとの別れがちょっとあっけなくて残念かなぁと個人的には思います。

そこは大仰に泣かせにきてほしかったけど・・・。

まぁ、でもあっけない別れだからこそ、あのモーテルでの一夜が美しいものに見えるのかもしれませんね!

精神科医シルバーマン

カイルが警察に捕まった時に尋問を担当する精神科医のシルバーマン先生。

このシルバーマンもシリーズ3作目まで毎回登場する名物キャラとしてお馴染みになりましたね!

毎回、チョイ役ではあるんですが、いい味出してます。

結末

最終的に、サラがターミネーターをプレス機で押しつぶして倒します。

カイルはターミネーターとの戦いで死亡。

危機は一旦は去ります。

そして、荒野を車で走るサラ・・・お腹の中にはジョンが既にいます。

テープにこれまでの出来事を記録していくサラ。

立ち寄ったガソリンスタンドで、ふいに子供に写真を撮られます・・・その写真を4ドルで買うサラ。

 

この時の写真こそが、未来でジョン・コナーがカイルにあげる写真だったのです!!

 

カイルは、ジョンにもらったサラの写真で恋に落ち、過去へ行くことを志願したと物語の中盤で語っていましたよね?

未来の描写ではその写真も出てきていました。

伏線を見事に回収して終わるという・・・とても感動的なラストシーンです。

戦士のような風貌になったサラ・・・。

 

「嵐がくるって」

 

「分かってるわ」

 

来るべき戦いに向かう決意・・・そんなラストで本作は幕を閉じます。

続編を匂わすような絶妙なラストシーンが最高ですね!

 

以上がポイント解説でした。

次はお蔵入りになったエンディングについてです。



お蔵入りとなったエンディング

本作にはお蔵入りになったエンディングがあります。

なんでも俳優の演技が気に入らないとのことでキャメロン監督がボツにして撮り直したそう。

 

お蔵入りになったエンディングでは、破壊されたT-800のマイコンチップを技術者が回収するシーンがあったり、最後の戦いを繰り広げた場所がサイバーダイン社であったりと、より続編を強く匂わす描写になっていたそうです。

 

その映像はBlu-rayやDVDの特典映像でも観ることができます。

特典映像では、他にもサイバーダイン社の爆破をサラが提案するシーンなど見所満載です。

 

次は製作費についてです。

製作費はB級映画並み!?

本作の興行収入は7830万ドルと当時としては大ヒット。

また、その後のターミネーターの影響力を考えれば、とてつもないヒット作です。

にもかかわらず、製作費はなんとたったの640万ドル!!!

しかも、群像劇ならまだしも、バリバリのSFアクション大作ですからね!!

今では考えられませんね!

 

因みに本作が公開された1984年の興行収入ランキング1位は「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」で興行収入3.331億ドルに対し製作費2800万ドルとなっています。

現在の感覚で考えるとこちらも低予算に思えますね。

 

現在とは製作にかけられる予算の規模自体が違うとはいえ、「ターミネーター」は明らかに低予算ですね。

 

インディジョーンズで2800万ドルか・・・。

この頃の大作映画は1000万ドル~3000万ドルくらいの製作費で製作されたものが多いですね。

現在では製作費が1億ドルを越える作品も珍しくありませんが、こういった映画とお金の歴史に触れると、お金をかければ名作ができるわけじゃないことを痛感してしまいますね。

時代性もありますので、一概には言えませんが・・・。

ただ、「ターミネーター」が低予算で作られた素晴らしい映画だということは間違いないと思います。

 

次はテーマ曲についてです。

映画史に残るテーマ曲

ダダン、ダン、ダ、ダン・・・ダダン、ダン、ダ、ダン・・・

ターミネーターといえば誰もが思い浮かべるテーマ曲!

映画史に残る名曲ももちろん1作目から登場します。

 

作曲はブラッド・フィーデル

 

ブラッド・フィーデルは、ダリル・ホール&ジョン・オーツのサポートキーボード奏者として活動した後に、ジェームズ・キャメロン監督の要請を受けて本作の音楽を担当しました。

本作の音楽は、フェアライトCMIというキーボードで作曲されています。

 

もちろん本作のテーマ曲は彼にとって代表曲!

この曲が流れると「あ、ターミネーターだな!」って感じで見事に作品にマッチしています!素晴らしい楽曲ですね!

サントラにも当然収録されています。

 

次は続編についてです。

続編について

ターミネーターシリーズは2019年現在、最新作「ターミネーター・ニュー・フェイト」まで6作品が公開されています。

何気に複雑な事情を経て続編が製作されてきたシリーズですので、色々混乱しますよね(笑)

シリーズの公開順や時系列は別に記事を用意しましたので、そちらから確認してください!

 

次は世間での評価や個人的な感想です。



評価と感想

ここからは世間での評価や個人的な感想を書いていきます。

世間での評価

本作の世間での評価は5点満点中4.4点(Yahoo!映画)となっています。

かなりの高評価ですね!

ターミネーターシリーズの中でも2作目の「ターミネーター2」と人気を二分する程です!

実際の声はこんな感じ。

次は個人的な感想です。

個人的感想

ここからは個人的な感想を書いていきます。

個人的にターミネーターシリーズは大好きなシリーズです。

ターミネーターといえば2作目が有名ですし、2がもっともヒットした作品です。実際に、2の出来は素晴らしい・・・ですが、映画としては1は2以上の出来であると個人的には思っています。

 

まず、設定の秀逸さ!

 

未来の指導者ジョン・コナーの母サラを殺すために未来からターミネーターがやってくる・・・しかも、それを阻止するために同じく未来からカイル・リースがやってくる・・・もう面白過ぎるでしょ!

 

カイルとサラのラブストーリーも完璧です。

 

未来でサラの写真をジョンにもらい、会ったこともないサラに恋をしていたカイル・・・時空を超えて恋に落ち、そして結ばれる2人に感動。

しかも、未来のジョンはカイルが自分の父親だと分かっていながら何も言わずに写真を渡しています。

 

いい話だなぁ~って単純に思います。

 

しかも、後半のカイルとサラとベッドシーン。

 

これほどまでに意味のあるベッドシーンが他にあるでしょうか?

ジョンの父がカイルだったと判明するラストシーンに向けた大きな大きな伏線ですね。

 

また、カイルが語る未来の様子で、伏線を沢山張っている点も見逃せません!

例えば、カイルがサラにジョンのことを話すシーン!

 

「背は僕と同じ、目は君に似ている」

「彼の為なら死ねる」

「ジョンの父親のことはよく知らないが戦争前に死ぬ」

 

完全にカイルが父親であると示唆したものです。

こういった伏線が一気に回収されるラストは本当に素晴らしい!!

 

あ、そうそう!!

 

カイルは自分がジョンの父親だと知らないまま死にます。

 

これ、超重要!!

 

例えば、シリーズを2作目から観た人は、カイルがジョンの父親だと知っていますよね?

でも、本作ではそれが大きなネタバレになっているんですね。

2から観た人は、もう一度、「カイルは自分がジョンの父親だと知らない」ということを念頭にもう一度観てみて下さい!

そう考えるともうめちゃくちゃ切ないラブストーリーです!!

カイルとサラのラブストーリーはじめ、本作は基本的にストーリーが素晴らしいんですよね~。

しかも、そのストーリーの秀逸さがさりげない!

他にも、歴史を変えるためにターミネーターはやってくるのですが、それをカイルが阻止することによって、結果、タイムパラドックスは起きず、核戦争が起きて機械が人間を支配する未来がやってくる・・・実は本作での出来事によって未来は何も変わらない点は意外に見過ごしがちですね。

ラストのラスト・・・「嵐がやってくる」、「知ってるわ」の下りで、回想シーンで登場する過酷な未来は何一つ変わっていないことに思わずハッとさせられます。

カイルが話した通りの未来がやってくるのです。

まぁ、サラを守るよりサイバーダインを壊滅させた方が未来を救えるとは思うのですが(笑)

それを言ってしまったらおしまいなので・・・。

 

低予算で製作されたために大掛かりな演出は皆無です。

しかし、ストーリーの面白さや秀逸さでここまで素晴らしい作品になるんです!!

ストーリーが面白いことで多少の映像のショボさも気になりません。

その辺はさすがジェームズ・キャメロン監督ですね!

 

低予算で面白い映画作れる人は本当に腕のある監督だと個人的に思っています。

 

ジェームズ・キャメロン監督は、その後、「ターミネーター2」、「エイリアン2」、「タイタニック」、「アバター」など監督作品は軒並み大ヒットを記録しますが、そのヒットが偶然じゃないことを本作が証明していると思います。

 

現代で言ったら、ソウシリーズや死霊館シリーズの生みの親ジェームズ・ワン監督、「インターステラー」、ダークナイト三部作などのクリストファー・ノーラン監督なんかがそうですね。

どちらの監督も最初は低予算で作品をヒットさせています。

 

さて、キャスト陣についても感想を!

多くの人にとってターミネーターといえばシュワちゃんであり、リンダ・ハミルトンだと思います。

 

しかし!!

 

本作で一番輝いているのはカイル・リースを演じたマイケル・ビーンで間違いありません!!

 

もうめちゃくちゃカッコいい!!

演じるカイル・リースもめちゃくちゃ魅力的な人物です!

カイル・リースの仕草や人柄、未来から来た目的、話す内容、サラへの思い、そして全てのセリフが本当にどれをとっても素敵すぎるんですよ!!

ターミネーター1はカイル・リースの物語であるといっていいくらい!!

なのに多くの人の記憶に残っていないのが本当に残念でなりません!

まぁ、それだけシュワちゃんのターミネーターが残したインパクトが大きかったということですけどね!!

マイケル・ビーンがその後に大きなヒット作を出せなかったのも原因かもしれませんが・・・それをいったらリンダ・ハミルトンもターミネーターシリーズ以外に大きなヒットはありませんしね・・・。

いずれにせよ、本作はカイル・リースの映画だと個人的には思います。

 

そして、本作は次作「ターミネーター2」の壮大な前振りとしても機能しています。

その辺の話は「ターミネーター2」の記事に書きますね!

本作は、映画としてもシリーズの1作目としても素晴らしい1本だと思います。

 

個人的満足度

 

次はBlu-ray/DVD情報です。

ターミネーターをBlu-ray/DVDで観よう!

この記事でも触れたようにBlu-ray/DVDには未公開シーンやお蔵入りとなったエンディングが収録されています。

 

次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法です。

ターミネーターを動画配信サービス/VODで視聴する方法

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