映画「ファイナルデスティネーション」は2000年公開のアメリカ映画です。
本作は、主人公の予知によって「死」を免れた人々が次々に「死」に襲われるというなんとも斬新なアイディアが人気のホラーシリーズの記念すべき1作目です。
もうストーリーなんてあってないようなもの・・・ただ順番に人が死んでいくだけの映画です・・・しかし、そのピタゴラ装置的な死に方や順番に死んでいくという設定にハマる人続出(笑)
完全に設定とアイディア勝ちの映画です!
シリーズの定番となる構成も既に本作で確立されています。
よって、本作を楽しめなかった人は続編も同じように楽しめません(笑)
「1は嫌いだけど2は好き」って人はレアですし、「3からは面白い」なんて言う人もまずいません・・・「シリーズ全部好き」か「シリーズ全部嫌い」か「シリーズの途中で飽きた」かの3パターンしかないのです(笑)
そんなシリーズの入り口となるのが本作なのです。
また、ファイナルデッドシリーズといえば、お決まりのエンディングも毎回驚かせてくれますよね?勿論、1作目の本作からその流れは完全に出来上がっています。
しかし、このエンディング、実は当初は全く別のエンディングだったのをご存知でしょうか?
この記事ではあらすじや解説は勿論、幻となったエンディングについても触れています。また、世間での評価や個人的感想、Blu-ray/DVD情報、VOD情報など盛りだくさんの内容です。
是非最後まで楽しんで下さい。
この記事は基本的にネタバレ全開です。まだ観ていない方は先に動画配信サービスで観ることをおススメします。
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では早速ネタバレ解説いってみましょう!!
レッツ!!ムーヴィン!!!
もくじ
ファイナルデスティネーションのネタバレ解説!
ここからは本作をネタバレで解説していきます。
まずは作品情報とキャストから。
作品情報とキャスト
映画「ファイナルデスティネーション」は2000年公開のアメリカ映画です。
興行収入は1.129億ドルとなっています。
脚本 : グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン、ジェフリー・レディック
製作 : グレン・モーガン、クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド
製作総指揮 : リチャード・ブレナー、ブライアン・ウィッテン
音楽 : シャーリー・ウォーカー
クレア・リバース : アリ・ラーター
カーター・ホートン : カー・スミス
ウィリアム・ブラッドワース : トニー・トッド
ヴァレリー・ルートン : クリステン・クローク
ビリー・ヒッチコック : ショーン・ウィリアム・スコット
テリー・チェイニー : アマンダ・デトマー
トッド・ワグナー : チャド・ドネッラ
他
本作の監督は「Xファイル」や「ミレニアム」といったテレビシリーズの監督・脚本を勤めたことで知られるジェームズ・ウォン。
それよりなによりジェームズ・ウォンといえば、あの世紀の大傑作アニメ「ドラゴンボール」を実写化し、世紀の駄作「DRAGONBALL EVOLUTION」を作り上げた監督として有名(笑)
本作はそんなジェームズ・ウォンにとって初めての長編映画作品となっています。
キャスト陣にこれといった大物はいませんが、クレアをアリ・ラーターは本作の後にテレビドラマ「HEROS」で人気になり、あのバイオハザードシリーズではクレア役としてシリーズ3作品に出演しています。
とはいえ、何とも言えないB級感がキャスト陣からも漂っていますね(笑)
因みにトニー・トッドが演じる不気味な葬儀屋ウィリアム・ブラッドワースはファイナルデスティネーションシリーズの名物キャラとなっていきます。
次はあらすじです。
あらすじ
パリに向かう高校の修学旅行で、飛行機に乗ろうとするアレックス・ブラウニング(デヴォン・サワ)は、得体の知れぬ恐怖を覚える。搭乗後、飛行機が爆発するという直感でパニックになった彼は、結局クレア・リバース(アリ・ラーター)、カーター・ホートン(カー・スミス)ら5人のクラスメートと一緒に機内からつまみ出されてしまう。ところが離陸した飛行機を見送るその目の前で悲劇が発生、死の予感はやはり本物だったのだ。だが一度は死を免れたものの、恐怖はここからが本番だった。“運命”に1人また1人と追い詰められ、やがて、生き残った5人は悟る。死から逃げ切ることなど、絶対に不可能だということを。
公式サイトより引用 : https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=3146
次は本作をポイントごとに解説していきます。
ここがポイント!!ネタバレ解説
ここからは本作をポイントごとに解説していこうと思います。
以後、シリーズの定番となる展開
本作の基本的な流れは、主人公が飛行機事故を予感し事故を免れるところから始まります。
そして、この事故を免れた人たちが次々に死んでいく・・・しかも本来飛行機事故で死ぬはずだった順番通りに死んでいきます。
基本はこれだけです。
本作はファイナルデッドシリーズの1作目ですが、この「死の予感→死を免れる→死を免れたことによって死に追われる」という基本設定はシリーズを通して一貫して守られることになります。
死ぬ順番
本作で「死」を免れた登場人物達は本来死ぬはずだった順番通りに死んでいきます。
本来の死ぬ順番は以下の通りです。
トッド・ワグナー→テリー・チェイニー→ヴァレリー・ルートン→カーター・ホートン→ビリー・ヒッチコック→クレア・リバース→アレックス・ブラウニング
この順番で命が狙われていきます。
しかし、途中であるルールが判明します。
「死」に狙われた人がそれを回避すると、順番が次の人に移るというもの。
このルールによって4番目に死ぬはずだったカーター・ホートンは「死」を1度は回避しています。まぁ、最終的にはアレックスの身代わりになって死んでしまうのですが・・・。
また、同様のルールの適用でアレックスに助けられたクレアとカーターに身代わりになってもらったアレックスは生き残っています。
実際に死んだ順番はこうです。
トッド・ワグナー(バスタブでワイヤー)→テリー・チェイニー(バスに轢かれる)→ヴァレリー・ルートン(家が火事、包丁刺さって、家具の下敷き)→ビリー・ヒッチコック(鋭利な破片で顔を切断)→カーター・ホートン(パリで看板の下敷きに。アレックスの代わりに死んだ)
クレア・リバース、アレックス・ブラウニングは生き残りました。
本作で判明した死のルール
本作で判明した「死」のルールはシリーズを通して適用されることになります。
シリーズを重ねると新たなルールが追加されますが、本作で判明しているルールは以下の通り。
- 死を免れると元々の死の順番で死が襲ってくる(基本設定)
- 順番に襲ってくる「死」を逃れると順番は次の人に回る
基本設定含め本作ではこの2点がルールとなっています。
「死」を逃れても順番がもう一度回って来るかどうかは本作では不明のまま終わります。
そもそもストーリーなんてない
本作には「死」が襲ってくるという基本的なルール以外にストーリーと呼べる深い人間ドラマなどは殆どありません(笑)
単純に順番に襲われて死んでいくだけの映画です(笑)
死に方はピタゴラ装置的というか、偶然が偶然を呼ぶというか・・・まぁどのみち無理やり感がすごい(笑)
怖いと言えば怖いですが、ギャグと言えばギャグです・・・。
以上が解説です。
次は幻となったもう一つのエンディングについてです。
幻の別エンディングとは?
本作にはボツとなった幻のエンディングがあるのをご存知でしょうか?
幻となったエンディングでは、アレックスはクレアを救うため高圧電線を握り締めて火だるまになり死亡します。そして時は移り、クレアが飛行機の離陸時刻だった9時25分に男児を出産、アレックスと命名。カーター・ホートンも生き残る・・・。これが幻のエンディングです。
このエンディングで映画は完成していたのですが、試写会で不評だったためにエンディングを変更して撮り直したそうです。
この幻となったエンディングはBlu-ray/DVDに特典映像として収録されています。
正直、どっちでもいい気がしますが・・・映画の最後の最後で誰かが死ぬ展開はシリーズの定番となっていくので、撮り直しは正解だったかもしれませんね!
次は続編についてです。
続編について
本作はファイナルデッドシリーズの1作目です。どこから観ても全然大丈夫なのですが、ストーリー的に繋がっている部分もありますので、是非順番に観ることをオススメします。
僕は「ファイナルデッドシリーズ」と呼んでいますが、「ファイナルデスティネーションシリーズ」や「ファイナルシリーズ」と言う人もいますね!まぁ、好きなように呼んでください(笑)
シリーズの順番は以下の通りです。
- ファイナルデスティネーション
- デッドコースター
- ファイナル・デッドコースター
- ファイナル・デッドサーキット 3D
- ファイナル・デッドブリッジ
時系列や紛らわしい類似作品などを解説した記事もご用意しましたので、良かったら合わせて読んでみて下さい。
次は世間での評価や個人的感想です。
評価と感想
ここからは世間での評価や個人的感想を書いていきます。
まずは世間での評価から。
世間での評価
本作の世間での評価は5点満点中3.6点(Yahoo!映画)となっています。
この手のホラーにしてはなかなか高得点です。
実際の声はこんな感じ。
ファイナルデスティネーションとかホステルとかムカデ人間とか、そりゃ退屈はしませんよ。ただあれを見て「わー、何てホラー映画は可能性があるんだ。将来ホラー映画作るぞ」って思う人どれだけいるんでしょう。「ゾンビ」や「ハロウィン」を見てそう思った人は残酷描写だけでなく他の部分も見えたはず
— 沙さ綺ゆがみ (@376Yugami376) 2019年1月26日
とりあえず1作目ファイナルデスティネーション鑑賞。飛行機乗りたくない...でも乗った方がマシなレベルで死が追いかけてくるのも嫌ぁ!!😭
逃げられない死のピタゴラスイッチがもぅいちいちやめてーーー!ってなる。
疲れたからご飯食べてから次を観たいけど食欲ない.... pic.twitter.com/trFhJitcBm— ろめお (@rkjzj_romeo) 2018年6月8日
最近観た「ファイナルデスティネーション」と続編「デッドコースター」。
けっこう面白かったです。一言で言うと死のピタゴラスイッチ。なんだかわからん力で死ぬ運命に決まった数人の男女がどうあがいてもあの手この手で上~手に殺されるんです。ホラーと言うよりギャグです。お薦めはしません(笑) pic.twitter.com/3Y6ltvLxi3— 幸村誠 (@makotoyukimura) 2017年7月26日
綿棒使う度に「ファイナルデスティネーションなら死んでる」って思うのやめたい(*´∀`*)
— 柿本悠理 (@kaki_yu) 2017年6月21日
次は個人的感想です。
個人的感想
ここからは個人的な感想を書いていきます。
いやぁ~夏なのでホラーだろってことで、久しぶりにファイナルデッドシリーズなんぞを観返してみましたよ(笑)
個人的にグロいホラーやスプラッター系は苦手なんですけど、このシリーズは映像がショボいのと、「んな、アホな!!」的な展開でなんとなくコメディを見ているような感覚で観れるのが良いですね!!
やっぱり、ホラーには適度なコメディ要素が必要だと思います。
で、シリーズ1作目となった本作。
もう完全にシリーズの基盤を確立しているのが凄いですね!!
もう2以降は完全に本作の焼き直し焼き直し焼き直しですからね・・・そういった意味ではやはりシリーズ最初の作品は特別ですね。
ストーリーはこれといって特別な展開もないので、解説とか感想とか書きづらい作品ではあります(笑)
でもその「内容のなさ」も本作の魅力の一つだと個人的には思います。
要は遊園地のアトラクションと同じなんです。
ただ目の前のことを楽しめばいいだけなんです(笑)
ピタゴラ装置的に「死」が迫ってくる様子を見て「あーーー!あぶないーーーー!」って言いながら楽しむ映画ですね。
そして、観た後は必ず自分にもそんなことが起きるんじゃないかと想像してしまうのです・・・(笑)
もうそれでOKでしょう!!
最高のエンターテイメントホラーだと思います。
大人が1人で観るにはバカバカしいですが、中高生が友達と集まって観るにはうってつけの映画だと思います。
個人的には映画の冒頭のアレックスの部屋にバックチェリーというバンドのポスターが貼ってあったのがツボでした!!
本作を初めて観たのも高校時代、その時好きだったバックチェリーというバンド・・・なんとなく懐かしい感情が湧き上がってきました。まぁ、これは完全に個人的にですけどね(笑)
ていう感じで、誰にも共感されないであろうことも書いていかなきゃならないほど内容がない映画なんですよ(笑)
でも観るに堪えない一歩手前でなんとかバランスを取っているのが、本作がヒットした要因なのではないでしょうか?
アイディアもよくよく考えると割と斬新ですしね!!
シリーズは本作をスタートに今のところ5作が製作されています。
そして何やら新作製作の噂もあります。なんだかんだ公開されたら観ちゃうんだろーな(笑)
個人的満足度
以上が個人的感想でした。
次はBlu-ray/DVD情報です。
ファイナルデスティネーションをBlu-ray/DVDで観よう!
前述の通り、本作のBlu-ray/DVDにはボツになった幻のエンディングが収録されています。
是非見比べてみて下さい。
シリーズ3弾までを一気に観れるBOXセットもあります。
次は本作を動画配信サービス/VODで視聴する方法をご紹介します。
ファイナルデスティネーションを動画配信サービス/VODで視聴する方法
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